特集ドラマ「アイドル」を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 2年越しの夢、遂に達成!大谷翔平選手がやってくれました。今更説明するまでもないですが、あのベーブルース以来、実に104年ぶりの10勝&10HRの二刀流の偉業達成。本当におめでとうございます、VIVA!!

 しかし、最近の野球選手は他にも菊池雄星、佐々木朗希等、岩手県出身者の活躍が半端ないですね( ゚Д゚)。我が大阪は野球は強くても、最近は中々傑出したタレントが出てこない(>_<)。正直羨ましいですね~。

 さて今夜は同じ岩手出身、戦時中のアイドルとして人気を博した明日待子(凄いネーミング!)こと小野寺とし子さんをモデルにしたドラマ「アイドル」の感想をアップしたいと思います!

 骨太でしたね。意識的に朝ドラ風に作っていたけど、正にミット越しでも掌がじんじんと痛むような重いボール。この作品はいわゆる反戦ではなく、時代の波に翻弄されながらも消えることの無かったエンターテインメントの価値、真価を伝えたかった。

 敢えて無色透明な演出に徹したからこそ、逆に平和な社会と平穏な日々の素晴らしさをより鮮明に映し出すことができた。ワタクシはそう感じました。

 少し(時間の制約上、仕方がないのですが)進行が駆け足だったのが残念ですが、クライマックスはしっかり描けていて。

 一つは主人公の明日待子が戦地の中国大陸に、兵士を慰問に行くシーン。そこで彼女は自分の役割が、若き青年兵達に生きる活力を与えることではなく、安らかに死ねるように後押しすることであることを痛感し、苦悩します。

 ファンのほとんどが戦地から帰ってこなかったという現実。その心中は、我々の想像など全く及びもつかないことでしょうね。

 そしてもう一つはムーランルージュから作文館と名前を変えた劇場で、空襲の中、一人夢のようなかつての公演を夢想するシーン。

 そこには敵性音楽とされたジャズが鳴り響き、かつて憧れた先輩達や思い人もいた。誰一人欠けることの無い(山崎育三郎さんは出征し、フィリピンで還らぬ人に)、夢の世界。しかしそれは確かに待子の人生に存在した素晴らしい思い出の日々。

 ラストは敗戦後、美空ひばり(?)らしき少女に将来、一緒に唄ってほしい。そんな約束をするシーンでした。廃墟の中から、希望の芽が息吹いていく。良かったです。

 主演の古川琴音さん、いわゆる個性派俳優のカテゴリーになるかと思いますが、いい意味でアクが強くなく、アイドールを好演してました。これからもっと色んなドラマでお見かけすることになりそう・・・楽しみですね。

 最後に、明日待子さんこと小野寺としこさんは何と99歳まで長生きされ、2019年に永眠されたとのこと。その翌年の2020年、新型コロナによりエンタメ界は再び大打撃を受けましたが、これも何か大きな意味があるというか、良くも悪くも今は戦後以来の価値観が大きく変わる時代の転換点なんでしょうね。

 そして私達は今、激動の時代を生き抜いた先人達から新たに日本国のバトンを託されたんだな・・・。ワタクシ、そんなことも考えました。

 アイドルは、エンターテインメントはいつだって必要。めし、空気、ムーラン。ナイスな標語。正にその通りですよね(*^^*)。

 それでは今夜はこの辺で。皆様、良い夢を☽

 

鹿児島地域発ドラマ「この花咲くや」を観て

 みなさまこんにちは。TOSHIXXXです。

 夏の甲子園の予選もいよいよ大詰め。本日は大阪大会決勝をテレビ観戦していましたが、我らが大阪桐蔭がライバル履正社を7-0の大差で撃破!!結果的に大阪大会での失点は7試合で(関大北陽戦の)わずかに1点のみ!全国一の激戦区、大阪でこれは強すぎでしょ・・・。

 いやはや、これは3度目の春夏連覇に向けて正に死角なし。正直大阪桐蔭を止められるチームは無さそうです。個人的には同じ近畿勢の京都国際にはワンチャンがあるかもと思ってますが、それも誤差の範囲。普通に考えれば今夏は大阪桐蔭の一人舞台&横綱相撲が期待できそうです( ^)o(^ )。

 それではその試合の後に放送された、小芝風花さん主演のスペシャルドラマ「この花咲くや」の感想をアップしたいと思います!

