「院内警察」第4話を観て

 皆様、こんばんは。TOSHIXXXです。

 激動を予感させる1月がようやく終了し、2月に突入。本日は節分でございます。豆まきをして、👹を払いたいところでございますね。

 節分と云えば今やクリスマスケーキ並みにメジャーになった感のある恵方巻。ワタクシは流石に予約してまでは買いませんが、本日は行きつけのスーパーでしっかり吟味して参りました。

 オーソドックスな太巻き、ウナギ巻、サラダ巻、さらには韓国のキンパ(!)までも乱立する中、ワタクシはしっかり一番高い海鮮太巻きをセレクト。とは言え、税込800円ですから可愛いモノですが(笑)。

 今夜はいつも観ているブラタモリの後には、アジアカップの対イラン戦も放送されます。ささやかな贅沢に感謝しながら、節分の夜を楽しみたいと思っております(*^^*)。

 それでは昨夜放送された「院内警察」第4話の感想をアップしたいと思います!

 毎度お話していますが、このドラマ、前日に放送されてるテレ朝木9ドラマ「グレイトギフト」とホント雰囲気が被ってて。しかし向こうは死人が出過ぎで演出もどぎつ過ぎる気がするんですが、こちらは至って地味。局は違えど、足して二で割ったらいいのに。なんてこと思いますね(笑)。

 今回は瀬戸さんも絡んだ、有名ジャーナリスト死亡に掛かる医療ミスにようやく踏み込み始めた感が。

 この手術に連座して(自身に非はなかったけれど)、阿栖暮総合病院を去った前川医師が今回のキーパーソン。しかし、彼を安全管理委員会に引っ張り出すまでの過程が、正直かなり強引だった気がしました。

 そもそも都会の最前線から折角地方の病院に来てくれたのに、再就職先の病院院長があんな風に古巣に戻れみたいなこと言いますかね(笑)?むしろずっといてほしいと言う気が・・・。

 おちゃっこ先生こと、高木医師と副院長が関連している隠ぺい工作。しかし、その内容だけはやたら専門的で、正直急性心筋梗塞なのか肺塞栓なのかの判断が生死を分けたということを台詞で説明されてもキツい(>_<)。この辺りは、それこそ長濱ねるさんに医師が説明する体で図解入りとかで分かりやすく伝えてほしいですよね~。

 最後はいよいよ瀬戸さんに疑惑の目が向けられましたが、彼は自分の信念と判断は間違っていないと考えているようで。

 最初こそ不穏な雰囲気でしたが、瀬戸さんにはそこまで悪意のある感じはしないので、桐谷さんの恋人を亡くした過去ともどう関わってくるのか。そろそろ核心に迫ってほしい所ではあります。

 それでは今夜はこの辺で。皆様、豆まき&恵方巻で森保ジャパンの勝利を祈願しましょう!!



 

 

優しい悲劇

 皆様、こんばんは。TOSHIXXXです。

 悲しい事件が起こってしまいました。

 去る1月29日に、日テレ系ドラマ「セクシー田中さん」の原作者の漫画家、芦原妃名子さんが自ら命を絶たれたということで・・・。心よりお悔やみ申し上げます。

 事件の原因が、いわゆるドラマ化に当たっての改変問題。漫画が未完であることから、あくまでドラマ化に当たっては原作に忠実に。

 この当初の約束がきちんと守られず、最後には脚本家を初めとする制作陣との対立のような騒動に発展してしまい、そのことに苦しんだ芦原さんが命を絶たれてしまった。今ワタクシが知る限りでは、概ねそういった内容のようです。

 このニュースを知ってから、仕事もあまり手に付かず、気持ちが沈んでおりました。        昨年観たドラマの中で、ワタクシ的には№1の作品と云っても過言ではなかった「セクシー田中さん」。不器用で自分に自信が無い田中京子さんを支え、また自分自身も彼女の存在に救われていく登場人物達。自分もその世界の一員であれたら。そんな願いを抱く程に素敵な世界でございました。

