奇跡のバンド BUCK-TICK ~刺さるコンテンツ(8-1)

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 さあ今日から秋ドラマが開始になるまで少し間があるので、私が人生で最も影響を受けたと云っても過言ではないグループ、B-TことBUCK-TICKのことをしばらく語っていきたいと思います( ^)o(^ )。

 毎回、一つずつ若き日の私に衝撃を与えたアルバムについて全曲ミニ紹介もしたいと思うのでよろしくお願いいたします!!

 

 

1.BUCK-TICKとは

 私と同じアラフォー世代で知らない人はいないと思いますが、若い方でこのブログを読んでくれている人もいるかもしれないのでBUCK-TICKのことを簡単にご紹介しておきましょう( ^)o(^ )。

 BUCK-TICKは1987年11月にメジャーデビューした、群馬県出身の5人組ロックバンドで、いわゆるビジュアル系の先駆者とされている方達です。

 当初は同郷の大先輩BOOWYの後輩バンドとして売り出してました。それ故音楽性も同じビートパンクだったんですが当時は長髪を逆さに立てる衝撃のヘアスタイルで、非常にインパクトがありました( ゚Д゚)。

 そこから活動休止もほとんどなく何と今年でメジャーデビュー30周年!!しかもメンバーが全く変わっていないんです。

 簡単にご紹介すると、日本で一番の美形ボーカリストであると言っても過言ではない櫻井敦司さんを筆頭に、音楽面での不動の司令塔、ギターの今井寿さん、ミディアム調の曲でいくつも神曲を作曲したギターの星野英彦さん、後は迫力あるリズム隊を形成しているベースの樋口豊さんとドラムのヤガミトールさん。ヤガミさんが芸名なので分かりにくいんですがこのお二人は兄弟です( ^)o(^ )。

 皆様ロックの世界に身を置いておられますが、インタビューなどは非常に紳士的というか、ホントに静かな方達です( ゚Д゚)。まあそこがいいんですけどね。

 詳しいことはおいおい語っていくことにしましょう。では、今回ご紹介するアルバムは彼等が初めてオリコンチャートで1位を獲得した記念碑的アルバム、「TABOO」(1989年1月18日発売)です!!

f:id:TOSHIXXX:20170924223035j:plain

 

2.「TABOO」とは

 このアルバムは4枚目にして初の海外(ロンドン)でレコーディングされた作品です。

 今はもう海外レコーディングなんてすたれてしまいましたが、当時は海外でレコーディングをすることが一つのステイタスだったんです。まあ今とは全然違いますよ。何せ平成が始まったばかりで、ソ連東ドイツなんて国家がまだ存在していた時代ですから( ゚Д゚)

 実は私はこのアルバム、リアルタイムで聴いたわけではないんです。最初は次回ご紹介する「悪の華」(1990年)なので、これは遡って聴いた事になるんですが、とにかく衝撃でした(>_<)。

 BUCK-TICKといえば死に関する歌が多いんですが、もう一つの側面、エロスを感じる歌も多いんですよ。そしてBUCK-TICK史上最もエロスに溢れたアルバムがこの「TABOO」なのです!!

 エロスと一言で云ってもいわゆる下ネタソングでは勿論なく、先日ご紹介したディルアングレイのヤバい感じの歌でもない。そうですね、甘美なエロス。その言葉が一番しっくりくると思います。

 もう少し話を推し進めると、これはボーカルの櫻井さんがとにかく美形で、女性が向こうからひっきりなしにアプローチしてきたことに起因していると私は思います。

 櫻井さんはとにかくモテました。ある雑誌のインタビューで余りにも多くの女性が自分と簡単に関係を持ってしまうので、逆に女性不信になってしまったと語っていました( ゚Д゚)。

 凄すぎる話ですよね~。私のようなアイドル好きな人間にはおよそ想像もつかない世界です!!でもね、何もしなくてもモテすぎることで何か虚しくなるという感覚、勿論私には縁のない話ですが何となくは分かります。

 だって昔、ウチの母親ですら櫻井さんをテレビで観て「あら、この子凄い男前。好みやわ~」とか言ってたんですから(笑)。ロックのロの字も知らない中年女性をも一瞬で虜にしていたのだから、櫻井さんはもうイケメンなんてチープな言葉では到底表現できない位のいい男なんです!!

 だから、櫻井さんには見えてたはずなんです。女性が見せる本当の欲望、欲情が。これはトークが上手い男性やお金を持ってる男性でも、夜の世界に精通した男性でも、到底見ることは叶わないであろう究極の女性の本能そのままの姿。

 そんな女性の究極の姿がこの「TABOO」には表現されています。そこまで女性に(性的に)愛される人間も少ないので、櫻井さんの作詞したこのアルバムの収録曲は若かりし日の私の感性を刺激してやみませんでした。

 ではここから「TABOO」の収録曲をミニ紹介したいと思います!!

f:id:TOSHIXXX:20170924225424j:plain 3.「TABOO」全曲ミニ紹介

 

1.ICONOCLASM

 初期BUCK-TICKの定番ソング。ギターの今井さん作詞の英語詞ですが、基本SEみたいな曲です。後はこの英語、文法も滅茶苦茶ですが発音も完全にカタカナ英語なのはご愛敬です(笑)。

 

