2019年夏ドラマ展望

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 明日は七夕ですが天気が(>_<)。昨年の西日本豪雨もこの時期でしたし、先日も九州の豪雨で大きな被害が出てしまいました。(犠牲者の方には心よりお悔やみを申し上げます)。

 これからの七夕の願い事は私達皆で、気候変動を止める短冊を作るべきなのかもしれないですよね・・・。

 それでは本日は明日の日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」から幕を開ける、夏ドラマの展望についての記事をアップしたいと思います!

 

 

1.夏枯れはもう死語?

 かつてはドラマ界には「夏枯れ」という言葉がありましたが、今やそれもすっかり死語に。元々は春ドラマが高視聴率と言われていましたが、視聴率2桁作品について云えば、2017年春は4作品、夏も4作品。そして2018年春は2作品しかなかったのに、夏は4作品!!

 今年の春も2桁は3作品と元気が無かったですし、今回も夏に期待したいところですね(*^^*)。

 

2.夏の水10復活なるか!?

 今クールの本命は水10ドラマ「偽装不倫」。

 出産後、満を持しての杏さん登場。杏さんは日テレにとっては女神的存在!!かつては土曜ドラマ妖怪人間ベム」や水10でも「花咲舞が黙ってない」シリーズなど数多くのヒット作がございます。

 元々水10ドラマは夏クールに強く、先述した「花咲~」シリーズ第2弾で2015年夏クールを制していますからね~。

 原作も今を時めく東村アキコさんですし、テーマ的にもいかにも東村さんらしい、ありそうでなかったニッチなラブストーリーですからね。最近は元気のない水10ドラマが、”らしい”作品と杏さんの活躍で、大いにこの夏を賑わせてほしいと期待しています(*^^*)。

 

3.水10を追うフジテレビ勢

 しっかり脚本を作り上げさえすれば私は「偽装不倫」の首位は堅いかと思いますが、対抗馬はフジテレビ勢。

 まずは月9「監察医 朝顔」。上野樹里さんと時任三郎さんのコンビはいかにも手堅い。テーマ的にも大崩れはな さそうですし、今の月9は4期連続2桁獲得と完全に復調傾向にありますからね(*^^*)。

 しかし長年のファンとしては、それこそ今ブレイクの兆しが出てきたまいんちゃんこと福原遥さん等の若手を軸に、令和最初のビーチボーイズを制作してほしかった気持ちもあるんですけどね・・・。なんなら映画「賭ケグルイ」メンバーそのまま連れてきても良かった気が(笑)。

 今クールは全体的に無難な作品が目立ちますが、私的に裏本命に推したいのが木曜劇場「ルパンの娘」。

 キャスティングは地味ですが、深田恭子さんと瀬戸康史さんのコンビなら演技力には全く問題ないですし、コスプレ満載なところも夏休みには若い方も楽しめるのかなと。現代版ねずみ小僧みたいなストーリーもスカッと出来そうですしね。

 何より今クールで唯一”攻めてる”作品だと思いますので、昨年の「グッド・ドクター」同様、木曜劇場には一波乱起こしてほしいです!!

 

4.他の枠の展望

 全体的に地味で無難な作品が多い今夏を象徴するのがドラマ界の王者、TBS。今回の「ノーサイド・ゲーム」「凪のお暇」「Heaven?」はいずれも大コケはしなさそうですが、どれも2桁当確作品とはいかないですかね~。下手すれば全作1桁もあるかもしれません(+_+)。

 特に「Heaven?」はクセのあるTBS火曜ドラマのコンセプトとは少し違う気がするので、さすがの石原さとみさん主演でもかなり厳しい気が。ホントは「偽装不倫」をこの枠で作りたかったのではないでしょうか(笑)。

 テレ朝木9「サイン」もある程度は視聴率取れそうですが、こちらもいかんせんキャストが渋すぎるので、次回秋に向けて今回は充電といったところではないでしょうか。

 同じテレ朝では金曜ナイトドラマセミオトコ」は個人的に期待しております。この作品だけは当ブログで感想をアップさせていただく予定でございます。

 

 という訳で、中々今はリアルタイムで観れませんが、この夏もドラマを生きる糧にして頑張りたいと思います!!皆様もよい休日を☀

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「今昔百鬼拾遺」三部作を読んで

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 先週末に大阪で開かれたG20、大きな混乱もなく無事終了しましたね(*^^*)。大阪市内にもようやく平穏が戻ってまいりました。

 大雨が心配ですが、万博が決定し、秋にはラグビーW杯も開催される。今年は大阪にとってはいい1年になるんじゃないかな。そんな気がいたします。

 そんな訳で、先週末に引きこもって読書した(笑)、京極夏彦先生の「今昔百鬼拾遺」三部作の感想を本日はアップしたいと思います!