 舞台は鹿児島。今年の春に地域限定で放送されていた作品が、今回全国放送されました。

 鹿児島生まれ鹿児島育ちで現在は不動産会社に勤務している、主人公、知花。一見充実した日々を送っている彼女は、幼い頃に体験した父の交通事故がトラウマとなり、恋人の防災課の職員、洋平からのプロポーズの返事もズルズル先延ばしに。

 そんな彼女の元に一人の客が。彼の条件は桜島が見えない部屋を探してほしい。その一見不可思議な出会いが、知花の運命も変えていくことに・・・。

 地方局とはいえど、流石はNHK。丁寧な心理描写と静かなエピソードを丹念に積み重ねていくことで、解けていく謎。硬派、そして実に内省的。

 小芝風花さんはやっぱりNHKの作品が一番しっくりきますね!最近は民放で半ばアイドル的な立ち位置になってましたが、やっぱりそうじゃないんですよね。地方で真摯に生きるヒロインを本当に自然に演じ切っていたと思います。

 東日本大震災をきっかけに離れ離れになってしまった、吉岡秀隆さんと永作博美さん。この二人の再会シーンも重厚でしたね。

 しかし何と云ってもこの作品の肝は桜島!先日も避難指示が出ていましたが、火山と共に生きる県庁所在地って、多分鹿児島市しかないですよね。雪国とも違う、火山灰と噴火と共に生きる日常。

 災害の少ない大阪市民のワタクシには想像がつかない所は正直あるんですが、色んなデメリットがあるにせよ、間違いなく鹿児島の皆さんは桜島を愛し、必要不可欠なアイデンティティーとしてるんですよね。

 劇中で永作さんが鹿児島に戻ってきたのは確かに震災で被災したからなんでしょうが、桜島に、火山灰に呼び戻された。そんな風にも思えるんですよね。

 作品はハッピーエンド。終始地味ながらも、小芝さんが洋平役の犬飼貴丈さんと仲良く桜島を見ながら、うどんを食べるシーンにほっこりしました。人生の花は咲くのを待つのではなく、咲かせるもの。いい言葉ですね。

 小芝さんは来週からの深夜ミニドラマにも登場ですし、最近迷走気味だった路線を再び元に戻すにはいい時期なのかもしれませんね~。

 後は屋久島には行ったことあるんですが、鹿児島本土には足を運んだことがないので、生きてる間には是非訪れてみたいですね(*^^*)。

 それでは今日はこの辺で。皆様、良い休日を☀

 

2022年春ドラマ総括

 みなさまこんにちは。TOSHIXXXです。

 来週は参院選。一応ワタクシは今までの選挙は皆勤ですので、勿論投票しますが今回はまだどこにするか決めかねている状況・・・。

 ひとまず本日夕刻なんば高島屋前に岸田総理が応援演説に駆けつけるとのことで、ワタクシも耳を傾けたいと思っています(*^^*)。

 それでは連日の猛暑で今更感が満載ですが(笑)、明日の「金田一少年の事件簿」最終回でようやく幕を閉じる、2022年春ドラマの総括をアップしたいと思います!

 

 

 1.今一つ元気が無かった上位陣

 平均視聴率を獲得したのは2作。

 日曜劇場「マイファミリー」とテレ朝木9「未来への10カウント」。どちらも2桁ギリギリといった感じで、話題性も弱かったかと感じました(>_<)。

 とはいえ、「未来への10カウント」で2桁獲った我らがキムタクは相変わらずの千両役者ぶりでございました。あの薄味な脚本でもしっかり視聴者を引き付ける。特に後半尻上がりに調子を上げていった。流石でございました(*^^*)。

 その一方で期待外れだったのが月9「元カレの遺言状」。綾瀬はるかさん月9初主演で楽しみにしてたんですが、う~ん。

 春の月9らしからぬ、陰鬱なトーンで、2作連続ミステリーものというのもキツかったかな・・・。この調子では今年も月9の視聴率王座奪還は厳しそうですね( ゚Д゚)。

 

 2.個人的には豊作だった日テレドラマ

 上記3作品には数字上大きく水を開けられたものの、ワタクシ的には大満足だったのが日テレ勢の3作品。

 まずは水10ドラマ「悪女(わる)」、30年振りのリメイクで今田美桜さん初主演ということで話題を呼んでましたが、まさかのおかっぱ頭の3枚目キャラが大ウケ!いやはや、個人的にはまさかの今田バージョンの田中マリリン、最高でございました。文字通りの新境地でございましたね(*^^*)。

