「35歳の少女」第1話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 先日、ノーベル平和賞が発表されましたが、有力候補だったグレタさんやまさかのトランプ大統領(笑)を抑えて、今回受賞したのは国連食糧計画、通称WFP。

 長年の飢餓の問題に草の根レベルで取り組んできた成果が認められた。本当に素晴らしいことです、心からおめでとうと言わせていただきたいです(*^^*)。

 ただ、WFPがこうして世間の注目を集めるということは、やはり食糧問題、更には水問題もいよいよ待ったなしの状況になってきている訳でして。

 飽食日本も今は昔。フードロス削減を私達の子供達のためにも真剣に考えていかなければならない。私は気持ちを新たにいたしました。

 それでは先程放送された日テレ土曜ドラマ「35歳の少女」第1話の感想をアップしたいと思います!

 10歳の時に不幸な自転車転倒事故で昏睡状態に陥った少女が、25年振りに意識を取り戻した。端的に云えばこのドラマは今のワンセンテンスに集約されます。

 割と古典的なテーマではあるんですが、挑んだのが脚本遊川和彦、主演柴咲コウ。個人的には好き嫌いがはっきり分かれる、そんな印象ですがワタクシ的にはドストライク!!これです、このヒリヒリした感覚、リアルです。この二人のタッグならやっぱりこう来なくっちゃ。期待を裏切らない出だしだったと思います。

 正直、もっと少女漫画的なテイストで、主演も綾瀬はるかさん、深田恭子さん、石原さとみさん辺りにした方が視聴者的には楽しめるのかな。そんな気もするんですが、それでは最近のふわふわしたドラマと同じになりますからね・・・。

 ずっと寝たきりになっていた娘を看病していたせいで、お母さんの鈴木保奈美さんがまさかの白髪に( ゚Д゚)。これもリアル。そして父親の田中哲司さん、妹の橋本愛さんも、柴咲さんの昏睡をきっかけにバラバラになり、家庭は崩壊してしまった。でもこれこそがリアル。個人的にはここからどう家族が再生していくのか、そこに期待したいのですが・・・。

 そしてお互いに初恋の人だった坂口健太郎さん。教師の夢破れ、代行業の日銭商売に身を落としていますが、まだ心底腐っているのではないようで。きっと柴咲さんと共に、失われた時を取り戻してくれるのではないかと。そんな予測もしてみます。

 最後に、恐らく物議を醸すであろう坂口さん、渾身の一言。気候変動や差別に目をつむり、コロナで甲子園が中止になったりしているのに、相変わらず私達は何もなかったかのように生きようとしている。

 目覚めるべきは私達自身かもしれません。今の日本は鳥貴族錬金術とかがバズってる体たらく。自分さえ良ければ。自分だけが美味しい思いをすれば周りのことはどうでもいい。そんな人達に向けたドラマではない。そんな人達のご機嫌を取るドラマじゃない。

 いいですね、遊川さん。暗くて上等、重いの大歓迎!!平和ボケ、経済大国昭和バブルの幻想をいつまでも引きずって、茹でガエルになるよりよっぽどマシです。ワタクシには大いに刺さった第1話でございました!!これはある意味、旧態依然としたCM垂れ流してるスポンサーに対する挑戦状でもありますよね(笑)。

 落ち目の老舗枠。そんなイメージがすっかり定着したかつての名門、日テレ土曜ドラマから久々の問題作(誉め言葉)が誕生した予感。勿論来週からも視聴決定!!付いていける方だけ、ご一緒に視聴していきましょう(*^^*)。

 それでは今夜はこの辺で。明日は台風一過で晴れの日曜日になりそうですね~。皆様、良い夢を☆彡

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