 

 

1.はじめに

 私は京極夏彦先生をとてもリスペクトしておりまして。

 あの圧倒的な知識とポップなキャラクターセンス(会話文とか本当に爆笑しちゃいますよね~)。本当に先生の世界観は唯一無二でございます(*^^*)。

 いわゆる京極堂シリーズは、欠かさず読ませていただいております。そして今回は京極堂シリーズの主人公、中禅寺明彦の妹君、中禅寺敦子女史と、シリーズ内の作品「絡新婦の理」に登場した女子高生、呉美由紀のコンビが3つの事件を解決してくれました。

 4月から毎月、別々の出版社から発売・・・年号を挟んでのリリースラッシュはファンにはホント嬉しい悲鳴でしたね(*^^*)。

 

2.「鬼」(平成31年4月19日発売 / 講談社タイガ

 まずはこの作品からです。

 「先祖代々、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されるんだと云う話でした」昭和29年3月、駒澤野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。(本書裏書より)

 これはジャブ?世にも奇妙な物語の第一話!?う~ん、他の方のレビューでもありましたが、先生この作品では果してどこまでギアを入れていたのかと(苦笑)。

 事件はかなり陰惨なんですが、犯人は消去法でいくとこの展開しかないのかなと思いましたし、研ぎ師の大垣氏が犯人にそこまでビビるのかな・・・と。

 犯人自身も単なる生まれついてのサイコパスで片付けてしまってますし。凌雲閣の陰鬱な描写はさすがだと思うんですが、このレベルなら最近の文芸部の高校生でも書けるのではないか。失礼ながら先生の大ファンだからこそ、そう感じてしまいました。

 事件自体はシンプルなので、京極堂シリーズで云えば「姑獲鳥の夏」路線なんですかね。この作品が一番短いので、私は2時間で読めました(*^_^*)。

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3.「河童」(令和元年5月25日発売 / KADOKAWA

 次はこの作品です。

 昭和29年、夏。複雑に蛇行する夷隅川水系に、次々と奇妙な水死体が浮かんだ。3体目発見の報せを受けた科学雑誌「稀譚月報」の記者・中禅寺敦子は、薔薇十字探偵社の益田が調査中の模造宝石事件との関連を探るべく現地に向かった。第一発見者の女学生・呉美由紀、妖怪研究家・多々良勝五郎らと共に怪事件の謎に迫るが―。(本書裏書より)

 この作品は水つながりと、そんなに陰惨な事件ではなかったので、私は京極堂シリーズの「狂骨の夢」に近い作品かな。そう感じました。

 冒頭の呉美由紀が学友と繰り広げる河童談義。本編にほぼ無関係の内容がいきなり50ページ近くも延々と続くのは、さすがは京極先生!!長年のファンなら思わずニヤリですね(笑)。

 事件自体はトリックってないの?そもそもこれって連続殺人なのか?そんなオチなので淡白ですが、あの多々良先生が今回も大暴走で飽きさせません。私的には、多々良先生のイメージはカンニング竹山さんなんですけどね(笑)。

 被害者それぞれの思惑があっての財宝強奪計画も何となくロマンを感じますし、初めて京極先生の作品を読む(あんまりそんな方はいないかと思いますが・・・)なら、この作品かな。私はそう思いますね。

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4.「天狗」(令和元年6月25日発売 / 新潮社)

 最後はこの作品です。

 昭和29年8月、是枝美智栄は高尾山中で消息を絶った。約二箇月後、群馬県迦葉山で女性の遺体が発見される。遺体は何故か美智栄の衣服をまとっていた。この謎に旧弊な家に苦しめられていた天津敏子の悲恋が重なり合い―。