 そんな作品の舞台裏で、まさかこんな悲しい事態があったなんて。本当にショックとしかいいようがないです。

 今はまだ経緯が全てクリアになっていない以上、この場で特定の誰かを批判したり攻撃するつもりはございません。

 ただこの騒動に巻き込まれて、個人的には被害者の一人と云える主演の木南晴夏さんを初めとする俳優陣の皆様が次々と哀悼の意を示す中、制作陣の皆様からはただの一言のコメントも出てきていないのは(たとえ今回の悲劇が、行き違いであったとしても)やはり異常としか言いようがありません。

 ワタクシはコミュ力も仕事の能力も低い、落ちこぼれ社会人。ダメ人間の典型のような男でございますが、それ故に他人に対しての態度や言葉遣いは「過剰な位で、丁度いい」。

 周りの方々への感謝と敬意を忘れてはならない。無能でも、他人の悲しみや痛みには寄り添える人間でありたい。常にそのことだけは忘れないようにしています。

 今は令和、そして風の時代。力ある者が弱者を踏みつける。臭い物に蓋をする。人の噂も75日。もはやそんな価値観は通用しないと思うんです。

 二度とこのような悲劇を起こさないために。そしてこれからのドラマ界の未来のために。関係者の皆様の誠実な対応及び発信を、切に願っております。

 蛇足ではございますが、今回の記事のタイトルは黒夢が1995年に発表したメジャー3rdシングル。この曲の歌詞の一節が鮮やかに蘇って参りまして。

 "優し過ぎる悲劇を 君の瞳に最後のMelody" 

 ワタクシとはほぼ同年代。もう命も作品も戻っては来ないけれど。せめて芦原さんの思いが無になりませんように。それでは今夜はこの辺で。皆様にも安らかな夜のひと時が訪れますように。

 

 

 

「院内警察」第3話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 昨日午後に、第96回全国選抜高校野球大会に出場する32校が決定いたしましたね🥎

 ほぼ予想通りの選出となりましたが、関東・東京地区の最後の枠は有力視されていた神奈川の桐光学園ではなく、千葉の中央学院に。

 昨年夏、慶応高校が旋風を巻き起こして全国制覇した神奈川県勢。彼等ですら出場できないのですから関東はホントに過酷です(>_<)。

 ここ大阪からは5年連続で我らが大阪桐蔭高校。春の選抜に関しては大阪勢は本当に恩恵を受けている。そう感じております。

 勿論大阪勢が毎年秋の近畿大会で実績を残している故ではあるんですが、ワタクシが物心ついてから一度も出場を逃がしたことはないし、2校選出もそこそこあって。

 今年は絶対的優勝候補は不在ですが、昨年の神宮王者にして被災地の能登の為にも優勝を狙う石川県の星稜高校、そして春連覇を目指す山梨学院、最近は前評判の割に勝ててないものの、そろそろ5度目の春制覇を果たしそうな広島の広陵

 これらの強豪と昨年春ベスト4の大阪桐蔭紫紺の優勝旗を巡って激突すると思いますので、各校の奮闘に期待しましょう🌸

 それでは昨夜放送された「院内警察」第三話の感想をアップしたいと思います!

 今回は院内交番の面々が大活躍。タイトルにふさわしいストーリーだったと思います。

 今回のゲストは共に看護師の白石姉妹を演じた馬場ふみかさんと工藤美桜さん。お二人とも確実に実績を積み重ねている中堅女優さんですが、特に工藤さんと云えば日曜劇場「TOKYO MER」での「死者は・・・ゼロです!」のキメ台詞で一気に有名になりましたよね~。

 工藤さんが演じていたのは人に気を使い過ぎる故に、セクハラやパワハラに巻き込まれがちな看護師。そんな彼女がストーカー被害に遭っているのではないかとお姉さんの馬場さんから桐谷さん達が相談を受けるという展開でございました。

 前回予告でも衝撃の映像だった桐谷健太さんが刺されたシーンは、犯人をおびき寄せるための芝居。人工血液やオモチャ凶器を用いたフェイク。ホッとしましたね(*^^*)。

 ストーカーが清掃員の村松だったことや、きつく当たる神谷主任が実は工藤さんを心配して守っていたというオチ。正直どちらもドラマとしてはかつての土曜ワイド劇場並みにベタで、お茶の間では予想が付きまくりだったと思われますが(笑)、最後に工藤さんが瀬戸康史さんの医療ミスの現場に同席していたらしいことが明らかとなり・・・新たな展開を迎えました( ゚Д゚)。

  これは前半の大きな山場になりそうですね~。次週も楽しみです!!

