「4つの不思議なストーリー~超常ミステリードラマSP」を観て

 皆様、こんにちは。TOSHIXXXです。

 ステイホームが続く中、ワタクシは毎年楽しみにしている「アタック25 グランドチャンピオン大会」を観ながら昼食をいただく予定ですが、そのすぐ後から競馬ファンにとっては今年最後のお楽しみ、有馬記念が開催されますよね🐎。

 今年は記録ずくめの一年で、本当に盛り上がりましたよね~(*^^*)。

 今では松坂桃李さん達が登場するJRAのCMもすっかりお馴染みになりましたが、そのJRAが「ほん怖」こと「本当にあった怖い話」の制作陣とまさかのコラボ!!一夜限りのオムニバスストーリー集が、昨夜放送されました(*´Д`)。

 今日はその感想をアップしたいと思います!

 

 

1.はじめに

 「ほん怖」こと「本当にあった怖い話」。

 我らが奇妙こと「世にも奇妙な物語」に比べるとやや地味な存在ですが、こちらも既に放送から20年が経過している長寿シリーズ。根強いファンの方に支えられているんですよね( ゚Д゚)。

 ワタクシはですね、正直ガチの怪談物は苦手で(笑)ほとんど観てないんですが、今回はPOPなJRAのシリーズCMの皆様と絶妙のブレンド!!

 苦くて飲めなかったブラックコーヒーが甘いカフェオレになったような、そんな和製クリスマス・キャロルになりましたよね(*^^*)。

 それでは、各話の感想を簡単に☟

2.「冬の奇跡」(主演:土屋太鳳)

 一応、「ほん怖」の直系ですから実話を元にした作品(!)ということになっておりまして。その観点で云えば、この作品が一番リアリティがありましたね。

 最後にガチで石野真子さんが幽霊で出てきてしまいますが(中々の幽霊メイクでございましたよ!)、レストラン勤務の夢破れ、弁当屋で働いている愛娘の土屋さんのお弁当を毎日チェックしていた日記帳には泣かされましたね。

 弁当屋でも料理の道であることには変わりない、これからも頑張れ!!とのエール。これこそが、本当の親心ですよね(*^^*)。

 感動系で良かったんですが、改めて主演になると土屋さんの演技力がまだまだかなと。ついでに云えば弟役の方の演技力も更に微妙でいわゆる学芸会モード(>_<)。そこだけが残念でございました。

3.「最後の買物」(主演:中川大志

 モノには命が宿る。特に我々日本人には馴染みの深い感覚でございます。

 小野武彦さんの魂(幽体離脱?)が、フリマでバイトしていた中川さんに巨大なタヌキの置物を買いに来たことで始まるミステリー。

 下見の際はいまわの際で、購入した朝に死去。タヌキを自宅に届けた中川さんがラストでその事実を知るという展開でした。

 まあこれは霊系の話ではお約束ともいえる展開で、最近コメディ路線が本当に板についてきた中川さんの好演も光りました。

 ただ個人的には、中川さんと最後に映画館デートすることになった大学の同級生。あんな美人で性格も良さそうな子がフリーでいる訳がない!

 若かりし頃を思い出しながら、その点がワタクシにとっては最大の超常現象でございました(笑)。

 

4.「夕暮れの迷子」(主演:葵わかな

 公園で迷子になった女の子を葵わかなさんが、自宅まで送り届けようとする。その道中で寺の住職の笹野高史さんと出会い。最後は笹野さんの読経により、少女は無事成仏した・・・そんな話でした。

 すぐに展開もオチも読めるんですが、何せ実話ですから、いわば再現ドラマ(!)ですからね~。まあこれもアリかと。

 個人的には少女の死因とかには触れず、ただ彼女を葵さんがお母さんの下に送ってあげようとした。優しさだけを際立たせる。この演出は良かったと思います。

5.「不思議なお守り」(主演:柳楽優弥

 ラストは柳楽優弥さん。

 冴えないサラリーマンの柳楽さんがダーツバーで、見知らぬ女性から怪しいお守りを受け取ることによって始まるミステリー。まあこの作品が一番創作っぽいというか。

 でもこれは誉め言葉です。「イワンのばか」を始めとするロシア民話に通ずるメッセージ性を感じましたね(*^^*)。

 お守りを得ることにより、柳楽さんは幸運体質に。ただ周りの人間には不幸が続き、段々柳楽さんは孤独に。意を決してお守りを神社に帰しに行く。色んな障害にもめげずに。

 これこそが、人間のあるべき姿ですよね!またラストは冴えない男に戻ってしまったけれども、何気ない日常が戻ってきて。

 ”そこそこの幸せが、一番幸せ”

 今の行き過ぎた資本主義で、富を独り占めして悦に入ってる自称支配者層の方達に是非見ていただきたいお話だったかと。

 労働者を搾取して多くの人を不幸にして、自分もすっかり孤独になって。でもそれにすら気付かない。本当に滑稽ですよね(>_<)。

 まあ今回のお守りはプチ幸福、プチ不幸ばかりだったのでこれならお守りを押し付けた女性のことも許せるかなと( ^)o(^ )。これが恐怖新聞とかなら、マジでシャレにならないですから(笑)。

6.ただ、優しく在りたい

 「これは実話です」ある意味このフレーズが強烈な免罪符☞エクスキューズになってしまっているキライはあったんですが。

 それでも本編を貫いていた優しさ。異形に対する尽きせぬ共感。このコンセプトをきちんと提示していただけたので、ワタクシ的にはとても楽しい2時間となりました(*^^*)。

 その反面、凄く残念だったのは先日放送された「やりすぎ都市伝説2020冬」で放送されたあばれる君の「あばれる都市伝説」。

 行ってはいけない場所特集をやってましたが、まだこんなことやってるんだなって(>_<)。詳細は割愛しますが、最近のやり過ぎは次元上昇とか、トランスヒューマニズムとか、去る12月22日から始まった「風の時代」の先駆け的存在で、ホントに大好きだったのに・・・。

 近い内に「霊に対するハラスメント」や、動物愛護ならぬ心霊(霊性)愛護なる考え方も出てきそうな気がします。心霊スポットツアーとかに喜んで参加して、SNSではしゃぎまくる方達の方が、ワタクシにとっては心霊とかより、よっぽどホラーな存在ですから( ;∀;)。

 ひとまずこのブログをご覧いただいている皆様は、生贄にされかけたオームの子供に涙したナウシカや、憎しみを抱きながらも鬼への同情心が捨てられない竈門炭治郎に共感できる感性をお持ちだと信じております( ^)o(^ )。

 

 それでは今日はこの辺で。有馬記念ですが、今年のG1レースはガチガチの結果ばかりでもあったので、最後位、キセキやユーキャンスマイル辺りに一波乱起こしてほしい・・・。肝心の馬券は、全然買ってませんが(笑)。それでは良い休日を☀

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