 「稀譚月報」記者・中禅寺敦子が、篠村美弥子、呉美由紀とともに女性たちの失踪と死の連鎖に挑む。天狗、自らの傲慢を顧みぬ者よ。憤怒と哀切が交錯するミステリ。(本文裏書より) 

 さすが天下の新潮社!!素晴らしい要約でございますね(*^^*)。しかしいざ読んでみると、上記程哀切も憤怒もないというか、悲恋もね・・・。正直その辺りは軽いな~。私はそう感じてしまいました(>_<)。

 ただトリックも含め、三部作の中での完成度は文句なしにこの「天狗」が高いと思います。冒頭、かなり危機的状況にありながらもどこかのほほんとした呉美由紀・篠原美弥子の掛け合いはホントに秀逸ですからね(*^^*)。

 ただいい所ばかりでもなく。今作での過剰なまでの主義主張が私には堪えました(>_<)。

 京極先生、最近は反戦天皇制への疑問、そしてジェンダーフリーと、文化人おきまりの左翼リベラルよりの価値観を作品で出されてる気がするんです。

 ただ個人的には昔みたいにそんな浮世のことなんかどうでもいい。平成の泉鏡花的存在の京極先生のままでいてほしかった。ついそんなことを考えてしまうんですね・・・。ごめんなさい(>_<)。

 特に篠原美弥子を介しての女性差別糾弾のシーン、思いは私も勿論同じなんですがどうにもくどすぎるかなと。

 まあその部分と余りに犯人の殺人動機が非現実過ぎるということを除けば、この作品が一番読み応えがございますよ!!やはり順番は鬼⇒河童⇒天狗と読むのがいいと思いますね(*^^*)。

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5.京極堂シリーズ続編も先生、お願いいたします!!

 とまあ、少し辛口の書評になってますが、この週末で一気読みしてしまうだけの面白さは勿論いう間でもなく。やはり昔の先生の凄さから期待値が高くなりすぎてしまうんですよね・・・。それでも長年のファンの方はもうご馳走食べてお腹一杯、大満足!!そう思われているのではないのでしょうか(*^^*)。

 さて、そうなるとやはり気になるのが本家の京極堂シリーズの次回作。いつものように「鵺の碑」というタイトルは決まってるんですが、発売延期が続いて中々発表されませんね(>_<)。

 こうなればX JAPANの新譜とどちらが先に発表されるか賭けたいところです(笑)。我々ファンはそれこそ妖怪ろくろ首のごとく、首を長~くして待ってますよ、京極先生!!

 それでは今朝はこの辺で。九州地方の皆様は特に豪雨にご注意くださいね☔

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2019年春ドラマ総括

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 昨日夏の音楽特番の先陣を切り、テレ東音楽祭が放送されましたが、その中で先月末の騒動でファンを心配させた元KARAのク・ハラさんが元気な姿で登場してくれましたね(*^^*)。 

 往年の大ヒット曲「Mr.」の披露が嬉しかった。そしてあの「URAKARA」を放送していたテレ東さんの優しい心遣いにほっこりしましたね。まだまだ心の傷は癒えないと思いますが、これからゆっくり活動を再開していってほしいと思います。応援してますからね。

 それでは一昨日の「ワタシ、定時で帰ります」最終回で幕を閉じた春ドラマの総括記事をアップしたいと思います!

 

 

1.2強時代が遂に終焉!?

 今回の平均視聴率2桁は3作品。テレ朝木9の「緊急取調室」が予想通り首位を獲得しましたが、2位には我らが月9「ラジハ」こと「ラジエーションハウス」が食い込み、日曜劇場「集団左遷!!」に見事に競り勝ちました(*^^*)。

 長らく3位で足踏みが続いた月9が、これからは遂にテレ朝9と日曜劇場の2強に割り込んでくる・・・私にはそんな予感がいたしました。VIVA!!

 

2.月9完全復活にオーレ!!