2.TOKYO

 夜の街東京。これを椎名林檎さんが歌うと「歌舞伎町の女王」になるんですが、BUCK-TICKの手に掛かればダークなアレンジがクールな、疾走感あふれるロックソングになるんですね~。

 

3.SEX FOR YOU

 来ました!!このアルバムのエロス炸裂度ナンバーワンソングです( ゚Д゚)。このタイトル通りに歌詞がスタートするのが当時中学生の私には衝撃でした。

 この作品に出てくるのは風俗嬢でもAV女優でもなく、私が推察するに普通の女性。そうです、私の会社でも貴方の会社でも普通に働いている、どこにでもいる平凡な女性です。ただそんな女性が、櫻井さんを前にした究極の性の快楽に牙を剥いているのです( ゚Д゚)

 きっと私達がそんな彼女と結婚して、子供を為して死ぬまで一緒に過ごしたとしてもおよそ見ることはないであろう淫らな姿が、この歌には表現されています。櫻井さんだからこそ見えた世界。このお方がある意味、エロスという女神に選ばれて生まれてきたのだと確信してしまう一曲です。

 

4.EMBRYO

 これは胎児の歌。もっといえば堕胎の歌。黒夢ディルアングレイと云った後輩グループもテーマにしましたが、多分最初はこの曲です。

 特筆すべきはこの歌詞の本当にニュートラルな視点。これが黒夢なら何とも物悲しいやっちまったぜ悲劇だぜみたいな感じで描き、ディルアングレイの京さんに至っては完全に曲中で堕胎という行為を非難しています。

 しかし櫻井さんの歌詞はそうではない。人間も結局は動物なんだという自然回帰的な考え方なんです。一応「許されぬ命」とは歌っているんですが、他のグループにある悲壮感はゼロなんです。全然グロい歌ではないので是非一聴してみてください。

 

5.J

 「J」とは切り裂きジャックのこと。そうです、19世紀末のロンドンで起こった連続売春婦殺人事件(未解決)の犯人ですよね。まあロンドンつながりではありますね。

 この曲は今井さん作詞なんですが、今井さんの描く世界はエロスではなく、正に幻覚を見ているかのような別の狂気です。

 

6.FEAST OF DEMORALIZATION

 これはヤガミトールさんの作詞ですが、いきなりとんでもない淫語でスタートするこちらも問題作です(笑)。

 ただこの女性はいわゆるビッチと呼ばれる人達を指してますね。普通の男が描いた、よくあるエロス。やはり櫻井さんみたいな経験は、少しくらいのいい男では無理ということですね。

 

7.ANGELIC CONVERSATION

 こちらも今井さん作詞。全編に渡ってシュールで意味不明な歌詞が炸裂してます。少し取り上げてみると・・・。

”夢を喰いちぎる バクを狩り大蛇に乗る 目を潰す MERODY 海に混ざり合う DRAGON AND BOY 太古の風を首に巻いて 気高く髪を振り乱す”

 ・・・やっぱり意味不明ですね(笑)。でもこのクレイジーさが最高です、VIVA!!

 

8.SILENT NIGHT

 何か一発録みたいな曲だな、そう思っていたら曲が足りなくて本当に即興で作ったらしいですね。でもちゃんと聴けますし、さすがだなと思いました。

 

9.TABOO

 アルバム表題曲。これはあのドリフのカトちゃんこと加藤茶さんの「ちょっとだけよ♥」のギャグのバックに流れる「TABOO」を原曲にしてます。モチーフが既にいかがわしいです(笑)。

 という訳でこの曲もエロいです。でもちょっとこちらは創作的な感じがしますね。心中をフランス風に櫻井さんが解釈して作詞したのかな。このモチーフを和風にしたら正に石川さゆりさんの名曲「天城越え」です(笑)。

 

10.JUST ONE MORE  KISS

 伝説の1stシングルが最後に来てます。「悪の華」と並ぶBUCK-TICKの代表曲。雨上がり決死隊の蛍原さんがいつも熱唱してますよね。テレビ映えするキャッチーな一曲です。

 この頃まだBUCK-TICKの音楽的評価は高くなく、人気先行バンドだと音楽雑誌では批評されていました。

 確かにこのアルバムも中々コンセプトアルバムと云ってもいい位のテーマ性を持ってるんですが、最後をエロスやダークさとは全く無縁のこんな爽やかソングで締めてしまうのは、確かにまだまだだよね~という感じがします。この頃のBUCK-TICKは未完成でした。

 でもこの曲の歌詞は、BOOWYとかのヤンキー系の歌詞とは一線を画していて、そういう世界に全く共感できない私的には嬉しかったです。”天使のざわめき 悪魔のささやき 月夜に甘い口づけ” ”トキメキは返らない 愛してる I WANT TO KILL ME GOD KNOWS I LOST MY HEART 叫び続け”

 これです!!私にとってはこういうことなんです!!エロスでもなくヤンキーでもなく、この非現実こそが私が一番好きな世界。安心できる世界。これは多分死ぬまで変わりそうにないですね( ^)o(^ )。

 

 ・・・以上、初回からいきなり超ディープな全曲紹介になってしまいました( ゚Д゚)。この記事読んでくれる人って、果たして何人いるんでしょうか(苦笑)。ただBUCK-TICKデビュー30年企画はまだまだ続けていきますので、よろしくお願いいたします!!

