「2022年秋ドラマ総括」

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 今日から皆様も年末休みに入られたでしょうか?前回のブログでもお話した通り、ワタクシは昨日から一足早くお休みをいただいております(*^^*)。

 明日から3年振りに上京する予定なので、今日は(ギリギリですが)大掃除をしようかなと。カーテン等もしっかり洗って今年の汚れを落としてしまいたいと思ってます。

 それでは26日の「エルピスー希望、あるいは災いー」最終回で幕を閉じた2022年秋ドラマの総括記事をアップしたいと思います!

 

 

1.日曜劇場、またもや年間グランドスラムならず!

 まずは世帯視聴率について。

 今クールは豊作の秋とはいかず、2桁を記録したのがテレ朝木9ドラマ「ザ・トラベルナース」のみという寂しい結果になってしまいました( ;∀;)。

 まあ今回は地滑り的というか、他局の有力枠が軒並み自滅したことに助けられた感が大きかったかと。

 特に日曜劇場は昨年に続いて秋ドラマが沈んで、またしても年間グランドスラムはならず。しかし「アトムの童」、これはどう考えても勝負できる作品ではなかった。

 ワタクシも一応観てましたが、時代の最先端を行くゲームやEスポーツがテーマなのに内容が(もう10年経つしそろそろ潮時では?)相変わらずの半澤スタイルではもう救いようがない。

 敵役のオダギリジョーさんがはまり役だったので辛うじて脱落せずに済みましたが、これが当初はあの香川照之さんだったというんですからミスマッチこれに極まれりというか、制作陣の皆様、お頭は大丈夫ですか?と問いたくなるレベル(苦笑)。

 個人的にはクオリティも視聴率も大惨敗、ここで反省しないとさすがの王者も長期低迷に陥るかもしれない。今後の地上波ドラマ界の為にも、日曜劇場には危機感を持っていただきたいと強く感じました。

 次回作の藤原竜也妻夫木聡作品が、今後の命運を握ることになりそうですね・・・。 

2.各局それぞれにとっての実りの秋

 まあ日曜劇場はまだ批評させていただく気になるだけマシで、今回の月9はもうどうしようもなくて語る気にもなれません(涙)。

 今クールは各局、いわゆる看板枠が総じて不振でしたが2番手以降の枠には秀作が揃った印象で。

 まずはTBS。放送前の評判は微妙でしたが、金曜ドラマクロサギ」はかなり良かったと思います(*^^*)。

 主役の平野紫耀さん、山Pとは違ってコミカルな面を前面に出しながらも青年らしい心の揺れや弱さをしっかり表現できていて。中々の演技力だなと感服いたしました。

 そしてヒロインの黒島結菜さんも、前作の堀北真希さんの時のように「貴方が好き!」みたいな告白はなしで、もっと大きな母性というか、ヒューマニティーで傷付いたクロサギを守ってあげたいという存在感が深かったと思います。

 NHK朝ドラではかなり酷評されましたが、今回のクロサギで完全に勢いを取り戻しましたね!来年以降も期待できそうです。

 次は日テレ。日曜ドラマの霊媒探偵シリーズ。まさかの2本立て、しかも後半は古畑任三郎以来の倒叙シリーズと攻めた内容で楽しませてもらいました。

 特に(後半は)W主演だった清原果耶さんと小芝風花さんの個性が真逆で見事なマッチング。清原さんの城塚翡翠役はワタクシ、かなり引き込まれましたので是非続編を近い内にお願いしたいですね~。

 そして最後はフジテレビ。話題沸騰の木曜劇場「silent」(ワタクシも最後の方だけ観てました)もさることながら、個人的には何と云っても関テレ製作の「エルピスー希望、あるいは災いー」が最高でございました。

 寡作で知られる天才脚本家、渡辺あやさんが実力を遺憾なく発揮して、冤罪と権力のタブーに切り込んでいった本作。

 観る人を選んでしまう内容と正直展開が遅いこともあって視聴率的には苦戦しましたが、最終回のドキドキ感、これは同じフジテレビ系ドラマの隠れた名作「モンテ・クリスト伯」以来であったかと。

 完全なハッピーエンドにはなりませんでしたが、冤罪の松本死刑囚が釈放されて、チェリーさんの作ったカレーを美味しそうに頬張るシーンには涙腺が決壊!!本当に心に残る、名シーンでございましたね(*^^*)。

 ノーマークだった眞栄田郷敦さんの演技力にも舌を巻きましたが、今回「陰」のヒロインを見事に演じ切った長澤まさみさんには脱帽。先述した清原さんや小芝さんが束になって掛かっても、まだまだ元祖黄金世代には及ばない。そんな印象を強く抱きましたね~VIVA!!

3.今年のマイベスト3はこの作品!

 今年、ワタクシが観ていた地上波ドラマは全部で30作品。

 こうしてドラマの感想記事を書いてる身としては決して多い数とは思ってませんが、残業も休日出勤も普通にある40代のオッサンとしては、異常な数かもしれないですよね(苦笑)。

 そんなワタクシが今年のベスト3を選べと言われたらまず一つは先程の「エルピス」ですが、その次は我らが月9の冬ドラマ「ミステリと言う那れ」。

 いわゆる「嫌なら観るな」宣言からの大逆風後、試行錯誤を繰り返したフジテレビがようやく辿り着いた新生月9の完成形。

 その魅力は年末恒例の月9大総括でたっぷり述べたいところですが、その後が今年はひどかった(涙)。そちらのボヤキの方が、結局多くなってしまいそうですけどね・・・。

 残る一つはかなり悩みましたが、TBS金曜ドラマ夏クールの「石子と羽男ーそんなコトで訴えます?ー」。ミニマムな事件しか起こらないのに、そこに毎回しっかりとした人間模様があって、さすがはドラマのTBSだと唸らされましたし、中村倫也さんと有村架純さんもはまり役でしたね(*^^*)。

 特に有村さんは出演作が多いわりに作品運がない方だと感じていたので、本作のヒット&高評価は嬉しかったのでは。

 来年は大河ドラマにも出演ですし、誰もが名前は知ってる、でも代表作は思い浮かばないという存在から一気に殻を破ってくれそうですよね、期待大です!!

 他にも「金田一少年の事件簿」「テッパチ!」「正直不動産」辺りも個人的にはハマった作品でした。来年も色んな良作との出会いを期待したいですね。できればお金のかからない地上波で(笑)。

 それでは今朝はこの辺で。皆様、楽しい年末をお過ごしくださいね⛄