「風の向こうへ駆け抜けろ」を観て

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 本日は競馬ファンなら必見のG1レース、有馬記念でございます🐎

 例によってワタクシは今年も馬券は買わずにテレビ観戦ですが、現役最強馬の呼び声高いクロノジェネシス(今レースで引退しちゃいますが・・・)と進境著しい新鋭エフフォーリアの新旧対決、そして有馬ラストランとなるキセキの大逃げに期待と、本当に見どころだらけで楽しみにしています(*^^*)。

 それではそんな競馬の世界を題材に、昨夜まで二週に渡って放送されたNHKドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」の感想をアップしたいと思います!

 主人公は元欅坂46平手友梨奈さんが演じる女性騎手の芦原瑞穂。中央競馬で全く結果が残せなかった彼女が流れ着いた先が、地方競馬の鈴田競馬。その中でも潰れる寸前の元G1ジョッキーの中村蒼さん演じる緑川浩司が調教師兼経営者を務める、緑川厩舎で魚目の牝馬、その名もフィッシュアイズと再起を目指していく・・・。そんな物語でございました。

 まずは主演の平手さん。「ドラゴン桜2」でも感じたことですが、感情を爆発させるシーンではオーバーアクションが目立ち、まだまだ粗削りだなと。しかしそれを補って余りある圧倒的ヒロイン感。これは欅坂時代から変わらない、大きな武器ですよね~。

 そして相変わらずのスタイルの良さに、馬好きのキャプテン菅井優香さんにも引けを取らない乗馬スキル(かなり練習されたんだと思います)で本物の女性ジョッキーに見えました!!実際にレースを再現しての贅沢な作りは、流石NHKさんだと感じましたね。

 物語は訳アリだらけの仲間達と共に、瑞穂がG1の桜花賞に挑戦。残念ながら優勝は出来ませんでしたが、前哨戦のフィリーズレビューを制したことで見事に重賞制覇。夢の凱旋門賞を目指して、まだまだ彼女と緑川厩舎の挑戦は続いていく・・・。そんなラストでございました。

 重苦しい前半に比べ、後半は明るい展開が続いて救われました(*^^*)。そして醜い容姿のせいで(緑川厩舎に引き取られるまで)虐待を受けていたフィッシュアイズの活躍には、本当に勇気を貰いました。

 もう一つ、緑川厩舎にはツバキオトメという18歳(人間でいえば55歳)の牝馬がいて、最初は彼女がフィッシュアイズの併せ馬を務めていたんですが、きっと彼女はフィッシュアイズにとっては(初めて心を許せる)お母さんのような存在だったのでは・・・。そんなことも考えました。

 今ワタクシが心を痛めているのは、競走馬の引退後の生活。特に殺処分でして。

 現役牝馬で云えば稀代のアイドルホース、ソダシちゃんや、名族中の名族、アカイトリノムスメ、そして本日有馬の大本命、クロノジェネシスなんかはまず安泰なんでしょうが、他は繁殖馬としても役に立たないと分かると容赦なく殺され、食用にされてしまう。牡馬もしかり。劇中のツバキオトメのように幸せな人生ならぬ、馬生を送る馬が増えることを改めて願いました。

 人(労働者)も馬も過度な競争をさせた末に、役に立たなくなれば即ポイ捨て。そんな行き過ぎた資本主義のリセットを、風の時代の確立を。やはりこれからの私達は目指していかないといけない。正に「風の向こうへ駆け抜けろ」ですよね!!

 それでは今朝はこの辺で。本年はこの記事がラストになります。今年も読者の皆様、お付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします(*^^*)。では、良い休日を☀

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