 では今日からまた一週間頑張りましょう☀

f:id:TOSHIXXX:20170924234648j:plain

 

 

 

 

夏ドラマ総括

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 お待たせいたしました( ^)o(^ )。先週火曜日の「カンナさーん!」最終回で幕を閉じた、2017年夏クールドラマの総括をアップしたいと思います!!

 

 

1.近年稀に見る大豊作だった17年夏ドラマ

 まずはこの話題からです。

 私が15年に観ていたのは3作品(「花咲舞が黙ってない2」「ホテルコンシェルジュ」「探偵の探偵」)。16年に観ていたのも3作品でした(「好きな人がいること」「家売るオンナ」「グ・ラ・メ」)。

 これに対し、今夏クールは実に倍の6作品も観ていたんです!!(「コード・ブルー3」「過保護のカホコ」「脳にスマホが埋められた!」「ハロー張りネズミ」「ウチの夫は仕事ができない」「ごめん、愛してる」)

 別にこれは今年の夏、私が暇だったからという訳ではございません(笑)。今年の夏クールはホントにレベルが高かった。少なくとも今年の冬と春(例年春はいいドラマが多いんですが今年は不振でした)に比べれば段違いの充実だったと思います。

 それはデータにも表れていて、平均視聴率が2桁に到達したのが2015年は3作品、2016年はたった2作品しかなかったんですが、今年は実に5作品と前回春クールをも上回る結果を残しています( ^)o(^ )。では早速詳しく分析していきましょう!!

 

2.首位奪還!!月9復活を印象付けた「コード・ブルー3」

 まず長年の月9ウォッチャーとして、この話題に触れないわけにはいきませんよね(>_<)。

 低迷する月9復活への最後の切り札として投入された「コード・ブルー3」が見事に平均視聴率首位を獲得、しかも全話で視聴率1位を獲得するという圧巻の横綱相撲で2014年夏クール以来の首位を奪還いたしました( ;∀;)。

 それまでは6期連続平均視聴率1桁というかつてない大不振に陥っていた月9ですが、今回はやってくれました!!

 勝因は山P、ガッキーを初めとする他の枠を圧倒する超強力なキャスト陣と、批判も数多くありましたが基本的にはファンが離れないよう、守りのドラマ作りに徹した脚本の安達さんと製作スタッフの戦略勝ちだと思っています。お見事でした!!

 とは云え、注文がないわけではありません。というのはこの作品は過去のコンテンツの焼き直し。ついでに云えば前回の2014年夏クールで首位を取ったのもキムタクの「HERO」第2シリーズということで、特に2010年代に入ってからは月9はヒットドラマを全然作れていないんです( ;∀;)。

 その点でも次回作「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?」には期待したいところです。市議会議員というテーマも今最もホットな話題と言えますし、主演の篠原涼子さんも月9復活への期待を受けてやる気十分でしょうから。勿論私TOSHIXXXも全話視聴して応援していきますからね!(^^)!

 

3.日テレ水10ドラマは惜しくも夏クール3連覇ならず

 「コード・ブルー3」が独走を見せた中、2位争いは最後までもつれました。結果的には日テレ水10ドラマ「過保護のカホコ」が何とか逃げ切り。2位を確保いたしました。

 水10ドラマは(私も観てましたが)14年「花咲舞が黙ってない2」、15年「家売るオンナ」で夏クールを連覇。満を持して3連覇に挑みましたが、残念ながら今回は準優勝に終わりました。何だか10年前の駒大苫小牧高校みたいですね(笑)。

 とは云え、これは私的には大健闘だったと思います!!最終回こそ素晴らしかったですが、「過保護のカホコ」全体的には期待を大きく下回る内容でした( ゚Д゚)。主演の高畑充希さんの演技が無ければ、平均視聴率1桁でもおかしくない出来だったと思います。こちらも次回作は久々の綾瀬はるかさん主演ですので期待したいところですね。

 次にテレ朝勢の2作品も(「黒革の手帖」「遺留捜査」)も根強いファンに支えられて2桁を取りました。特に「黒革の手帖」は私的には1桁かと思っていましたが、最終回まで「過保護のカホコ」と白熱の2位争いを展開いたしました。

 主演の武井咲さん。私は「息もできない夏」の頃から注目していて、今年の最低ドラマ確定の問題作「貴族探偵」でも唯一女優陣でいい演技を見せていただけに、遂に光が当たったな~と嬉しい気分です( ^)o(^ )。

 ただこのタイミングでまさかのデキ婚!お相手もチャラそうなEXILEのTAKAHIRO氏というのが実に勿体ないですよね・・・。これがなければ次の日テレのディーンさんとの日曜ドラマもかなり期待できたと思うんですがね。まあとにかく今回は大活躍でした!!