 それでは今夜はこの辺で。皆様、良い週末を☕

 

「院内警察」第2話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 現在熱戦が繰り広げられている、サッカーアジアカップカタール大会。今夜の森保ジャパンはドーハでのイラク戦と実に因縁めいた一戦でしたが、1-2で惜敗。長らく続いていた無敗記録も遂にストップしてしまいました(>_<)。

 う~ん、この試合は後半の途中から観てましたが、イラク守備陣にしっかり対策されてて、攻撃の精度もいつになく低くて、いわゆる中東の笛が無くても本日の森保ジャパンは負けるべくして負けた。そう言わざるを得ない一戦だったかと。

 ただ終盤に怒涛の攻めで1点を返せたのは大きかったと思いますし、次のインドネシア戦はしっかり勝ってくれるでしょうから、決勝トーナメント進出は問題ないでしょう。

 序盤で躓いても決勝トーナメントで息を吹き返して一気に頂点へ。そんな結末を信じております。勝たなければいけない試合をきっちり勝ち切る。それが今の日本サッカーの宿題だと思いますので。

 そういう経験が出来れば、ワールドカップでベスト16止まりのグッドルーザー的存在から脱却できると思うので。期待してます⚽

 それでは今夜放送された「院内警察」第2話の感想をアップしたいと思います!

 テレ朝に寄せ過ぎ。そんな話を先週しましたが、昨日から本家木9でも医療サスペンス「グレイトギフト」がスタート。被ってる感が半端なくて、ワタクシ、正直混乱しております(苦笑)。

 まあそれは置いといて、今回のゲストは大物政治家役でのベンガルさん。雲隠れのために入院したら動脈瘤が見つかり緊急手術へ。医療ドラマではある意味お約束の展開でございましたね~。

 今回は意外といい人(?)だったベンガルさんと、天才外科医の瀬戸さんとの格差に苦しむ玄理さんが軸に。互いに若くして亡くした父親と、疎遠になっている娘。それぞれを重ね合わせていたようですね。

 病院からの瀬戸さん推薦を蹴って、ベンガルさんは己の命を玄理さんに託した。手術は無事成功。まあ分かり切ったベタベタの展開でしたが、良かったです。鍋で煮たまま食べるラーメン等の小道具も(正直行儀は良くないですが・・・)効いてましたね(*^^*)。

 その一方で前回以上に空気だったのが院内警察の面々。今回説いた謎はベンガルさんの院内生活をリークした犯人探しと、幽霊騒動の真相でしたがまあショボショボ。ホントにショボンですよ(涙)。

 このままだと院内警察の設定、要らなくね?てなことになりかねないので、次回以降は(予告では桐谷さんが刺されたシーンが!)巻き返しに期待しましょう!!

 それでは今夜はこの辺で。皆様、良い夢を☆彡

 

「院内警察」第1話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 ワタクシ、ありがたいことに年始は今週から仕事始めだったんですが、中々大変でございました。

 昨夜は課内の新年会で、風呂に入る間もなく本日は休日出勤。たった2日振りでも帰宅した後🛀には感動しました。

 そう思うと入浴もままならず、極寒の元避難生活に耐えておられる能登地震の被災者の皆様の現状に胸が痛みます。

 支援の輪も確実に広がり、少しずつ事態は好転しつつある。ワタクシはそう信じていますので、我々は粛々と日々の生活を過ごしていきましょう。

 それでは昨夜放送された「院内警察」第1話の感想をアップしたいと思います!