 もう一つ、地味ながらも高評価が目立っていたのが土曜ドラマ「パンドラの果実」。視聴率的には振るいませんでしたが、AI、ウィルス、不老不死やナノテクまで不可解な事件を全て科学的アプローチで解き明かしていくのが良かった。

 毎回エピソードを観た後に、これからの社会について様々な想像を膨らませてました。主演のディーンフジオカさんも今回は人間味のある役柄で、親近感を持てましたね。

 最後は現在も放送中の「金田一少年の事件簿」。我々40代世代には正にドンピシャなんですが、若い視聴者層にウケずに視聴率的には大苦戦。そしてキャスト陣も初代の堂本剛さん時代と比較されて酷評・・・。

 う~ん、ワタクシは今回の道枝さんの金田一少年は、非常に買ってるんですけどね(*´ω`)。少なくとも歴代の中では初代の次にいい。

 薄味だとも言われるんですが、謎解きにしか興味がないって設定の方が、じっちゃんこと金田一耕助に寄せてるとも思いますし。

 後は七瀬美雪役の上白石萌歌さんは、歴代の中でも一番イメージにあってると思います!

 月間SPA!のオトコ(30代〜40代)200人が選んだこの春一番のドラマアンケートではぶっちぎりの1位だったようで、やはり我々オッサンには大人気なんですね。(笑)

 とにかく、令和初の金田一少年の事件簿、最終回に期待したいですね〜。

 

 3.その他の作品

 他作品で云えば今クールで一番ハマったのが、世間的にも大好評だったNHK「正直不動産」。

 主演の山Pも久々の3枚目役でしたが、これはコードブルー以来の代表作になりましたね(*^^*)。観ている内に自然と不動産の知識も付くし、正に一石二鳥の作品でございました。

 そして山Pの後輩役を演じた福原遥さんも今回は正にハマり役で、ネットでも高評価の嵐!いやはや、これは秋からの朝ドラに向けて最高の助走を切れたのではないかと個人的には思っています。いよいよまいんちゃん旋風、再び!になりそうですね♬

 

 それでは今日はこの辺で。皆様、暑さ対策をくれぐれもお忘れなく☀

 

「世にも奇妙な物語 22年夏の特別編」を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 セ・リーグ史上最低の開幕9連敗を喫するなど、散々のスタートだった我らが阪神タイガース。しかし今ではすっかり息を吹き返し、5連勝で遂に3位に浮上!!

 何と云っても今年は寅年ですからね(*^^*)。昨年の悔しさを晴らすべく、優勝目指してこのまま突き進んでほしいと思います🐯

 それでは今夜は半年ぶりのタモリさんデー。「ブラタモリ」(京都編、最高でしたね!)に続いて放送された、「世にも奇妙な物語 22年夏の特別編」の感想をアップしたいと思います!

 

 

1.「オトドケモノ」(主演:北山宏光

 まずトップバッターはキスマイの北山さん。

 バラエティ以外でお見かけするのは初めてでしたが、気弱なウェブデザイナーを好演していたと思います。

 ウーバーイーツ全盛の今(自炊派のワタクシは、勿体ないので出前とかはしませんが・・・)中々面白い設定だったと思います。

 ただラストのどんでん返しは蛇足でしたね~。個人的には同時注文したせいで夫婦二人が同時に謎の世界に閉じ込められてバッドエンド。正直そこで終わってほしかった。本オチの方が遥かにありきたりで、凡庸でしたね~(>_<)。

 最近必ず一つある、異様に尺の長い作品。しかも今回は最初の作品だから余計にキツかった・・・。基本全部駄作になってしまうので、長年のファンからの一言として再考を強く求めます!!

