皆様おはようございます！TOSHIXXXです。
火曜日に終了したドラマ「CRISIS」のヤフー感想欄を観てたら、いやはや皆さん実に手厳しいですね~( ;∀;)やはり勧善懲悪でないことに対する不満が多く、金城さんの自己満足ドラマだという声も多かったです。個人的にはあのラストにつながるなら全体として〇だと思ったんですがね・・・。
しかしそんな余韻に浸る暇もなく、昨日は日テレ水１０ドラマ「母になる」がフィナーレを迎えました。では昨日同様、最終回の感想と総括をアップしたいと思います！！
正直この最終回は蛇足になるのではという思いがありました。ただそれは全くの杞憂でしたね( ^)o(^ )大体予想通りの地味な展開でしたが、今までで一番いい回だったと思います。
まずは女性ならではの細やかさというのか、水橋さんは一つ残らず綺麗に伏線を最終回で回収していきましたね。KOU君が彼女だと思ってたMOMOちゃんには大学生の彼氏がいたというオチまでついて(笑)。「CRISIS」のとっちらかり方が不満だった方は、このドラマのチリ一つ落ちていないラストなら満足していただけたのではないでしょうか。
色々最終回については書きたいことはありますが、敢えてここでラストに沢尻さんが小池さんに語った台詞だけを取り上げたいと思います。
”私はいつか貴女を許さないといけない時が来る。その時が来たらKOUを連れて貴女に会いに行きます” ”貴女に奪われた９年間が無ければ、今の日常がどんなにかけがえのないものかが分からなかった。KOUを育ててくれてありがとう”
これですよ、この台詞で私は締めてほしかったんです！！二人が単なるママ友にならなくて本当に良かった。憎しみの感情を簡単に消すことはできない。でも、前に進むためにはその感情にとらわれていてはいけない。だから許そう、許せる自分になろう。そういうことなんですよね。お見事！！さすがは名手水橋さんですよね( ^)o(^ )
後はその台詞を語っていた堤防沿いの木陰の映像がとても美しかったですね。関東のありふれた町でロケしてるはずなのに、とても素晴らしい初夏の情景でした。
「貴族探偵」の避暑地の森林の映像も良かったですが、それに対してこのとんでもなくローコストで同等の映像美を演出できる日テレ水１０が、今は完全に月９より格上になっていることを痛感しました( ;∀;)
さて、ではここからいつもの箇条書きでこのドラマを振り返っていきましょう！
１．沢尻さんの新境地～地味ながらも粒ぞろいのキャスト
あの沢尻さんがお母さん役ってどうなの？という声が少なからずあったわけですが蓋を開けてみると本当に子供思いで少し甘い、優しいお母さんを好演していたと思います( ^)o(^ )
正に今までのイメージを裏切る新境地でした！このドラマだけ見たら逆にあの伝説の「別に」発言が嘘だったのではないかと思えるほどです(笑)。
他にも藤木さん、小池さんをはじめ実力派が揃っていたので、本当に自然にドラマの世界に入っていくことができました。
２．最後までドラマ全編を貫いていた優しさが染みる
少し子供を誘拐されたにしてはオメデタ過ぎない？と突っ込まれてしまいそうですが、私はこのハートウォーミングな世界観が大好きでした。基本的にコメディではないのにここまで悪人が出てこないドラマは久々だったのではないでしょうか？
KOU君を巡る二人の母の根底にあるのは子を思う純粋な愛情。それがウィークデー中盤で疲れている我々視聴者を癒してくれたんだと思います( ^)o(^ )
３．最初に飛ばし過ぎて失速？ストーリーの展開には難ありだった
名手水橋さんこと水橋文美江さん。「ホタルのヒカリ」の頃から私は好きな脚本家さんですが、昔からストーリーにあんまり起伏がないというか、大石静さんとかと比べると薄味すぎるのが玉に瑕なんですよね。
しかし今作「母になる」第１話は水橋さんらしからぬハイスピードで話が展開して、こりゃどうなるのかと思っていたら案の定中盤で停滞、結果視聴者は離れてしまい、平均視聴率は水１０としては久々の１桁を記録することとなってしまいました( 一一)
今思えば第１話を２～３回分に分けても良かったかなあと思います。その方が水橋さんらしかったというか。クオリティは素晴らしかったのに「貴族探偵」とかとそう変わらない視聴率しか取れなかったのは戦略ミスだったと思うんで、また今後に活かしていただきたいですね。
まあ今日もくどくど書きましたが、最終回は本当に最後まで見続けた我々視聴者に水橋さんが花束を届けてくれたようで、本当に感動しました。次の夏クール「過保護のカホコ」は「コードブルー３」達と視聴率１位争いを展開すると私は予想しているので、これからも日テレ水１０枠から目が離せませんね!(^^)!
では、今日も一日頑張りましょう☀