 さてここからは「ラジエーションハウス」について書いていきたいなと。仕事が忙しくて感想をアップできなかったのは本当に残念でしたが、本当に月9は完全復活したんだと、長年のファンとしては涙を禁じえません( ;∀;)。

 全11回、そして特別編2時間スペシャル。そのスペシャルも回想シーンは少なめでしっかりしたデュアルエピソードの、見応えたっぷりのストーリーでした。視聴率も後半上昇で、スペシャルでは最高の15.6%を叩き出した。月9に久々の過去の続編ではないヒット作が出てきましたよね~。

 このドラマ、いい意味で肩の力が抜けていました。炭酸の抜けたコーラもとい、炭酸の抜けた「グッド・ドクター」といいますか(笑)。

 変に視聴者を泣かせようともしなかったし、基本的に放射線科の技師の仕事ぶりを丁寧に描いていた。ゲストをメインにもしていなかったですし。

 でも、窪田さんが本田翼さんへの少女漫画チックな初恋をずっと引きずっているのは、やっぱり月9じゃないと描けない世界観だろうなと。観れば観る程月9らしさが満載で、久々に毎週楽しみな作品でございました(*^^*)。

 後は広瀬アリスさんの存在がこのドラマには大きかったかな、そう思いますね。

 元々演技力も高いですし、南国美人のような色黒で彫の深い容姿(本当は静岡出身らしいですね)に濃紺の技師の服装が本当にベストマッチ!!本田さんの医師姿が正直あんまり似合っていなかったので、ビジュアル的には天下のばっさーを食ってしまっていた気がします。ホント、目の保養でございました♬

 また続編もありそうですし、フジテレビのコンテンツ制作力は確実に復活している。そう確信できた「ラジエーションハウス」でございました。頑張れ月9!!

 

3.他の枠について

 では他の枠についてですが、前回冬でV字回復した日テレ勢はまたまた下位に沈んでしまいました(+_+)。看板の水10ドラマの金属疲労が痛いですね~。既に話題沸騰の次回作「偽装不倫」で夏の水10の面目躍如を期待したいところであります。

 そして日曜劇場では(あの昭和なテーマと福山さんのコンビで大健闘だったと思いますが)2桁を死守したTBSも、「インハンド」と「ワタシ、定時で帰ります」では爪痕を残すことは出来ず。夏クールも視聴率ベスト3に入りそうな作品は見当たらず、苦戦が続きそうですね・・・。

 後はこのブログでも感想をアップしていた「家政夫のミタゾノ」。第3シリーズも安定のクオリティと視聴率でした。当然のように来春も放送があると思いますので(笑)、期待したいですね~。

 という訳で、今年も昨年同様、かつての元気がなくなったと感じた春クールの総括でございました。今日から大阪市内はG20でエライことになってますが、市民の皆様は買い物はくれぐれもお早めに!!

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「世にも奇妙な物語 '19雨の特別編」を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 それでは早速観たばかりの「世にも奇妙な物語 '19雨の特別編」の感想をアップしたいと思います。

 

 

1. はじめに

 例年なら春の特別編ですから遅くとも5月までに放送されてるんですが。

 今年は改元もあり、まさかの6月放送となりました( ゚Д゚)。でも本来の奇妙は晩秋はピッタリとしても、春よりこの梅雨時の方が合ってる気がしますよね。

 昔よく読んだ小池真理子さんのホラー短編集に「水無月の墓」なんてのもありましたし。今でも時々読み返してます。

 まあ真夏になると「ほん怖」と被ってしまうので(笑)、この時期の奇妙もいいな・・・そう感じた特別編でございました。

 

2.「さかさま少女のためのピアノソナタ」(主演:玉森裕太

  ここ最近の奇妙は本気も本気!ただ残酷なバッドエンドでお茶を濁していた数年前とは大違いでございます( ゚Д゚)。したがって残念な作品が多いトップバッターも、今回はかなりの力作でございました。

 舞台は音大、そこで日々未来の大家を目指す音楽家の卵達。才能があるから幸せ?好きだから幸せ?う~ん、結局は幸せって、自分が決めるしかないんですよね・・・。

 単純にオチも良かった。黒島結菜さんを救い出し、このままハッピーエンドかと思いきや、やってくれましたね!!これぞ「世にも奇妙な物語」ですね(*^^*)。

 

3.「しらず森」(主演:吉田羊)