2.「何だかんだ銀座」(主演:有田哲平

 お次はくりいむしちゅー有田哲平さん。時々ドラマでお見かけすることはありますが、主演作品を観たのは初めてでしたね。

 いわゆるサイレント演技でしたが、そこはさすが一流のお笑い芸人さん。安心して観ていられるクオリティでございました。

 明らかにカブトムシに見立てた謎の生物、二ホンオオカネモチ。そのアイデアには爆笑しましたが、銀座ってセンスがいかにも昭和というか、さすがに時代遅れな気が(苦笑)。ただこのシュールさは久々にザ・奇妙だと感じました(*^^*)。

 最初はお金持ちを茶化しているのかと思っていたんですが、これは現代社会のペット事情を裏テーマにしていたのかも。飼い主の責任と余裕。それは腹八分でないといけないんだなと教えてくれました。

 そうは言いつつ、オチは中々捻りが効いてたと思います。飼う方から、飼われる方へ。因果応報、そういうことですよね。

 陳腐な感動話ではなかったまさかのバッドエンド。これこそが奇妙の伝統でございます(*^^*)。今夏では勿論№1の出来。個人的には久々のスマッシュヒットでしたね、VIVA!

3.「メロディに乗せて」(主演:生田絵梨花

 元乃木坂46生田絵梨花さん。割と卒業後にドラマ出演はあるあるなんですが、さすがミュージカル畑では既に活躍しているだけあって、正直先発組の皆さんより演技力は上な気がしましたよ~。

 謎の奇病、メロディ症候群。正直このアイデア(ストーリー展開も)は今一つな気がしましたが、メタバースや6Gとかの進展を知る限り、そんなにありえないことではないのかも・・・。

 ただそんな風に好意的に観ていても段々と駄作の匂いが漂い始め、クライマックスのメロディの混在が正直、ホントにサムくて(苦笑)。そしてまさかの聴いてはいけないメロディーが、奇妙のメインテーマだったとは!!

 ・・・いやはや、これは完全なルール違反。さすがにこんなの最低ですよ~(涙)。

 長年のファンとしてはこんなやっつけ仕事、愛する奇妙への侮辱だとすら感じてしまいます!!あ~あ、制作陣のイケてないセンスに、ワタクシ、完全にドン引きしてしまいました(>_<)。

4.「電話をしてるふり」(主演:山本美月

 久々に今回はバラード系の話で締めましたね。ただ正直ストーリーとしては、一番雑な感じでございましたが・・・。

 良かった点は、何と云っても山本美月さんと森口瑤子さんの迫真の涙。流石は本職の女優さん!よく考えてみるとこの作品以外の主演は皆さん、コメディアンや邦楽の方達でしたからね~。

 後ラストは実は意味深だったのか?(今夏のテーマ、Wミーニング)山本美月さんも実は死を迎えていたのかとも思いましたからね( ゚Д゚)。

 まあ、娘を思う気持ちは幾つになっても変わらない。例え、自分が星になっても。これだけは見方が変わることのない、真実ですよね(*^^*)。

5.  終わりに

 もうこれからは夏、というかこの6月放送が規定路線になるんでしょうね~。今回は全体的にモヤっとした印象、可もなく不可もなく。

 ただ早くも秋の特別編のミスリードもなされ、流石は30年を超える伝統芸能、「世にも奇妙な物語」はまだまだ続くよということですよね(*^^*)。

 個人的にはCMが多過ぎ、しかも消費者金融各社のモノが大量オンエアされてたことが一番の恐怖(円安ニッポン、これからどうなる!?)だったかもしれません。

 それでは今夜はこの辺で。皆様、素敵な悪夢を👿

 

 

 

「妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー」最終怪を観て~総括

 皆様、こんばんは。TOSHIXXXです。

 本日は早朝から、紫陽花で有名な奈良の矢田寺に参拝しておりました(*^^*)。金曜夜に突然上司のミニ飲み会に参加(コミュ障なのに、やっぱり飲み会からは逃れられない運命なんですね~)して眠かったんですが(笑)、まあ肝心の紫陽花はまだ三分咲きとはいえ美しくて。

 令和に入ってから続けている大和十三か所巡りも、今回で十か所目。これからもゴールに向かって楽しみながら続けていきたいと思います。

 それでは先程放送された「妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー」最終怪と総括をアップしたいと思います!!