 そして今一番勢いのあるTBS火曜ドラマも、渡辺直美さん初主演ドラマ「カンナさーん!」で春クールに続く平均視聴率2桁を獲得しました( ^)o(^ )。こちらは中盤以降視聴率が大失速で、1桁転落も危惧されましたが何とか踏みとどまりましたね。

 私的にはこのTBS火曜ドラマの2桁死守が、月9の首位奪還に続く夏クールの大きなトピックだったと考えています。というのも次回作「監獄のお姫様」は小泉今日子さん、菅野美穂さん、満島ひかりさんを初めとする秋クール屈指の豪華キャスト陣で脚本もあのクドカンさんと遂に勝負を掛けてくるな!!という感じだからです( ゚Д゚)。

 この大勝負の前に2期連続の平均視聴率2桁を獲得したのは、本当に勢いがついたと思いますね~。次回も大本命「ドクターX」以下強豪ぞろいですが、初制覇に向けて次回秋クールはTBS火曜ドラマに要注目ですよ( ^)o(^ )。

 

4.その他の枠について

 最後にその他の枠についてですが、このブログでも感想をアップしていた「ハロー張りネズミ」「ウチの夫は仕事ができない」どちらも視聴率的には惨敗でした。前者はキャスティング、後者はあまりにも波がない脚本に難ありだったですかね(>_<)。

 後は個人的にハマっていたのが日テレ深夜ドラマの「脳スマ」こと「脳にスマホが埋められた!」でした。もしかすると続編があるかもしれないので楽しみです( ^)o(^ )。

 もう一つ、視聴率的は惨敗(他の枠なら充分及第点なんですが)の日曜劇場「ごめん、愛してる」も私的には毎回毎回胸キュン♥連発の劇ハマりラブストーリーでした!!最終回は視聴率12.8%で一気に上昇していたので、結構ハマっていた人も多かったのかもしれませんね(*´ω`*)

 最後に月9以外のフジテレビドラマ、今回も大惨敗でしたね。次回秋クールも月9以外は端から観る気になれないような作品ばかり。ホントにやる気あるんですか!?お願いしますよ、フジテレビさん( ;∀;)

 

 ・・・という訳で、2017年夏クールの総括でした。来週は次回秋クールの展望もアップさせてもらいますのでよろしくお願いいたします!!では今日も天気がいいようなので素敵な日曜日を☀

f:id:TOSHIXXX:20170924021351j:plain

 

「アシガール」第1話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 昨日は早々に寝て、夜中の1時頃に起きて「心霊婚活」の執筆に励みました。それから同じ宿舎に住む上司と今日は和歌山県古座町というところに出かけてきました( ^)o(^ )。

 上司はその古座町出身の方で、母校の体育祭に出かけたので私は古座川(凄く綺麗な清流です!)沿いの古座街道を往復約10数キロ歩いてきました。途中でサワガニがこんにちはしてくれるなど中々癒されてたんですが、途中の畑に置かれていた巨大なバケツの真ん中で必死に泳いでいるカナブンを発見したんです( ゚Д゚)。

 周りには既に息絶えたか全く動かない虫もいました。カナブンは必死に泳いで何とか脱出を図っていましたが、とにかくバケツがでかい!!そこで私が人差し指を出して、カナブンを捕まらせて畑に放してやりました。

 で、何でこんな話をしたかというと、別に私のいい人自慢をしたいとかではなく(笑)、自然に指が伸びてカナブンを救ったということなんです。だからいいことしたとも思わないし、本当にごくごく自然な気持ちでした。

 で、何故そんな気持ちになったかと言うと、やはりそれは絶望的な状況でも必死に泳ぎ、自らの運命に抗うカナブンに心を打たれたからなのです( ゚Д゚)。これが緩~く足を動かし、もう死ぬから別にいいや。という感じのカナブンだったら私は勝手に溺れてろ!!と先を急いでいたに違いないのです。

 このカナブンは、私に人生を投げてはいけない。とにかく表現者として成果を出せるまでもがき続けろ。そうすればきっと見えない何かが、自分を今の状況から引き上げてくれる。そういうメッセージを投げかけてくれていたのではないかと思えたんです。

 人生諦めたらそこで試合終了。だから私はこれからも人生の奇跡のブレイクを目指して、頑張っていきたいと思います( ^)o(^ )。

 ではそんな古座町から帰ってきて観たNHK土曜時代ドラマ「アシガール」の感想をアップしたいと思います!!

 夏ドラマが終わってまだ間もない(明日総括をアップする予定です!!)のに、もう次のドラマを見始めてしまいました(笑)。でもねこのドラマ、タイトルが最高じゃないですか。少女が足軽になって、アシガール非凡すぎます!!座布団三枚!!ついでに云えば中身も滅茶苦茶面白いドラマでした( ^)o(^ )。

 今までも何度も繰り返されてきた戦国時代へのタイムスリップ物。最近のドラマでもテレ朝深夜ドラマの「信長のシェフ」や月9の「信長協奏曲」等、もう見飽きた感満載の設定でしたが、実に見応えがありました。少なくとも大河ドラマ「おんな城主 直虎」より数倍面白かったです(笑)。

 基本コメディだと思うんですが、結構足軽の描写はリアルに近いと思いました。かつての大河ドラマの「江姫」みたいな、終わってる戦国ファンタジー話とかではありませんでした。

 後多分これは当時、こんなことは言われていないと思うんですが、主人公の唯こと唯之助を助けたともさかりえさん演じる吉乃が子供達に、唯之助は殿のために戦ったんだからありがとうと言いなさいとたしなめるシーンは、現代にも通ずると思いました。

 それは当然先の大戦で出征して亡くなった英霊達に、お国のために戦ってくれてありがとうと手を合わせるということですよね。近隣諸国(中国も韓国も内戦で自国民を容赦なく殺戮してますからもっとタチは悪いと思うんですが)にとやかく言われる筋合いのことではないんです。多分NHKさんは、ひそかにそんな思いをサブリミナル的に刷り込んでいるのではと思ってしまいました( ゚Д゚)

