「おカネの切れ目が恋のはじまり」最終回を観て~総括

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 あっという間の一ヶ月。時が経つのは早いですね・・・。それでは今夜は全4回で幕を閉じた、三浦春馬さんの遺作ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」最終回の感想と総括をアップしたいと思います。

 

 

1.制作陣最後の奮闘!!汗と涙の最終回

 予期せぬキスからの失踪。三浦春馬さん演じる猿渡慶太が、突然松岡茉優さん演じる九鬼玲子の元からいなくなってしまいました。その理由は・・・。

 言うまでもないですね。実に厳しい状況ながら、回想シーンや他の登場人物の踏ん張りで何とかハッピーエンドへ。この想い、天国の春馬さんへ届け!!残された方々の、痛々しいまでの執念を感じました。泣けましたよ、その頑張りに。脚本の大島さん以下、制作に携わった皆様、本当にお疲れ様でございました( ;∀;)。

 実質第3話で春馬さんのシーンは終了していたんですね。今回は黒井玲子が何故清貧女子になったのか。生き別れた父親との過去。衝撃のエピソードでございました。これは春馬さんの逝去後、編み出された内容だったのでしょうね・・・。

 娘にお金を送る喜び。それが生きる指針。ワタクシは共感大です。とにもかくにもお父さんと再会できて良かった!!ただやはりメインは猿渡慶太もとい、三浦春馬さん自身を偲んでいるような内容でしたね。

 まあアマチュア小説家のワタクシの視点でみても、未完の作品をそれなりにして終わらせるにはこうするしかないか・・・。そう思ってしまいますね。

 ですので、今作を一つの作品としてきちんと評価することはできないと思うんです。規定打席に達していないと言いますか。逆にこれで色々突っ込むのも野暮の極みであろうと。

 夏の情景が、最後までホント、美しかったですね(*^^*)。個人的には「良き」はスベっていた気がしますが(苦笑)。

2.不世出の才能、三浦春馬

 実はワタクシ、三浦春馬さんのラストシングル「Night Diver」を購入しておりまして。

 この中に収録されているMVを拝見していると、やはり彼は同世代の俳優陣からも頭一つ抜けた存在であった。そう認識せざるを得ず、改めてその才能を惜しんでしまうのであります。

 ただ、彼自身は農業をやりたかったという報道もあり、今作の猿渡慶太にも通ずる純朴で太陽が似合う、そんな性格だったから、コロナ渦で混沌さを増す芸能界で生き続けることに耐えられなかったのかな。そんなことも考えてしまい。確かに回を追うごとに痩せていたのも、とても痛々しかったですし・・・。

 社会的な成功も、フォロワーの数もそんなものはどうでもいい。きっと三浦春馬さんにとっての本当の価値は、あのくしゃくしゃの笑顔。それだけだったんだろうなと。

 ”いつも彼は優しかった” ”会いたい、みたいです。猿渡さんに” 劇中の松岡さんの台詞、それは役者仲間の皆さんのリアルな思いなんでしょうね。

 しかし彼のラストシングルも、惜しくも全4回で終了した今作も、彼のファン層からは最も遠いであろう、こんなオッサンの心も忖度なしで揺さぶった。このことだけはこの記事に記しておきたいと思います。

 今は春馬さんにとって、安らかな眠りでありますことを。

 

3.これからは清貧ではなく、清豊の時代です!!

 清貧。ワタクシは正直、この言葉が大嫌いです。

 何か言い訳がましいというか、歪んでいるというか。最近の若い方は投資と投機を混同したりもしないだろうし、米国のようにNPO法人の役員の方でも高額な報酬を得てもいい。そんな考え方を理解されてもいるでしょう。

 後はオリンピックで金メダル取った方がプロに転向して、正当な対価を得る。そういう考え方も段々賛同者が増えて来てますよね。

 今回、松岡茉優さんが演じていた黒井玲子。彼女はいわゆる貧困女子ではなく、正業に就き、それなりの給料も得ている。ただ余計なモノ(自身が納得できない)にはおカネを使わないだけ。広告や世間に踊らされていない。過去はどうであれ、今現在の心根は美しい。そんな清貧ならぬ、清豊な女性であった。そんな気がします。

 海外で云えばウォーレン・バフェットや、ビルゲイツとかそういう大物に通ずる経済観念を持っていたと言いますか。ですのでワタクシは彼女に共感大でしたし、今後の恋も応援したくなる。そんな存在でございました。あの離れ、ワタクシも老後には住んでみたいです(笑)。

 今の日本を作ってくれた先人に感謝。それは大前提ながらも、これからはただ腹を満たすためだけに走り続けた昭和の価値観とはさすがに決別し、心の豊かさを追求していくべき。そう思っているんです。

 黒井玲子のような女性が増えていくことで、日本は真の先進国になれる。ワタクシはそう確信してやみません。常識や世間のためではなく、自身の幸せのために生きる。それが最終的には利他の精神にもにつながっていく気がします。

 最後になりますが、AIのサル彦君は本当にキュートでした。今ならなんば高島屋の地下のブースで、彼に会えますよ~🐵。

 

 それでは今夜はこの辺で。皆様、良い夢を☆彡

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