 

1.禁じ手の最終怪!映画へのミスリード

 いやはや、ガス欠というか、ネタ切れ感が強い第2シリーズだったんですが、まさかここまでスカスカな最終怪だったとは・・・。

 明らかに秋元康御大をモデルにしてる感満載の、エンタメ界のドン、黒原光一。その正体は最強妖怪、だいだらぼっちどころか妖怪ですらなく。ただの柿好きのマザコンオジサンだったとは!!う~ん、こんなんで本当にいいんでしょうか(>_<)。

 登場した妖怪の闇落ちの原因は不明のまま。これを映画で明かしますよということなんでしょうが、流石にそれだけでは、ね(苦笑)。

 孤独を恐れずに突き進むことを決断した、小芝風花さん演じる目黒澪に今度は一本の角が。再び半人半妖怪に戻った、また小説に真摯に向き合う。これだけが救いだった気がします。しかしそれにしても、幾ら30分枠でも余りになんだかな~と感じてしまったラストでございました( ;∀;)。

2.この調子で映画版は大丈夫?

 パート1の時は、小芝さんのコメディエンヌぶりと、松本まりかさんを初めとするまさかの妖怪ビジュアルが大いに刺激を与えてくれたんですが、今回は最後まで盛り上がらないまま終わってしまいましたね~。

 個人的には(映画化のためだけに必要だった?)闇落ちした妖怪という設定も、不完全燃焼だったかと。シェアハウスの面々はさすがに伸びしろが無いですし、家主の和尚さんやその息子さんも前作よりインパクトダウン(>_<)。

 成功し過ぎた故に、もう良くなりようが無かった。これでは17日に控える映画版の動員や評価の雲行きもかなり怪しい気がしますね・・・。

 一昨年の「トクサツガガガ」以降快進撃を続けてきた小芝風花さんの勢いも、完全に踊り場に入ってしまったかと。焦らず、実力をもう一度蓄えて頑張っていただきたいですね~。

 それでは今夜はこの辺で。皆様、良い夢を☽


 

 

「妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー」第8怪を観て

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 昨日、新型コロナの3回目ワクチン(ファイザー社製)を接種し、副反応ナウでございます(>_<)。

 とはいえ、熱は引いて峠は越した感が。この感じだと2回目の時が一番キツかったのかな。まあ腕が痛いのだけは毎度毎度勘弁してほしいんですが(苦笑)。

 まあ本日も家でゆっくりしますが、この調子だと弁当作り、アイロンがけ、風呂掃除といった日曜日の家事ルーティンはこなせそうです(*^^*)。あ、当然このブログも(笑)。

 という訳で、昨夜放送された小芝風花さん主演「妖怪シェアハウスー帰ってきたん怪ー」第8怪の感想をアップしたいと思います!

 一時は完全に洗脳された澪も、座敷わらしが作ったすっぽんの秘薬?で完全復活。折角書き上げた脚本を全否定され、怒りに満ちた逆襲を開始!ふ

 まずは小暮さんの正体が絡新婦で、上編集長の正体は妖怪やまびこであることが判明いたしました( ゚Д゚)。

 絡新婦、闇落ちから元に戻っても、全然善良な妖怪には見えませんでしたね(苦笑)。400年生きて、男を食らう様になった蜘蛛。ただ惚れた男だけは殺さないと。まあ何だか一昔前の演歌の歌詞に出てきそうな女性ですものね(@_@;)。

 蜘蛛、といえば本来は(一部の毒を持つものを除いて)害虫を食べてくれるありがたい益虫。姿を見ても殺してはならないと言われております。

 ただワタクシが3年前まで赴任していた田舎の社宅には巨大なアシダカグモが出てきて、ホントにパニックに(>_<)。害はないとは分かっていても、見た目のグロテスクさに都会育ちのワタクシは免疫がまるでなくて・・・スプレーで殺処分しておりました。本当にごめんなさい🙇

 一方の上さんのやまびこはショボい存在のせいか、座敷わらしの歌や昔話も省略されて(笑)、一気にスケールダウンしましたね。残るは悪のクリエイター、黒原光一。もしかしてと予想しておりましたが、その正体は日本創生にも関わったという大ボス中の大ボス、だいだらぼっち。

 どうやら六角精児さんのだいだらぼっちが今までの妖怪の闇落ちの原因を作っていたようで、次回の最終怪が最終解になりそうですね。楽しみでございます!

