皆様おはようございます!TOSHIXXXです。
昨日は久方ぶりに有給休暇をいただきまして。散髪行ったり、通帳記入したり地味に平日ホリデーを過ごし、この記事の下書きもしっかりできました(笑)。
まだまだ続くコロナ禍。その影響はドラマ界にも及び、正直各クールの境界線も曖昧になりつつある現状です。
しかしこの夏である程度の区切りは付いたようで。10月クールは一部を除き、ほぼ全ての枠で新ドラマが開始されることから、昨日までを一区切りとして一旦総括記事をアップしたいと思います!
1.「BG2」が牽引した春クール
緊急事態宣言が発出された4月。会社も学校も、日本全国ほぼ全ての人々が自粛の影響を受けましたが、それはドラマ界も例外ではありませんでした( ;∀;)。
春クールは軒並み開始が遅れる、若しくは途中での中断を余儀なくされて。正直GW明けまではテレ東系「行列の女神~ラーメン才遊記」が孤軍奮闘しているような状態でございました。
宣言が解除された6月からようやく春ドラマが再開されましたが、その中では「BG2」が視聴率的にも内容的にも№1の出来。昨年からのキムタク人気復活。これは第二のキムタクブーム到来なのではないかと。長年のファンとしては嬉しいですね(*^^*)。
もう一つ大きな話題を呼んでいたのが13年振りに復活した「ハケンの品格2」。しかしこちらは大苦戦(>_<)。
う~ん、まず派遣社員の扱いが13年前と何ら変わっていない点が大きく違和感。今時派遣社員にこんなセクハラ、パワハラなんてありえない。日々派遣社員の皆様とも仕事をしているワタクシとしては、この絶望的なリアリティの無さが最後まで引っ掛かってしまいまして。
後半大泉洋さんが登場して、何とか盛り返してくれましたが、やはりお仕事モノドラマのパイオニア、日テレ水10ドラマにはきちんと取材と考証をお願いしたいですね~。
2.何と云っても半澤直樹!!ドラマ界の倍返しだった夏クール
春ドラマが分断された印象の夏クール。6月開始を選択しなかったドラマ群はそのまま夏クールにスライドする展開となりました。
その夏クールで圧巻の横綱相撲を見せたのが、言わずとしれた日曜劇場「半澤直樹2」。平均視聴率は25%越え、最終回は関西では34%越えと一体いつの時代のドラマ?と突っ込みたくなる驚異的な数字を獲得しましたが、いやはやこれこそ真のエンターテイメント!!
ワタクシも毎週観ていましたが、主人公半澤直樹のぶれない正義感、そしてどんでん返し続きの長大かつ重厚なストーリー。何だか悔しい位、作品の世界に引き込まれてしまいました。
やっぱり今のドラマは、小粒になってしまってるんだなということを痛感しました。個人的には香川照之さん演じる大和田常務が、今回は特に光っていました。そして最終回の上戸彩さんの「生きていれば何とかなる」。この台詞には涙。お見事でした、文句なしの大傑作!!まずは令和のドラマ界はこの半澤越えを目指す所からスタート。そういうことになりましたね( ^)o(^ )。
放送自粛が我々ドラマファンの飢餓感を煽ったこともあり、夏クールは全体的に高視聴率ドラマが他にも多数出ました。その中でもダークホースだったのが、TBS火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」。
その前の「逃げ恥」特別編を観ていた流れで何となく観始めましたが、これは予期せぬ良質ドラマで。最終的にはノベライズ版を購入してしまう程ハマりました。
いわゆる「逃げ恥」のツインドラマというか、アンサーストーリーと言いますか、とにかく共通点が多かった(ガッキーと多部未華子さんも仲のいい高校のクラスメイトだったようですし)「ナギサさん」ですが、最終的には「逃げ恥」を超える平均視聴率をマークしました。
個人的には「逃げ恥」の最終回辺りでワタクシも含め、少なからず視聴者が引いてしまったケレンミを、今回は徹底排除。安心安全ハッピーエンドの王道ストーリー。そこが成功の秘訣だったのではないかと。そう考察いたします。まあ保守的すぎて面白みに欠ける。そういう意見もあるかもしれないですけどね( ゚Д゚)。
この半年、金曜ドラマも含む3枠全てで平均視聴率2桁獲得のグランドスラムを達成したTBSが独り勝ち。さすがはドラマ界の王者TBS!こういう国難の時期にこそ真価を発揮しましたね~。
逆に全く存在感を発揮できなかったのはフジ。木曜劇場は相変わらずの低空飛行(個人的には「アンサング・シンデレラ」はかなりハマってたんですけどね)、そして月9は中断を挟んだとはいえ「SUITS2」はいつまでやるの状態(苦笑)。
これから海外のマーケットを見据えて15話程度のドラマを放送していく予定の月9陣営ですが、グローバル化が止まってしまった今、果たしてその戦略は合ってるの?と余計な心配をしてしまいますね(>_<)。
とにもかくにも再びドラマに溢れた日常が戻ってきたことに感謝せずにはいられなかった、2020年の夏でございました。
3.若手女優陣の活躍は?