 まあこれは私のマニアックな邪推かもしれませんが、このドラマ、中々面白そうなので視聴決定です。全12回というのもじっくりストーリーを楽しめそうですしね。

 では久々に秋晴れの週末を皆様満喫してくださいね🌕

f:id:TOSHIXXX:20170923195242j:plain

 

「ウチの夫は仕事ができない」最終回を観て~総括

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 夏ドラマも終わってしまいましたが、私にはもう一つの大きな別れが迫ってきております( ;∀;)それは4月から楽しみに観ていたEテレのオトキソこと「おとなの基礎英語」(月~木22:50~23:00)です。

 毎年上半期はオトキソ、下半期は「仕事の基礎英語」を放送していて、もう9月も終盤なので来週でオトキソの方は終了してしまうんです(>_<)。

 この番組のナビゲーターのサラ・オレインさんが本当にチャーミングな方で、私はいつも毎日の仕事の疲れをこの番組で癒しておりました。

   サラさんはモデル並みの美貌に豪州の東大的存在のシドニー大学出身。更に歌とバイオリンはトップレベルのプロミュージシャン。

 おまけに彼女は非常に性格も素晴らしく、番組内の三文ストーリー(所詮は英会話の教材ですからね)のドラマを観て号泣したり、何より流ちょうな日本語でダジャレを連発するなど、庶民派な面も持つ才媛、正に非の打ちどころのない女性なのです!!

 ああ、そんなサラさんともしばしのお別れです・・・。一応HDDに録り貯めているので残り半年はこれでしのぎます。ビギナー役で出演している田丸麻紀さんにいつも「Ok、maki」と言いながら英会話のナビゲートをするサラさんが最高でした。きっと私も「OK、TOSHIXXX」なんて言われながらレッスンを受けていたら、今頃TOEICも600点どころか700点いってたかも(笑)。

 とにかくEテレさん、来年もオトキソはサラさん以下同じメンバーで番組組んでくださいね。約束ですよ!!


サラ・オレイン 『ANIMA』収録曲「Animus」

 では、ようやく録画で観た(周回遅れもいいところですが)「ウチの夫は仕事ができない」の最終回の感想をアップしたいと思います!!

 まあこのドラマらしいというか、最後まで波のない、予想通りの最終回でしたね( ゚Д゚)待望の男の子誕生に喜び一杯のつかぽん&さーやを描いたストーリーでした。

 全編通じて言えますが、本当にさーやを演じた松岡さんはヤマトナデシコの鏡でございました。いいかどうかは別として、錦戸さんに「急な出産になったら迷わず仕事を優先して」なんて中々言えるものではございません。終始一貫した内助の功に、私感動いたしました!!

 そして結局予定日前に破水した松岡さんの出産に立ち会うため、錦戸さんは(第一制作部のメンバーが後押ししてくれたこともありますが)ダッシュで病院に向かいますが時既に遅し・・・。おまけにその時お願いしたモーターショーの話も、同僚に結果的に譲ってしまうことに。何だか最後まで運のない錦戸さんでした。

 ラストのパパ活イベントも、講演予定の教授が飛行機のエンジントラブルで来れなくなり、錦戸さんが急遽スピーチすることに。正にこのドラマの集約と言える名スピーチでしたが、私はここでこのドラマは仕事観については大きくずれているなと感じてしまいました。

 仕事が一番に来ない(仕事より家庭を優先する)のは社会人としてダメかもしれない。でも僕は家庭を選ぶ。だから仕事ができないって言われてもいい。そんなスピーチですが仕事が出来るってそういうことか?と最後の最後で違和感ありまくりでした( ゚Д゚)。

 滅私奉公なんてのは仕事ができないということ、今どきそんな泥臭いやり方で結果を出しても評価の対象にはならないでしょう。

 家庭も充実、仕事も充実。グーグルとかで半分遊んでいるような勤務をして高給を取り、家庭生活もしっかりこなせている人達。あるいは貴方の会社にもいませんか?仕事が出来て飲み会でのトークも抜群、当然上層部の受けもよく、周囲には○○さんみたいになりたいとか言われて美人の奥さんがいて、ついでに他の社内の(これまた可愛い)女子と・・・。

 すいません!もうこれ以上は単なる僻みなのでやめときます(苦笑)。要はそんな一部の選ばれた、人よりも少ない労力で何もかも手に入れている人達こそ、今どきの仕事が出来る人といえるのではないでしょうか( ゚Д゚)。

 正にワーク・アンド・バランスですよね。まあどちらにしても私的にいいイメージはないですけど(笑)。ただそこのところがこのドラマは少しずれている、発想が昭和だな~と思ってしまいました。

 でも松岡さんと錦戸さんの若夫婦は本当に応援したくなる二人でした!!これからも幸せな人生を二人三脚で歩んでほしいですね。この二人は本当にベストキャスティングだったと思います( ^)o(^ )。

 ただ最後の方も少しだけ出てたミュージカル演出と壇蜜さんの演技は完全に滑ってしまっていました( ゚Д゚)。特に壇蜜さんは最後まであの棒演技で押し切ってしまってましたが、基本何でも器用にこなせる才女だと思っていたので、今回の演技はかなり残念でしたね~。

