「世にも奇妙な物語 21年秋の特別編」を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 昨日の記事でお話したCDラジカセ、早速本日エディオンなんば店にて新しい物を購入してきました(*^^*)。

 今までは(当り前ですが)いわゆる寒色系、黒、ホワイトと男性色が強かったんですが、今回は店員さんのおススメもあり、敢えてピンクの物を選ぶことに。願わくば今回は、長いお付き合いをお願いしたいものです。

 それでは今日は秋のタモリさんデーということで、「ブラタモリ」に続いて放送された「世にも奇妙な物語 21年秋の特別編」の感想をアップしたいと思います!

 

 

1. 「スキップ」(主演:赤楚衛二

 まずは進境著しい若手俳優赤楚衛二さんの作品から。

 実家にある開かずの扉を開けると嫌なこと通り越して、少し先の未来へ・・・って今まで観てるコアなファンなら、この設定、一体何回目!?そう突っ込みたくなりますが、まあそれは置いといて(笑)。今回秋はオーソドックスな出だしになりましたね。

 そうは言いつつも、オチはかなり手が込んでいて良かったと思います。坂口涼太郎さんが出てきて、普通の兄貴で終わる訳はないと思っていましたが・・・。正体はやっぱりヤバいモンスター。でも相変わらず振り切れててカッコいい。何だか2年前の「恐怖新聞」を思い出してしまいましたね( ゚Д゚)。

 実はワタクシも高校時代に似たテイストの作品を書いてました。主人公は女性でしたが、タイトルは「ダミー」。残念ながら陽の目を見ることは無かったですけど(苦笑)。

 最後に元乃木坂46堀未央奈さんと結婚出来て良かったですが、そこでまさかのバッドエンド!!やはり自分の人生は、自分で責任を取らないといけませんね・・・合掌。

2. 「優等生」(主演:森七菜)

 今回の若手女優枠は昨年大活躍だった、森七菜さん。今回は底辺校のおバカ女子高生という役どころでございました。

 そんな彼女がとある神社で100点取りたい!!そう願ったことからどんな変な答えを書いてもそれが現実になってしまう・・・そんなストーリーでしたね。

 正直、これだけ歴史がある奇妙ですから、どんなコンセプトを考えても過去作のどれかと被ってしまう。それは致し方ないかと思うんです。そうなるとどうオチを付けるか、そこでの評価しか付けようがないと。

 この作品、尺が異様に長くて果たしてどんなオチになるかと思っていたら、あらら、ヒネリは効いてたと思いますが、あまりに唐突過ぎて、これなら10分位のショートストーリーで良かったかなと。正直、無駄に長いのがサムかったです(苦笑)。

3. 「ふっかつのじゅもん」(主演:桐谷健太

 まさかのドラクエⅡこと「ドラゴンクエストⅡ」が登場。復活の呪文もそうですが、ワタクシ的にはドンピシャ世代で、ゲーム画面やBGMが小学生の頃を思い出させてくれました(*^^*)。

 しかしストーリーは正統派奇妙で、今回はこの作品が一番良かったです。全ての出来事は必然。だから何も変えてはいけない。変えられない。どんなに、後悔があったとしても。

 実はワタクシにも同い年の従兄弟がいて、丁度小学生の頃は一緒にドラクエⅡに夢中になって。しかしその彼は20歳で夭折してしまい、そんなこともこの作品を観ながら思い出してしまいました。

 アラフォー世代なら皆様、ラスボス、シドの強さは強烈に覚えていることでしょう。やっつけた時はアドレナリン、出まくりでしたよね~。劇中でも無事に桐谷さんと夭折したユウスケ君はクリアできました。

 しかしそこからがヒリヒリする展開でした。ハッピーエンドにはならないのかなと危惧してましたが、まさかまさかの・・・。でもそれがかつての奇妙らしさ全開で、良かったです。

 もう少し言えば、ほぼハッピーエンドになりかけてたのに、最後の最後にドラクエⅢでのまさかのバッドエンド!!

 いやはや、「ぼうけんのしょ」消失も、我々世代にとってはあるあるの悲劇でしたね~。あの音楽は、ホンマにトラウマでございます(苦笑)。でもその最後のもう一ひねりが、古き良き時代の奇妙を思い出させてくれて、本当に良かった。

 個人的に今作品は、ここ数年でもトップレベルのクオリティだったと感じましたね。VIVA!! 

4. 「金の卵」(主演:山口紗弥加

 最後は現在月9でも活躍中の山口紗弥加さん。さすがの演技力でございましたが、いかんせん話の展開が強引過ぎて。結局、金の卵は呪われてて、次は娘が犠牲者になってしまったと・・・。一応、最後までバッドエンドで揃えてもらったのは良かったかですかね~。

5.  最後に

 今回は、賛否両論(毎週木曜日に放送されてた頃を知らない方は特に)ありそうですが、ワタクシ的には久々に満足できる内容であった。そう感じております(*^^*)。

 最近はゴリゴリのホラーか、バラード調の感動系。そこがはっきり分かれ過ぎていた気がするんですが、今回はいい意味で、もやっとする終わり方の話ばかりで。

 しかしこの不条理さや歪なバロック感こそが奇妙の原点だと思いますし、今回は久々に(アニメコラボ編以来?)全作品がオリジナル脚本だったので、全てバッドエンドで締めようという、制作陣の明確な意思が感じられました。

 例えるなら一時期流行った大物ミュージシャンによるコンセプトアルバム、あるいはサッカーW杯日韓大会のトルシエジャパンの、フラットスリー戦術に通じる様式美をワタクシは感じてしまいましたね。

 これで向こう5年、いや、タモリさんがご存命の間は我らが奇妙は大丈夫。そう確信出来ました(*^^*)。アフターコロナの奇妙にも、引き続き期待しましょう!!

 それでは今夜はこの辺で。皆様、素敵な悪夢を👿

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