コロナ禍により大きなダメージを受けた日本の芸能界。しかし昨年度からすこしずつ進行し始めた世代交代の波は収まるどころか、一層強くなってきた。ワタクシはそう確信しております(*^^*)。
その中でも長らく世代交代が進まなかった女優界が、特に地殻変動が進んできておりまして。
その筆頭は昨日最終回を迎えた「私達はどうかしている」のヒロイン、浜辺美波さん。まさかの昔懐かし大映ドラマを彷彿させるドロドロ劇でしたが、昔のアイドル(小泉今日子さんとか南野陽子さんとか)は皆さんこの道を通ってきていますからね。
早くも来週金曜からNHK金曜ドラマ「タリオ 復讐代行の二人」に出演。この1年ほぼ出ずっぱりで、ピークアウトした感のある広瀬すずさんを抑えて今の勢いは№1。今後も世代交代の中核であることは間違いないですね( `ー´)ノ。
その浜辺さんの対抗馬にまで一気に躍進した感があるのが、小芝風花さん。コロナ禍の中でも春は「美食探偵」、夏は「妖怪シェアハウス」で健気なヒロインを熱演。かなり世間の認知度も高まりましたから、浜辺さんと並んで近い内に朝ドラヒロインを務めてくれそうな気がしますね~。
このブログでイチオシの白石聖さんも、現在「恐怖新聞」で毎回血しぶきを浴びながらも(まさかの時代劇デビューも(笑)してくれましたね)体当たりの演技を披露。基本的にサイコパスだったりクセのあるヒロインを演じることの多い白石さんですが、来年辺りびしっと正統派キャラの主演ドラマを射止められれば、一気にブレイクもあり得る。要注目でございます。
一方推しの双璧まいんちゃんこと福原遥さんは、足踏み状態(>_<)。浜辺さんの更に下の世代で、ワタクシがネクストブレイク当確と考える清原果耶、森七菜、南沙良の三人娘の台頭も著しく、正直この激戦を勝ち抜くのは厳しくなってきたかと・・・。
しかし来年の新春SP「教場2」に出演決定、我らがキムタクと共演も決定しましたので、焦ることなく福原さんには地道にキャリアを積み上げていただきたい。勿論これからもこのブログでは全力応援でございます!!
4.今、伝えたいこと
最後に今日本のドラマ界を覆う、自殺の連鎖について少しお話させていただきたいと思います。
このコロナ禍は色々な価値観をひっくり返し、不要不急という言葉を生み出してしまいました。いわゆる芸能や演劇も生活には必要ないよね。そんな風潮になってきていて、心が折れてしまった俳優・女優の方が沢山出てきてしまっている。正に危機的状況と言わざるを得ません。
でもひとこと言わせてください。芸能や演劇、テレビドラマ等が生きていくために不要なものだなんてワタクシはこれっぽちも思っていなくて。
いつだってストーリーは私達に力をくれる。乾いた日常をそっと潤してくれる。例え幻想であろうが空想であろうが受け手の心で芽を吹けば、それは大きな木となり、変わることのない真実になる。
だから下を向かないでください。これからも私達の心に花束を届けてください!!私達はいつだって、貴方達の作り出す作品を心から楽しみにしていますから。
それでは今朝はこの辺で。今日から10月。久々のネクタイが窮屈ですが、しっかりがんばりましょうね👔