 さあこれで私の夏ドラマも終了してしまいました・・・。少し寂しいですが今週末には夏ドラマの総括をアップさせていただきますので、よろしくです。では今日は金曜日。後一日頑張りましょう☀

f:id:TOSHIXXX:20170921221321j:plain

 

「地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子」を観て

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 いや~、相変わらずスマホの調子が悪くて気分は最高にブルーです(>_<)。先日は完全に電源が入らず死んでましたが、今日は何とか蘇生したので機内モードで消費電力を節約しております。

 まあそんなに毎日誰かとLINEとかしてるわけでもないので、2~3日は電源入らなくても何の問題もないんですが(苦笑)さすがにずっと動かないのはね・・・。週末に機種変も考慮しないといけませんね( 一一)

 ではそんなイマイチな私の心を昨夜元気にしてくれた「地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子」(タイトル長っ!!)の感想をアップしたいと思います!!

 

 

1.はじめに

 このドラマは丁度一年前の秋クールの日テレ水10ドラマでした。

 主なストーリーとしてはファッション雑誌「Lassy」に憧れて出版社の景凡社に入社した、石原さとみさん演じる「コウエツ」こと河野悦子さんが全く希望していなかった地味な校閲部に配属され、最初は納得がいかなかったものの、持ち前の探求心と前向きさで校閲の仕事に目覚めて活躍する・・・。正に水10ドラマのお家芸、お仕事女子の傑作ドラマでした( ^)o(^ )。

 平均視聴率も2桁は悠々超えて「ドクターX」「逃げ恥」に次ぐ3位と、こちらも地味にスゴイ(笑)作品でした。

 私は何と言っても小説を書いている人間ですから、この手のドラマはやっぱり観てしまいますね~。近年では他局というか、どちらもフジテレビですが中谷美紀さんの「ゴーストライター」や稲森いずみさんの「戦う!書店ガール」なんかもがっつり観てました。

 正直今品作は今ご紹介した2作程ハマっていたわけではないんですが、久々のスペシャル版ということで思わず観てしまいました( ^)o(^ )。

 

2.キャスティングのバランスがホントにいいドラマです!

 日テレ水10ドラマは主人公にハズレなし。今作の石原さん演じる河野悦子さんも実に魅力的なキャラクターです( ^)o(^ )。

 正直あの派手なビジュアルに押しの強い性格は、女性としては完全に私は苦手なタイプですが(笑)、真っすぐに困難にぶつかっていく姿勢には毎回惹き付けられておりました。

 他にも上司役の岸谷五朗さんと同僚役の江口のりこさんが光っています。岸谷さんは今作では本当に懐の深い、素晴らしい上司なんですが、基本雰囲気は「脳スマ」の黒部社長とほぼ同じです(笑)。

 対する江口さんは奥ゆかしくて真面目一徹。まだ最終回の感想をアップできていない「ウチの夫は仕事ができない」のお姉さんとは正に対照的なキャラです。演技の幅の広さが光りますね(#^^#)。

 そして河野悦子さんの恋人役の菅田さんはさすがの演技力で、癒し系の年下の彼氏(売れっ子小説家)を好演しています。

 後今回は出番が少なくて残念でしたが、河野悦子さんの後輩の森尾登代子さんを演じる本田翼さんの演技は個人的にはイチ押し、一見の価値ありです( ゚Д゚)。

 正直本田さんの演技は微妙だという声はよく聞かれますが、この森尾さんの役は本当にぴったりはまっていて(おとなしい役なので)あまり目立つキャラではないのですが、こちらも地味にスゴイです(笑)。

 たまにやらかす月9と違って水10ドラマはホントに主人公以下、キャスティングに抜かりがありません。今回も安心して久々の校閲ガールの世界に入っていくことができました!!

 

3.改めてこのドラマの面白さを再認識したスペシャルでした

 二時間スペシャルだったんですが、本当に面白かったです( ^)o(^ )。元気を貰えました。正直昨年秋は何となく観てることが多いドラマだったんですが、やっぱりレベルの高い作品だったんだということを再認識いたしました。

 念願叶って夢の「Lassy」編集部に配属された河野悦子さん。しかし発行部数は落ち込み、想像していたほど編集部の仕事にも遣り甲斐を感じられず、彼女は悩みます。そんな時に「Lassy」立て直しのために敏腕編集長の木村佳乃さんが赴任してきて・・・。そんなスペシャルでした。

 しっかし木村さん演じる編集長は最高でしたね( ^)o(^ )あの美貌は抜きにしても、ああいう上司は本当に魅力的だと思います。思わず惚れてしまいましたよ(笑)。

 ①結果を重視するがトップダウンではなく部下の意見も聞く。②最初から自分に反抗的だった河野さんを副編集長にしようとしたりして、私情に流されず人を見る目がある。③決して感情的にはならない。厳しいことを言う時もいつも冷静。基本エレガント。

 やっぱり最高です!!こういう人こそが、今の時代の最先端を走る上司なんだと思います。優しいだけでも、厳しいだけでもダメ。最後は編集部の人達も彼女に付いていってる感じがしましたね。今元秘書へのパワハラ疑惑で色々証人喚問されてる某代議士は、是非彼女の爪の垢でも煎じて飲んでほしいですね(笑)。

