鹿児島地域発ドラマ「この花咲くや」を観て

 みなさまこんにちは。TOSHIXXXです。

 夏の甲子園の予選もいよいよ大詰め。本日は大阪大会決勝をテレビ観戦していましたが、我らが大阪桐蔭がライバル履正社を7-0の大差で撃破!!結果的に大阪大会での失点は7試合で(関大北陽戦の)わずかに1点のみ!全国一の激戦区、大阪でこれは強すぎでしょ・・・。

 いやはや、これは3度目の春夏連覇に向けて正に死角なし。正直大阪桐蔭を止められるチームは無さそうです。個人的には同じ近畿勢の京都国際にはワンチャンがあるかもと思ってますが、それも誤差の範囲。普通に考えれば今夏は大阪桐蔭の一人舞台&横綱相撲が期待できそうです( ^)o(^ )。

 それではその試合の後に放送された、小芝風花さん主演のスペシャルドラマ「この花咲くや」の感想をアップしたいと思います!

 舞台は鹿児島。今年の春に地域限定で放送されていた作品が、今回全国放送されました。

 鹿児島生まれ鹿児島育ちで現在は不動産会社に勤務している、主人公、知花。一見充実した日々を送っている彼女は、幼い頃に体験した父の交通事故がトラウマとなり、恋人の防災課の職員、洋平からのプロポーズの返事もズルズル先延ばしに。

 そんな彼女の元に一人の客が。彼の条件は桜島が見えない部屋を探してほしい。その一見不可思議な出会いが、知花の運命も変えていくことに・・・。

 地方局とはいえど、流石はNHK。丁寧な心理描写と静かなエピソードを丹念に積み重ねていくことで、解けていく謎。硬派、そして実に内省的。

 小芝風花さんはやっぱりNHKの作品が一番しっくりきますね!最近は民放で半ばアイドル的な立ち位置になってましたが、やっぱりそうじゃないんですよね。地方で真摯に生きるヒロインを本当に自然に演じ切っていたと思います。

 東日本大震災をきっかけに離れ離れになってしまった、吉岡秀隆さんと永作博美さん。この二人の再会シーンも重厚でしたね。

 しかし何と云ってもこの作品の肝は桜島!先日も避難指示が出ていましたが、火山と共に生きる県庁所在地って、多分鹿児島市しかないですよね。雪国とも違う、火山灰と噴火と共に生きる日常。

 災害の少ない大阪市民のワタクシには想像がつかない所は正直あるんですが、色んなデメリットがあるにせよ、間違いなく鹿児島の皆さんは桜島を愛し、必要不可欠なアイデンティティーとしてるんですよね。

 劇中で永作さんが鹿児島に戻ってきたのは確かに震災で被災したからなんでしょうが、桜島に、火山灰に呼び戻された。そんな風にも思えるんですよね。

 作品はハッピーエンド。終始地味ながらも、小芝さんが洋平役の犬飼貴丈さんと仲良く桜島を見ながら、うどんを食べるシーンにほっこりしました。人生の花は咲くのを待つのではなく、咲かせるもの。いい言葉ですね。

 小芝さんは来週からの深夜ミニドラマにも登場ですし、最近迷走気味だった路線を再び元に戻すにはいい時期なのかもしれませんね~。

 後は屋久島には行ったことあるんですが、鹿児島本土には足を運んだことがないので、生きてる間には是非訪れてみたいですね(*^^*)。

 それでは今日はこの辺で。皆様、良い休日を☀