 思い出せないタイムカプセルの内容。その正体はまさかの未来の自分へ警告。少女時代に未来の息子と遭遇。おどろおどろしい森はまさかのタイムスリップの舞台だったんですね・・・。

 かつての「墓友」みたいに超絶怖い話かと思いきや、まさかのハートウォーミングストーリーでございましたね( ゚Д゚)。

 しかし欲を言えば、ラストのハッピーエンド、昔の奇妙ならここで無理やりでも、もう一ひねりしてたんですけどね( ;∀;)。そこだけが少し残念でございました。

 

4.「永遠のヒーロー」(主演:郷ひろみ

 久々の設定は奇妙だけど怖くない話。主演はまさかの郷ひろみさん。しかしこれは・・・完全にスベってしまいましたね~。

 何故戦隊もの?変身しなくたって、我らのヒロミゴーなんですよ!?そこにいるだけでもう充分ヒーローじゃないですか(笑)。

 娘の上白石さんが実はAIという展開も、ほとんどの視聴者が最初から気が付いてたはずですし・・・って思ってたらまさかのどんでん返し!!

 ホッとしました。まあラスト5分が素晴らしかったので救われましたね。ただ郷さんの無駄遣いでは無かったかは議論の余地が残りますけどね(@_@;)。

 

5.「人間の種」(主演:木村文乃

 最近の奇妙のラストはバラード調で締める。前回秋の「クリスマスの怪物」は久々の激ヤバ作品でしたが、今回は文句なしにホロリとくる作品でしたね(*^^*)。

 種を植えて生えてきたのはまさかの死別した母親!!つかの間の再会だったわけですが、お母さんの頭に終始芽やら花やら付いているのが何ともシュールで・・・。でもこの既視感、ああこれはティムバートン監督の映画にありそうなストーリーだな。そんな風に思ったりして。

 ただいかんせんオチがそのまんま過ぎたのが、奇妙史上に残る名作☆とまではいかなかったかなあと。これは大減点でございますよ~(涙)。前半が本当に良かっただけに、余計に尻切れトンボ感が際立ちました(+_+)。

 

 ・・・全体的なレベルは上がってきた気がするんですが、突き抜けた作品が逆に無かったかな~と。しいて云えば玉森さんのトップバッターが一番良かった。そんな意外な雨の特別編でございました。

 最後に浜辺美波さんには目指せ!!ポスト広瀬すず👆 佐藤二朗さんにはホント息が長い!!大好きです♡という言葉を贈りたいと思います。

 それでは今夜もこの辺で。皆様、素敵な悪夢を👿

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「家政夫のミタゾノ」最終回を観て~総括

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 少し前の話になりますが、インドが誇る世界文化遺産「タージマハル」に授乳室が設置されるというニュースが報道されていましたね( ゚Д゚)。

 インドは中国に次ぐ経済成長を遂げている未来の大国ですが、ニュース等で観る限り女性にとっては決して生きやすい国ではないですからね・・・。

 ただタージマハルも、ムガル帝国第5代皇帝が先立たれた妻のために建てた墓標ですから。祀られているムムターズ妃は勿論このことを喜んでいるでしょう。タージマハルに乳児を連れたお母さんが沢山訪れるようになればいいですね(*^^*)。

 それでは本日未明に終了した金曜ナイトドラマ「家政夫のミタゾノ」最終回の感想と総括をアップしたいと思います!

 

 

1.力技の最終回?

 今回のゲストは宇梶剛士さん。彼の娘役で下町ロケットでもお馴染みだった朝倉あきさん。他にもローリー寺西さんや島茂子さん(笑)も登場で、ラストは松岡さんの華麗なドラムさばきも観られましたね(*^^*)。

 しかし最終回に敢えてなのかもしれないですが、脚本が強引過ぎる気が(笑)。幾らなんでも一世を風靡したことがあるのにファンがゼロのアーテイストなんてありえないし、さすがに観客が全員サクラだったら気が付くでしょ(*_*)。

 まあ今回はそのツッコミは恐らく「そんなガチに責めないで・・・所詮このドラマって深夜枠ですから」この一言で秒殺されてしまうんでしょうけどね(笑)。 

 後は宇梶さんの演じていたケビン小須田氏。このキャラ名は多分ケビン・コスナーから取ってるんでしょうね。若い方は知らないかもしれないですけど。

 ちなみに私も大学時代、稀憫 孤砂(けびんこすな)というペンネームを一時期使用しておりました(笑)。

 

2.ヒロインお騒がせ伝説は今回も!!