 そして彼女は河野さんや校閲部のメンバーの活躍により、かつての夫との短い結婚生活がかけがえのない物だったことに気付きます。そして河野さん達に心からありがとうと言えた木村さん。あの龍の洞窟のシーンは本当にいい余韻が残りました( ;∀;)。

 河野さんは今回のエピソードを通じて、改めて自分のやりたい仕事は校閲なんだということに気付いてしまいました。編集者の青木さんが河野さんが下宿してる飲み屋で呟いた”夢=天職ではない”この言葉が彼女に刺さったんですね。ついでにその台詞は私TOSHIXXXにも強烈に刺さりました(>_<)。

 最後はまさかの雑誌専門の校閲部門が社内に新設され、河野さんはそこで大好きな「Lassy」の校閲をするというエンディングでした。

 夢はどういう形で叶うか分からない。またどんなことも、どんな回り道も、決して無駄にはならない。そんなことを教えてくれたスペシャルドラマでした。観て本当に良かったです!!

 では今日も頑張りましょう☀後は「ウチの夫は仕事ができない」の感想と総括も、さすがにそろそろアップさせてもらいますので(笑)。

f:id:TOSHIXXX:20170920235554j:plain

 

 

 

 

「ハロー張りネズミ」最終回を観て~総括

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 TOEIC試験も東京旅行も終了し、いよいよ私は「心霊婚活」の執筆に打ち込んでおります。実は11月上旬に「マインドヘルスマネジメント検定2級」という試験を受けるのでその勉強もしてるんですが、出題範囲はテキスト1冊だけでなので順調に勉強は進んでおります( ^)o(^ )。

 したがってそれほど執筆には影響しなさそうです。現在400字詰め原稿用紙換算で90枚辺りまで来ていますので、とにかく書ききって後はギリギリまで手直ししていきたい、そう考えています。この地での集大成として。

 では昨夜筋トレしながら録画を観た「ハロー張りネズミ」最終回の感想と総括をアップしたいと思います!!

 

 

1.大円団の最終回~やっぱり赤塚探偵事務所は最高!!

 最終回は徳川埋蔵金がテーマでした。初めて赤塚事務所のメンバーが全員でミッションに挑んでいました。そしてまさかの埋蔵金発見!!ドラマでも言ってましたがTBSが30年掛けても発見できなかったのに(笑)。

 ここまでの下りは非常に見応えがありました。メンバー同士のコミカルなやり取りを思う存分楽しめましたし、瑛太さんの暗号の謎解きも中々本格的でしたから。

 ただ最後にご先祖様の(小栗上野介?)の亡霊が出てきて埋蔵金地震で埋めてしまう演出は興ざめでしたね~(*_*)。後述しますがこのオカルト系の演出が、今作では本当に水を差してしまっていたと思います。

 その他はラストに(ずっと予告はされてましたが)ゲストのRADWINPSの野田洋次郎さんがエンディングテーマを歌うためだけに登場したのは斬新過ぎて大笑いでしたし、中々レベルの高い最終回だったと思いますよ( ^)o(^ )。

 

2.毎回クオリティに差があり過ぎ!!

 個人的にはこの夏クール内でも注目していた今作ですが、残念ながら視聴率的には大惨敗でした(*_*)。その大きな要因は各話のクオリティにかなり差があったから。そこは否めないと思います。

 第1話の伊藤淳史さんがゲストの代理娘の回はまあまあの出だしでした。しかしそこから前半のエピソードはイマイチ。決定的だったのが中盤の蒼井優さんが登場した2話連続の除霊話。あれはちょっと振り幅が凄すぎた気がしますし、明らかに全話を通して浮いていた話でした。

 私も奇談全集というコンセプトでスーパーナチュラル物をかれこれ25年書き続けているから分かるんですが、そういう非日常的な話は徹頭徹尾それでいかないと(例えばデスノートみたいに)非常に違和感が生まれてしまうんです。

 特に今作のように基本リアルな下町人情話ではね・・・何より視聴者が引いてしまいますよ(>_<)。実際ここでかなり視聴率が落ちてしまい、平均視聴率1桁が確定してしまいました。

 その後の橋本マナミさんの「下赤塚ロマンス」や國村さんの黄色いハンカチの話は本当に神回だったので、これを前半に持ってきてあの除霊話は放送しなかったらかなり流れは良かったのにな~と感じてしまいました。

 

3.結局2桁は難しいキャスティングだった?

 全体の流れも悪かったですが、キャスティングの時点で平均視聴率2桁を取るのは厳しかったですかね。申し訳ないですが、赤塚探偵事務所のメンバーは全てピークを過ぎた方ばかりでしたから。

 例えば瑛太さん☞福士蒼汰さん、森田剛さん☞松坂桃李さん、深田恭子さん☞石原さとみさん、山口智子さん☞天海祐希さん、リリーフランキーさん☞そのまま(笑)みたいなキャスティングだったら(あのオカルト話もなしとして)平均視聴率2桁は充分狙えたと思います( 一一)。

 でも別にそんなことどうでもいいですよね。今作の4人の息はぴったりで本当に何度も笑ったしハラハラもしたしホロリもしたし最高でした!!微妙な回が多かったのも事実ですが、神回の時のクオリティはホントに段違いでしたから( ^)o(^ )。やはり敬愛する弘兼さんの原作のことはありました♪

 では、近い内に残る最後の「ウチの夫は仕事ができない」も感想をアップしますのでもうしばらくお待ちを・・・今日も一日頑張りましょう☀

f:id:TOSHIXXX:20170919234300j:plain

 

「コード・ブルー」最終回を観て~総括

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。 

 さあ今朝は前置きは抜きにして、この夏のドラマ界の話題の中心だった「コード・ブルー」最終回の感想と総括をアップしたいと思います!!