 昨秋、56年振りに復活したフジテレビの金曜ドラマ。スマッシュヒットを記録した前作「ウチの弁護士は手がかかる」に続け!とばかりにスタートした本作でしたが・・・う~ん、残念ながら「ツカミはOK」とはいかなかったですね(>_<)。

 テイストとしてはビックリする位テレ朝ドラマに寄せてるな。そう感じたんですがやけに間延びして感じたのは、フジテレビあるあるの初回延長。

 先日の月9ドラマも1時間半スペシャルが本当に長くて、いい加減この悪癖を止めた方がいいと思うんですけどね( ;∀;)。

 大きな病院の中に設置されている交番、いわゆる院内警察。不覚にもワタクシはこのような組織が存在していることを知らなかったんですが、折角の設定を(原作本はあるみたいですが)上手く活かしきれてませんでしたよね。

 今回は2つの手術にまつわるエピソードが軸でしたが、どちらもインパクト不足。はっきり言って地味(涙)。

 中途半端にミステリー、はたまた中途半端に感動系。まだ今回は手探りというか本当にプロローグという感じでしたので、次回以降に期待したいですよね~。

 後は主演の桐谷健太&長濱ねるコンビの演技力。ぶっちゃけお二方とも決して演技派ではないため、その拙さも観ていて今一つ物語に入り込めていない一因かも。

 折角、演技派の市村正親さんが院内警察署長?役なんですからもっと出番を増やしてほしいし、何と云ってももう一人の主役の瀬戸康史さんも、今回はおとなしい印象で。

 元々が色黒の桐谷さんと色白の瀬戸さん。そんなコントラストもある訳なので、次回以降は過去の因縁も含めた絡みを期待します!

 後は桐谷さんは元警察じゃなくて、潜入捜査をしている現役警部補という設定のようでして、その答えも要注目ですね(*^^*)。

 それでは今夜はこの辺で。皆様、良い夢を☆彡

 

「ガラスの城」を観て

 皆様、こんばんは。TOSHIXXXです。

 本来ならば明けましておめでとうございます、なんですが、今年は元旦からとんでもないことばかりが起きてしまい・・・本当に言葉もありませんよね。

 特に能登半島地震は未だに全貌が明らかにならず、胸が潰れる思いです。ここ大阪ですら久々に揺れました。それでも震度3。震度7の被害にあった地域では今もこれを上回る余震が続いているんですよね。

 今の我々に出来ることは余震の収束を祈ることと。寄附位のものでしょう。YOSHIKIさんが1000万円を寄附した日本赤十字社に、1月の給与が出たらワタクシも寄附したいと考えています。

 とにかく今は一人でも多くの命が助かることを願うばかりです。

 それでは今夜は昨夜放送された松本清張ドラマ「ガラスの城」の感想をアップしたいと思います!

 う~ん、松本清張さんと云えば説明不要のミステリーの名手。今作もテレビ朝日開局65周年記念作品ということで、舞台は一応は令和にアップデートされていましたが、昭和臭が強すぎて正直違和感がありまくりでございましたね(>_<)。

 一流商社の伊豆での懇親会を舞台にした殺人事件。主役は途中で木村佳乃さんから波瑠さんにバトンタッチされますが、(後述でネタバレしてしまいますが)中々衝撃的なラストでございましたね・・・。

 まあ今作はワタクシにとっては懐かしい「土曜ワイド劇場」の世界観。あの頃は今では考えられないベッドシーン等、きわどいシーンの連発でございましたが、それは昭和の高度経済成長期は、所得増の影で少なからずセクハラ、パワハラが蔓延していたという証でもあり。

 犯人は登場時点からほとんどの方がピンときたであろう、武田真治さんと吉井怜さんの兄弟。殺害された部長の丸山智己さん。華やかな生活維持のために給与だけでは足りず部下の波瑠さんからも300万円(大金とは言えないけど、断じて小銭ではない。何とも生々しい金額ですよね~)を借りていました!女たらしで、平気でお金も借りてしまう、絵に描いたようなクズ男でございました(苦笑)。

 う~ん、でもできれば二人がデキていたという設定は、令和に合わせて無しにしてもらいたかった。まあいわゆる痴情のもつれとかは土曜ワイド劇場ならお約束の展開なんですけど、このせいで折角の倹約家で推理オタクな変人キャラの波瑠さんが「セクシー田中さん」の劣化版田中京子に見えてしまって(涙)。

 ついでに云えば、木村佳乃さんも武田真治さんとデキてて最後は殺されてしまった訳なんですが、これもね、「逃げ恥」の石田ゆり子さんみたいなキャラで波瑠さんとバディを組んで事件解決してほしかった。そもそも今って大企業でもそんなに皆出世にギラギラしてないでしょう。基本的に皆さん、実年齢以上に老け過ぎなキャラでしたよね(苦笑)。