 それでは今朝はこの辺で。皆様、良い休日を☀

 

「詩世界より∞15年目の真実~坂井泉水さんを偲んでV」

 皆様、おはようございます。TOSHIXXXです。

 今年もこの日がやって参りました。本日は言うまでもなく、不世出の歌姫、ZARD坂井泉水さんの命日。亡くなられてから、今年で丁度15年。正に節目の年となりました。

 この企画も早6回目。今回は原点回帰といいますか、ZARDの楽曲全ての作詞を手掛けた坂井泉水さんの「言葉」から、彼女の残したメッセージを辿ると同時に、人間・坂井泉水を改めて考察したいと思います。

 

 

1.バブルなオンナ

   まずは少し悪意を感じる(?)このテーマから。

 宇多田ヒカルさんやXJAPANのようにデビュー作から己のカラーが完成している。そんなアーティストもたまにいますが、ほとんどのアーティストは試行錯誤を繰り返し、自身の勝ちパターンといいますか、核になる音楽性を確立していく。

 ZARDで云えば、やはりそれはダブルミリオンの2nd「揺れる想い」であったかと思われ、それ以前は当時よくいたちょっとクールないいオンナ、換言すればバブルの残り香がする恋愛をコンセプトにしていた。ワタクシはそう感じています。

 その視点で云えば(ミニアルバムはその前に出してますが)、1stフルアルバム「HOLD ME」には誕生前夜とも云える坂井さんの詩世界が広がっていて。

 ”窓ににじむ city light ぼんやり雨の音を楽しんでる 

  長すぎる夜の過ごし方 上手くなったみたい” <サヨナラ言えなくて>

 ”Hold Me そばにいて 上手(きよう)な言葉は要らないから

  Hold Me  もう二度と 他の誰かを 愛さないで” <こんなに愛しても>

 ”濡れた唇乱され 嘘を許してもいいと・・・” <Dangerous Tonight>

 う~ん、やっぱりこれって、バブルですよね(笑)。

 とにかく当時(1992年)はまだ今みたいに、生活防衛とか老後の心配とかそういうことをあんまり考えなくて良かったんだろうな、手に入らないのは色恋だけ。それすらも何となくアクセサリー的な価値観がして・・・。

 少しうがった見方かもしれませんが、初期の坂井さんの女性像からはそんな印象が浮かんできます。

 もしZARDがこのままの路線で終わっていたら(もしバブルが崩壊してなかったら、ずっとこうだったかも!?)、きっと今もファンに惜しまれるZARDは誕生せず、ワタクシも毎年坂井さんを偲ぶ記事をアップすることもなかったことでしょう。

 ただ決してこの時期ZARD鳴かず飛ばずという訳ではなく、コンスタントにそこそこのヒットは飛ばしていた。しかしその先にまだ大きな光が射していたこと。

 この事実こそがZARD、引いては坂井泉水さんがいかに稀有な存在であったか・・・。そのことを再認識させてくれますよね。

2.”私”の中の少女

 「負けないで」の大ヒット以降、どんどん坂井泉水さんは等身大の自分をZARDの詩世界に打ち出していくようになります。

 「揺れる想い」以降、見え隠れするようになったのは坂井泉水さんの、無垢な少女性。売れっ子アーティスト目指して、ある意味無理して突っ走っていた坂井さんが、本来の自分に還ったと。

 ブレイクした故に許された表現の自由。それは正に音楽の神様が坂井さんに与えてくれた、一種のギフトだったのかもしれません。

 そんな坂井さんの中に眠り続ける、永遠の少女。それを最も端的に表している2曲が「Oh my love」と「少女の頃に戻ったみたいに」ではないかと思います。

 「Oh my love」は昨年の追悼ブログで、SARD UNDERGROUNDのカバーバージョンを絶賛させていただいたんですが、やはり20歳前のキュンキュンラブを丁寧に描く坂井さんの感性。その瑞々しさがなければこの曲は絶対に書けない訳でして。

 「少女の頃に戻ったみたいに」は歌詞の中で少女時代を追体験しているとも云えるんですが、

”懐かしい 少女の頃に戻ったみたいに やさしく 髪を撫でてくれる

そんな暖かい手を いつも待っていた”

