「CRISIS」第8話を観て

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。 

 今朝も少し遅くなりましたが「CRISIS」第8話の感想をアップしたいと思います!!前回視聴率がまさかの一桁になってしまいました(平成維新軍の回だったのに・・・)が、現在平均視聴率は春ドラマ全体で堂々の3位。「逃げ恥」以来史上2度目の平均視聴率2桁を目指すTBS火曜ドラマ、波留さんの「あなたのことはそれほど」に追い上げられてきてますが、余程のことがない限り今クールの平均視聴率3位&2桁は死守してフィニッシュできそうです( ^)o(^ )

 さて、ここから本題ですが、もう後半に入ってからは「CRISIS」がぶっちぎりのクオリティと面白さですね!!金城さんのキレキレ具合がもう半端ないものになってきています。

 最近のドラマはレベルが落ちて特にフジテレビの他の作品は、原作がちゃんとあるのにあんな出来ですので我々のような日曜作家(後は日曜シナリオライター)にも、こんなの自分にも書けそう。この脚本家達実力もないのにコネだけで業界入りしたんじゃないの?と突っ込まれてるわけですが、金城さんはさすが直木賞作家、そんな不遜な我々の邪心を木っ端みじんに打ち砕いてくれます(笑)。今回は一番良かった回だと思います。では今回は久々に箇条書きしていきます。

 

1.圧倒的な取材力

 この作品については公安が舞台ということもあり、我々には馴染みがありません。だから適当に書いても何とかごまかせる気もしますが、このドラマについては本当にしっかり取材をされてる気がします。

 毎回、特捜班のトラップの仕掛け方もさすがプロだと唸らされますし、今回は潜入捜査のイロハが(どういう人を協力者に仕立て上げていくかも含め)非常に細かく描かれていたと思います。このディティールの確かさとあの大迫力のアクションシーンが重なるので、本当に映画を観ているような贅沢な気分になれるんですよね!(^^)!

 

2.哲学的な台詞の数々

 流石は直木賞作家、台詞の素晴らしさは水橋さんの「母になる」と合わせて他の追随を許さないものになってきていると思います。今回特に印象に残ったのは長塚さんが部下の公安総務課長の飯田さんに語った台詞でした。

”目に見えないものに気を配れ。世の中は見えない因果、業によって成り立っている。それが分からないようでは一生、下働きで終わるぞ” く~、なんて深い台詞なんでしょう!!きっとジュンク堂のビジネス書コーナーによくある「出世する人の特徴」シリーズみたいな本を読み漁るより、こんな一言を胸に秘めて真摯に仕事する方がよっぽど効果がありそうな気がしますね( ;∀;)金城さん、おみそれいたしました!!

 

3.大人のラブストーリー

 基本的に男子校のような男臭さぷんぷん(笑)の今作ですが、今回は西島さんと石田ゆり子さんのプラトニックなんだけど、許されない恋、切なかったですね~。これが肉体関係にまで行ってしまうと昨今のありふれた不倫話で終わってしまうんですが、そうならない方が一生心の中に残る思い出になるんだと思います。

 西島さんは石田ゆり子さんに懸想して夫の眞島さんを教団に送り込んだと悩んでいました。そして石田ゆり子さんから私が欲しくないの?とまさかの告白。しかし西島さんが選んだ答えは、スパイだったことがばれてリンチされてる眞島さんを救い出すことでした。退職届を出して単身乗り込んだ西島さんを一人にさせてたまるか!!と駆け付けた特捜班のメンバー、やっぱり素敵だなと思いました。

 そして無事眞島さん夫婦は救われ、海外へ行くことに。最後の西島さんと石田さんのシーンも最高でしたね。

 西島さんが石田さんの頬にそっと手を当てる。この仕草の奥には何万倍ものマグマのような深い想いが詰まっているはずなんです。そして石田さんの”貴方と暮らしてみたかった”という最後の台詞。これですよ、これが大人の恋の台詞なんですよ(#^.^#)これが10代、20代までなら貴方と付き合いたい、結婚したいとかの台詞になる。ただ暮らしてみたい、そんな言葉はやっぱりアラフォー過ぎてからですね・・・。まあ普通なら石田さんにそんなこと言われたら、私を含めほとんどのオッサンは「はい、今からでもよろしくお願いいたします!!」って言ってしまうでしょうけどね(笑)。

 今回は、迫力満点のアクション、潜入捜査のディテール、そして淡い大人の恋と盛りだくさんの1時間でした!(^^)!さあ、今日も一日皆様がんばりましょうね☀

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