「世にも奇妙な物語 23年夏の特別編」を観て

 皆様、こんばんは。TOSHIXXXです。

 割と涼しい日が続いて今年はまさかの冷夏!?とも思いましたが、どうしてどうして。今週末からいつもの猛暑(>_<)。ワタクシも冬用カーペットをしまって、夏用のい草バージョンにようやくチェンジいたしました。

 猛暑には納涼。ということで、今やすっかり夏放送が定着した我らが奇妙。それでは早速、各話の感想をアップしたいと思います!

 

 

1.お姫様クラブ(主演:鈴木保奈美

 トップバッターは27年振りの出演となる鈴木保奈美さん。女優復帰後はホント、大活躍されてますよね~。

 お姫様クラブって、奇妙な世界とは何も関係なく(松尾貴史さんだけ不老不死っぽかったですが)これはさすがに世にも奇妙な物語と言えないのでは・・・そう感じてしまいましたね(>_<)。

 まあ、ある意味お姫様クラブをホストクラブとすると、実録NHKスペシャルとなるかもですね(苦笑)。

2.小林家ワンダーランド(主演:中川大志

 設定が奇妙だけど、怖くない話。この話は多分、その系統なんでしょうけど、第1話に続いて別に奇妙でもないし。今回は本当にどうしてしまったんでしょうか・・・。

 ひとまず、小林家ワンダーランド、アトラクションがショボいですよね。あのメニューで、5,000円はないでしょ。再来年の大阪万博でも7,500円でっせ( ゚Д゚)。

 一時繁盛したこと自体奇跡!なんですけど、飽きられてからの巻き返し。最後は中川さんがまさかの人身御供に・・・。

 オチは確かにバッドエンドだったんですけど、そこまでが正直スベリまくっていたのであまりに唐突過ぎて(涙)。このオチなら、もう少し途中で不穏な伏線も貼っとかないと、訳ワカメですよね~。 

3.視線(主演:池田エライザ

 池田エライザさん、初めて本格的に演技してるの観ましたが中々でしたね。

 自分を皆が注視しているように錯覚する(できる?)不思議な目薬。通行人全てに見られる映像は実にシュール。うんうん、これですよ。ようやく奇妙らしい設定が出てきてホッとしました。

 最初は混乱していたエライザさんも段々とその錯覚が快感に。特に優秀な姉を事故で亡くした時からずっと視線を合わせてくれなかった、母親の視線を取り戻せた瞬間は本当に切なくて。

 目薬が無くなり、ようやく取り戻せた母の視線を再び、失うはずが・・・。目を逸らしていたのは母も負い目を感じていたからだった。錯覚が、ようやく親子の溝を埋めることが出来た。

 まあ流石にこのままの感動系ラストでは終らないだろうと思ったら、お約束のバッド・エンド。自身が殺される時に衆人から向けられたのは本当の注目。

 ワタクシのような往年のコアなファンの皆様は、久々に古き良き奇妙な物語が観れて嬉しかったのでは。まあ今回は満場一致でこの作品が№1の評価になりそうですね~。

4.虹(主演:西畑大吾

 終始流れ続けるショパンのBGMが良かった。ただこれでかなり感動補正されてた気が・・・。人生はロードムービーのような物。そういうメッセージだったのかな。何か無駄遣い感半端なかった奥田瑛士さん、お疲れ様でした!!

 

 ・・・皆様の感想はいかがだったでしょうか。う~ん、これはもう江戸幕府大政奉還と言いますか、もうこの伝統あるシリーズも流石に打ち切った方がいいかと。

 例えるなら面倒くさい、マンネリまくりのカビの生えた社内の年中行事。制作陣のやっつけ感が、ハンパないです、近年は(涙)。

  脚本家の皆さんもきっとこの奇妙というコンセプトがもはや重荷になってて、いいモノが作れないんだろうな・・・。正に断末魔の末期症状。悲しいですが、そう感じてしまいました( ;∀;)。

 昨年の秋で実に6%台まで大きく視聴率が落ち込みましたが、今回もきっと散々な結果に終わることでしょう。

 恐らくタモリさんが数年後に引退されたら、この番組も幕を閉じるのでは・・・。今回のタモリさん、不謹慎かもしれませんが平成上皇並みにお年を召された気がしました(*_*)。

 だからこそ、終わりが近いからこそ(今回は予告が無かったですが)次の秋の特別編もしっかり見届ける。ここまで来たら、その姿勢だけは捨てずに皆で進んでいきましょう!!

 それでは今夜はこの辺で。皆様、素敵な悪夢を👿