 このフレーズにはやはり無垢な少女。そのイメージを重ねてしまうんですよね・・・。

 成功した故、という向きもあるかもしれませんが、やはり坂井泉水という人は、地位や名誉、金銭よりも心のつながりや素朴な温もりを大切にしていた。

 そんな坂井さんの作った歌だからこそ、信じられる。こうして何年たっても聴き続けることができる。偽りの自分ではなかったから・・・。ワタクシは常々そう感じております。  

3.幻の花嫁

 ワタクシが今も信じて疑わない、日本三大歌姫。

 具体的には中森明菜柴咲コウ、そして我らが坂井泉水。この才色兼備のお三方になるんですが、何故か全員未婚なんですよね( ゚Д゚)。

 皆様総じて家庭的な方(特に柴咲さんの料理スキルの高さは有名ですよね!)なんですがね(>_<)。まあこれこそご縁の問題といいますか、人生の不思議さ。ですよね。

 坂井さんの詩世界の女性達も、自由奔放とは全く真逆のある意味昭和な大和撫子ZARDの楽曲にはお嫁さんにしたくなる一途な女子が沢山出てくるんですが、その中でも一番はやっぱり「So Together」かなと。

  元々結婚式が近い友人のために作ったという曲ですから、勿論ベタベタのウェディングソングなんですが、歌詞もメロディーもアレンジも全てが坂井さんの夢見た花嫁のイメージなんだろうな。そう思えてならないんです。

” 子供の頃夢見た 今日の日思い出す 永遠の愛を誓い 痛みまで分かち合う

 大切を教えてくれた あなたのもとへ ”

 いやはや、これはもう神父様の説く愛のカタチですよね。

”So together あなただけ見つめて 穏やかに暮らしてゆきたい

 So together めぐり逢えた喜び 噛みしめて目を閉じてゆく”

 本当にここまで一途な女性を描いたアーティストって実は少ない。例えば良妻賢母のイメージの強い竹内まりやさんも、歌詞の世界は結構ドロドロしてますからね( ゚Д゚)。

 それ故に、きっと結婚願望は強かったであろう坂井さんのことを思うと、胸が苦しくなってしまうんですよね・・・。

4.生と死の間で~「負けないで」

 最後はやはり、坂井泉水さんの夭折について。あの日から15年経った今も、私達ファンの心の痛みが完全に消えることはありません。

   第1弾の追悼記事では、坂井さんの未来を予見していたかのような「いつかは・・・」の歌詞を紹介していたんですが、今のコロナ禍とウクライナ危機に揺れる情勢なら、きっと生きる希望に満ちた、力強いメッセージを発してくれていたのでは。そう感じるようにもなってきまして。

 生前(2004年)のライブで坂井さんが語った「私はいつも本当に、言葉を、詞を大切にしてきました。音楽でそれが伝わればいいなと願っています」というシーン。時を経て今こそ、その言葉の重みが一番ワタクシには響いております。

 そうなると最後にお伝えしたい詩は、やはりZARDの最大の応援歌でもあり、人生賛歌でもある「負けないで」ですよね。

 ”負けないでもう少し 最後まで走り抜けて

 どんなに離れてても 心はそばにいるわ”

 ”負けないでほらそこに ゴールは近付いている 

  どんなに離れてても 心はそばにいるわ”

 こんなに平和な日本でも、40代後半にもなると、生きているのは不安で、正直辛いです。仕事の先行きや老後のことだけでなく、満員電車や飲み会とかがまた復活して、他人の気をビンビン受けて疲れ果てる。またコロナ前の日常。それなのに人生100年と来た。いつまでこんな日々が続くのかと絶望もしたくなる。

 でも、それでもこの時代のランナーの一員である以上、天に召されるまではレースを途中棄権はしたくない。

 出来るなら、後続のランナーが少しでも楽に走れるよう、道も整備していきたい。それが天界にいるであろう、坂井さんからのメッセージでもあるでしょうからね。

 

5.終わりに

 いかがだったでしょうか。

 あの悲しみから15年。科学技術は日々物凄い勢いで進み、そう遠くない内に坂井さんのAIやクローンが出来てしまう。そんな未来も全くの夢物語ではなくなってまいりました。

 それでも一番素敵で、美しいのは私達ファンのそれぞれの心に生き続ける坂井さん。素晴らしい沢山の言葉と、歌。ワタクシにとって、坂井泉水とは不世出の歌姫であると同時に、心優しい姉のような存在で。

 だからこそ坂井さんが生前に届けてくれた宝物を、これからもずっと私は大切にしていきたいです。皆様も、きっと同じ気持ちですよね。

 それでは今年は、中之島公園で目にした色とりどりのバラを、坂井さんに捧げたいと思います。歌姫、坂井泉水よ、永遠なれ。