 第3シリーズとなった今作。松岡昌宏さんは不動としても、相手役のヒロインは毎回入れ替わりでその演技をそれぞれ分析するのも今作の醍醐味ですよね(*^^*)。

 第1シリーズは清水富美加さん。そして第2シリーズは剛力彩芽さん。

 清水さんはこれからのブレイクが期待されていたのに、まさかの洗脳騒動で事実上の引退、そして剛力さんといえばゾゾタウンの前澤社長とのお騒がせ恋愛発覚と何故かこのシリーズに出演した女優さんは世間をお騒がせしちゃうんですよね・・・。

 そして今回の第3シリーズのヒロインは川栄李奈さん。今まで目立ったスキャンダルもないので今回はさすがに大丈夫かな?そう思っていたら電撃婚のニュースが( ゚Д゚)いやはや、さすがはミタゾノヒロインの法則、今回も発動でございましたね~。

 しかし川栄さんはきちんとした過程を経てゴールインした訳ですから、これは祝福できるお話ですよね。お幸せに!!ついでに私は今回の川栄さんが歴代ヒロインの中で一番ミタゾノさんにマッチしていると思いましたよ(*^^*)。

 

3.ミタゾノシリーズよ、永遠に!!

 まあ今回も好き放題書かせていただきましたが、楽しかったです。もう松岡昌宏さんにとっての一番の代表作になっていることは間違いないでしょうね。ちびっこ人気が凄いというのも頷けます。

 来年の春も当然のように第4シリーズを放送してくれることを期待しています。ヒロインは誰になるのか?東京オリンピックにまさかのミタゾノさん出場!!みたいなネタをやってほしい。後は家事情報は料理以外優先でお願いいたします(笑)。

 それでは今朝はこの辺で。あいにくの天気ですが、皆様良い休日を☔

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「家政夫のミタゾノ」第7話を観て

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 先日、ミュージックステーション椎名林檎さんとBUCK-TICK櫻井敦司さんの話題のデュエット「駆け落ち者」が初披露!!大きな話題になりましたね( `ー´)ノ

 奇しくも同じ群馬の大先輩、布袋寅泰さんも出演。BUCK-TICKは日本を代表するアーティストになったとコメントされていました。

 BUCK-TICKにとってBOOWYは唯一無二の先人ですから。このリスペクトは本当に嬉しかったのではないでしょうか。

 そして椎名林檎さんが、櫻井さんを24年ぶりのMステに連れて来てくれましたね(*^^*) 「駆け落ち者」はメロディーもほとんどないラウドなロック曲。奇しくも全然キャッチ―でないことが話題だった24年前の最後のBUCK-TICK出演曲「唄」のことを思い出してしまいました。

 林檎さんもこの曲を少しイメージして作曲してくれたのかな。そんな気がいたしました。後は何年経っても穏やかで謙虚な櫻井さん。坂井泉水さんと双璧を為す、永遠の憧れです(*^^*)。最高のコラボでしたよ!!

 それでは先程録画を観た「家政夫のミタゾノ」第7話の感想をアップしたいと思います!

 今回のゲストは大澄賢也さんと黒谷友香さん。このお二方も毎クールどこかのドラマに出演されていますよね。訳アリ夫婦をしっかり演じておられました。相変わらず安定感抜群でございましたね(*^^*)。

 最近はオチがそのままというケースが多かったんですが、今回はしっかりとしたどんでん返しがありましたね。

 夫の浮気相手に手切れ金を渡したり、不倫疑惑の記者会見ではそれを打ち消す神対応をしたり。そんな昭和を思い出させる、気持ち悪いぐらいの理想の妻だった黒谷さん。

 最後までその謎が明かされず、このままフェードアウトかと思いきや、最後にミタゾノさんが力技で息子さんと大澄さんのDNA鑑定書を黒谷さんに突き付けていましたね( ゚Д゚)。