 色々言えばキリがないんですが、天下の松本清張作品も令和の時代には流石に金属疲労高嶋政伸さん初め、折角の大物俳優陣もイマイチ活かしきれていない。そんな感想を禁じえなかった「ガラスの城」でございました。

 それでは今夜はこの辺で。能登半島にも少しでも早く、平穏な夜がおとずれますように・・・。

 

 

「2023年 月9ドラマ大総括」

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 今年は3年振りに平常の年末年始の光景が戻ってきたということで。嬉しいことですね(*^^*)。

 それでは今日は毎年恒例の月9ドラマ総括記事をアップしたいと思います!

 

 

1.「女神(テミス)の教室~リーガル青春白書~」(主演:北川景子

 今年の北川景子さんは大活躍でございました。

 何と云ってもその中核は大河ドラマ「どうする家康」での一人二役。特に淀殿こと茶々の熱演は大評判で、北川さんはまた一つ、大きな壁を破ったな・・・。ワタクシもそう感じております。

 そんなですから、このドラマのことは絶対皆さん忘れてるんだろうなと(笑)。今ではもう誰も話題にしていない、ロースクールが舞台でしたし。

 模擬裁判の中で得られる様々な法的知識。法曹界への狭き門。啓発ドラマとしては中々のクオリティだったんですがいかんせん内容が地味過ぎでしたよね~。

 北川さんは同じ黄金世代のガッキーや綾瀬はるかさんと違って、出演作は三振かホームランのどちらか。そんな面がありますが、今回は完全な大空振りでございましたね(>_<)。

 思うに主人公の柊木雫のキャラが弱かったかなと。生徒思いで、法曹界へのリスペクトが強い、温厚で超美人のメガネ女子。割と素の北川さんに近いキャラクターなのかと思いましたが、これなら何か一つとんでもない、推理力等の常人離れした能力が欲しかったですね。

 このドラマ、男優陣は大河ドラマでも共演していた山田裕貴さんや髙橋文哉さん等、中々の面子が揃っていたんですが、女優陣がイマイチ伸び悩みで・・・。

 南沙良さんも河村花さんも現状で終わるレベルの方々ではないと思っていますので、来年は上り龍!!的な活躍を期待しております。

 

2.「風間公親 教場0」(主演:木村拓哉

 色々言われましたよね。キムタク初の平均視聴率1桁への転落。劣化版古畑任三郎。しかし振り返ってみれば実績的にも内容的にも、どう考えても今年の月9№1作品でございました。

 風間公親はキムタクの新境地であることは間違いないですし、3話ごとに入れ替わるバディも無駄に豪華過ぎない感じで、何より年始スペシャル版では分からなかった、失明の理由や北村拓海さん殉職の真相も明らかになりましたからね~。

 しかし今年1番と云ってもあくまで他作品のレベルがひどすぎる故ということであり、全ての元凶である森山未来さんとの決着もついていないので、当然映画化や続編も想定していたんでしょうが、この反響ではそれも難しいのでしょうか(>_<)。

 この作品だけがオリジナル作品ではなかった。ということは翻って今の月9である程度のクオリティを担保しようと思えばやはり、昨年までの原作のドラマ化に回帰すべきかと。悲しいことですけどね。

3.「真夏のシンデレラ」(主演:森七菜)

 原点回帰。夏の月9はやっぱりラブストーリーしなくっちゃ!!ワタクシにはこの姿勢が何より嬉しかったです(*^^*)

 まあクオリティ的には歴代のレジェンド作品には遠く及ばず。思い付きエピソード連発で伏線回収もほぼ皆無の、アマチュア高校生レベルの脚本。間宮祥太朗さんを初めとするこのドラマじゃない感の強いミスキャスト。予想通り!?月9歴代最低平均視聴率を記録してしまい、それみたことかやっぱり大爆死とネットニュースでは常にネタにされてもいましたよね(>_<)。