 

 

1.サンキュー、安達さん!!

 まず私はこう言いたいです( ^)o(^ )。こんなこと言うと当然コアな「コード・ブルー」ファンの方からは「何言ってるんだ、あの神聖なコード・ブルーをこんな駄作にされて、新しい脚本家には卵でもぶつけてやりたい気分だ!!」なんてことを言われそうですが、長年の月9ファンの私としてはやはり脚本の安達さんには感謝の言葉を述べたいんです。

 というのは他でもありません。6クール連続平均視聴率1桁というドン底状態の月9を安達さんが救ってくれたんです。2014年夏クール以来の視聴率首位奪還、しかも全話で断トツ視聴率1位というオマケ付きで!! 

 思えば長いトンネルでした・・・。正に大暗黒時代でした。私TOSHIXXXはその視聴率1桁の6作品の内「カインとアベル」以外は全作品を全話視聴しておりました(苦笑)。その当時、ドラマ好きの女子社員にすら「今どき月9ドラマを録画してまで観ている人はTOSHIXXXさん位のもんですよ」なんて心無いことも言われましたが(涙)、この夏に関しては誰もが観ている月9、お茶の間の話題の中心になっている月9が帰ってきてくれたんです( ;∀;)。

 確かにクオリティ的には疑問符が付きますし、安達さんははっきり言って一流の脚本家ではないと思います。毎回ラストのあおり演出も批判されていました。しかし、今の瀕死の月9に日曜劇場や水10ドラマみたいなクオリティを求めること自体が、ナンセンスだと私は思うんです。

 とにかく結果を出した。ようやく一桁の悪夢から解放された。一時は打ち切り説すら出ていた月9、その月9をV字回復してくれた安達さんにはやっぱりありがとうございました!と言わずにはいられないのです( ;∀;)

 

2.オマージュに徹したパート3。映画化は良くてもパート4はダメよ

 さて、肝心のドラマの内容ですが最終回まで含めて、安達さん以下の製作スタッフは本当に過去シリーズのオマージュに徹していたと思います。

 エピソードはラストの大事故も含めて全部過去シリーズのどこかで観たシーンの焼き直しばかり。それもパート2の飛行機事故であった少年の足を切断するようなショッキングなものはなく、薄味な演出に徹していました。

 緋山先生と板さんを始めとする恋愛エピソードは不評でしたがあれが無ければ、完全に過去2作の劣化版になってしまい、視聴率はもっと低かったと思います。クオリティには目をつぶり、何とか観れる範囲で(第8話だけは大暴投でしたが)マイナーチェンジをしながらストーリーを展開する。戦略は徹底していたと思います。その結果視聴率は13%台を切ることなく、結果として他のドラマに大差をつけることができました。

 ファンの方からすれば物足りない内容だったことは事実です。ただ藍沢先生と白石先生の間には恋は生まれなかった等、コード・ブルーで守るべき最低限のマナーは守られていたと思います。

 ただ今作はとにかく月9蘇生のために作られたようなドラマだったために、続編を作るとショムニのように大爆死してしまうと思います。まあパート4大コケつながりならターミネーターですかね(笑)。

 それ故来年の映画化だけで止めておくのが賢明だと思います。とにかくもうパート4はダメですよ!フジテレビさん( 一一)。

 

3.ガッキーも月9も次が勝負!!

 このドラマにはもう一つの側面がありました。それは白石先生を演じたガッキーのことですよね。昨年「逃げ恥」で遂に最大のブレイクを迎えたガッキーが、その勢いを盤石のものに出来るか。それがこの夏クールで彼女に問われたことでありました。

 結果としては及第点はついたけど、本当の勝負は来年の次回作に持ち越し。そんな感じだと思います( ゚Д゚)。

 と言いますのは、平均視聴率首位は取れましたがこれだけの豪華キャストで「逃げ恥」と同じ位の数字しか取れなかったですし、主演の5人の内で最後は一番影が薄くなってしまっていましたしね。(藍沢先生を演じた山Pはさすがの存在感でしたね)まあそうは言っても、ガッキーにとってはまずまずの結果だったことは間違いないですから、来年も頑張ってほしいです( ^)o(^ )。

 そして肝心の我らが月9ですが今回の成功だけで完全復活など、ホントにおこがましい話で、次回作以降が常勝月9に戻れるか否かの正に勝負所。

 次回作の篠原涼子さん出演(意外にもこれが初の月9出演らしいですが)の「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?」は久々のオリジナル脚本で、脚本家の黒沢久子さんもまだマイナーながら、中々の実力派ということで期待したいところであります( ^)o(^ )。

 勿論月9が秋クールも連覇などということはファンも期待していませんので、是非平均視聴率2桁を取ってほしいですね。頑張れ月9!!

 という訳で月9ファンにとっては久々にいい夢見せてもらった「コード・ブルー」。私にとってはこの夏の思い出の一つになりました( ^)o(^ )では今日からまた仕事、皆様頑張りましょう☀

f:id:TOSHIXXX:20170918234755j:plain