 しかし内容的には、思っていた以上に森七菜さんが演じる蒼井夏海がハマっていて。家族に恵まれず、貧乏に喘ぎながらも常に他者を思いやり、明るく健気に生きている。最後は納得のハッピーエンドでしたし、夏海は令和のシンデレラにふさわしいヒロインでございましたね(*^^*)。

 後はこのドラマは若者層にはかなり刺さっていたというのも、全盛期を知るオジサンからすると嬉しいニュースでございました。

 TVer見逃し配信は今年映画も大ヒットした「ミステリと言う那かれ」に続く堂々の歴代2位を記録。関連グッズも完売が相次いだそうでして。

 「ロンバケ」や「東京ラブストーリー」を知る者からすると物足りない部分もあったんですが、令和にはこちらの方がハマっているのかもしれない。

 後は腐っても月9と思えるのが主題歌の強さ!緑黄色社会サマータイムシンデレラ」及び挿入歌「マジックアワー」は夏の間、ずっと通勤時に聴いて胸キュンしておりました(笑)。

 

4.「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(主演:大沢たかお

 いやはや、このドラマ、聖夜のから騒ぎならぬ”大爆死”でございました。今の月9の悪い所が全て出てしまったと言っても過言ではない問題作。

 それは数字にも如実に表れ、平均視聴率はしばらく破られないと予想されていた前作「真夏のシンデレラ」の最低記録をあっさり更新で、見逃し配信も壊滅状態。

 言うなれば若者からも高齢者からもそっぽを向かれてしまったと。前評判が高かった故に失望も深かったのもあるんですが、敗因はシンプルに話が面白くない、つまらない。そこに集約されてしまうんでしょうね。

 クリスマス1日の出来事を11回に分けて放送というのはやはり展開が遅くなってしまいますし、逃亡編、ローカルテレビ編、レストラン編、全てが微妙で中途半端なストーリーでございまして。

 そうなると相乗効果なんてあるはずもなく。寧ろ0.8×0.9×0.7=0.504みたいな感じで加速度的に作品のクオリティを劣化させてしまう。この作品、脚本家の方は1人だったみたいですがそれこそ複数体制にした方が良かったですよね。

 考察ブックも全く売れずに失笑される始末。極めつけは1話短縮で打ち切られてクリスマス前に終ってしまったのも何とも因果なことでして。

 折角の豪華キャストも完全に無駄になってしまって。大沢たかお中谷美紀と云えばいわずとしれた日曜劇場「JINー仁―」の南方仁と野風。あの名コンビが10年後にこんな形で再会とは・・・正直残念を通り過ぎて悔しいです。

 この作品も主題歌のセレクトだけは良かった、それもなんだかな。ですね(苦笑)。

5.イタ過ぎる現状~今こそ、解体的出直しを!!

 低迷が続く月9ドラマ。我々も含めて現状を正しく知ることが大切な気がします。

 もう全盛期のような作品を量産することは不可能でしょう。月間視聴率では遂にテレ東にも抜かれ、民放最下位に転落したフジテレビ。

 社員の平均年収は800万円台とまだ余裕で1000万円以上を維持している他局よりも断トツで低くなってしまっている。

 正直若手ではワタクシよりも低い給与の方も少なからずいてそうで、こんな待遇でいい人材もアイデアも集まるはずもないだろうと(>_<)。

 でも応援はしていきたいです。爆死と言われようと「真夏のシンデレラ」みたいな”らしい”作品をこれからも期待してるんです。

 話は変わりますが、今年のサッカーJ1昇格プレーオフ。BSで16年振りの昇格を決めた東京ヴェルディの激闘を観ていて、ワタクシ涙しましたよ。

 予算もタレントも全盛期とは比較にならない。でもチーム一丸となって復活を目指す姿に50,000人を超える大観衆が駆け付けた。きっとあの日は、日本中の少なくないサッカーファンがヴェルディを応援していたことでしょう⚽

 月9も今のドラマ界での立ち位置はヴェルディとよく似ているかと。かつてのライバル、日曜劇場が正に横浜Fマリノスかな?

 ・・・ですので変なプライドは捨てて、結果や数字ありきではない、今までの歴史を大切にした月9にしか作れない作品群を愚直に生み出していく。そんな枠であってほしいと願っております。

 それでは今朝はこの辺で。皆様、本年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします🎍