 父子確率は0%。結局黒谷さんも不貞を働いていたと。そして多額の生命保険。野菜ジュースには有毒な蓬莱草の茎が混入され・・・。鏡の法則というやつですかね。怖いです。夫婦仲良く。平凡でもこれが一番ですよね~。改めてそう思いました。

 今回の家事情報。皮脂を取るのにレシートの印字面を当てる。包帯の代わりにサランラップを使う。そして最後に靴を使ったワインのコルクを外す方法。全部当たりでした!!正直、料理は口に合う合わないがありますので(苦笑)。

 次回はいよいよ最終回。あっという間ですね~。もう今日から六月ですが、楽しみにしたいと思います!!

 それでは今日はこの辺で。皆様、良い休日を☀

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「NHKドキュメンタリー ZARDよ永遠なれ 坂井泉水の歌はこうして生まれた」を観て~刺さるコンテンツ(23)

 皆様おはようございます。TOSHIXXXです。

 またこの日がやってきました。5月27日。本日は元号が令和になってからの初めての坂井泉水さんの命日ですよね。

 そこで今回は先日(5月18日)にNHK BSで再放送されたZARDの特集番組の感想をアップして、在りし日の坂井泉水さんを偲びたいと思います。

 

 

1.この番組との不思議な縁

  以前に住んでいたのは職場の宿舎でして。そこではNHK-BSは観れなかったので当然衛星放送には加入していなかったんです。

 帰阪してからもバタバタしていて、この番組が初回放送された時も全然知らなくて。

 ただ連休中に今のUR公団に入っている住人は強制加入ですよ。そんな話をNHK職員の方にされてやむなく契約をしました。

 すると丁度5月18日にこの番組の再放送があり、しっかり録画もして視聴することに。CMなしの2時間。その全部が坂井泉水さん。あまりに濃厚で、夢の様に幸せな時間でございました。

 ZARDの楽曲の軌跡は勿論のこと、人間・坂井泉水を本当にこれでもかという位、深く深く掘り下げてくれていました。山本彩さんのナレーションも良かったです!この番組を観れたことだけで、もう受信料の元は取れた気がしますね(笑)。

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2.坂井泉水 ZARDのボーカルに ~春~

  最初の30分は、蒲池幸子という音楽好きの少女がいかにしてプロの歌手になったのか。坂井泉水誕生に至る貴重なエピソードが満載でした。

 正直高校時代まではそんなに垢ぬけていないと言いますか。勿論今の坂井さんにつながる片鱗はあるんですが、最近のアイドルの方みたいに幼少期から別格の美人!!という感じは無かったですね( ゚Д゚)。

 勿論整形とかはされてないですが、将来は坂井泉水になりたい。そんな潜在意識が蒲池幸子さんの時代から彼女にはあって、段々現実がその思いに追い付いていった。私にはそんな気がいたしました。

 元々はBBクイーンズのオーディションに応募していたらしいですが、そこには選ばれず。ただそこでビーイングの総帥、長戸大幸さんが彼女の歌声に惹かれ、ソロプロジェクトZARDが誕生することに。正に運命の扉が開いた瞬間ですよね!!そしてその時に二人は楽曲の作詞は坂井さんが行う。そう約束したらしいですね。

 程なくしてデビュー曲「Good-bye My loneliness」が完成。1991年2月10日のことでした。

 当初からブリティッシュロックのテイストはあるなとは感じていたんですが、モチーフにしてたのがあの坂本九さんの「涙くんさよなら」だったとは!!かなり意外でしたが、それだけ普遍的な名曲を作ろうと皆で力を合わせてたんですね~。PVは駆け出しの頃の岩井俊二監督が撮ってますし。

 ただ正直、今聴けば一番ZARDらしくないシングル。そんな印象もしますね。ベスト盤企画のファン投票でも上位30位に入って無かったですし(+_+)。

 ドラマの主題歌でそこそこヒットしましたが、何かこれ1曲で消えてしまうのではないか。正直インパクトがある楽曲でもなく、当時はそんなタイアップ頼みのアーティストが沢山いましたからね・・・。

 そんな訳でまだまだ試行錯誤。ブレイク前夜の雰囲気が満載のデビュー曲制作秘話でございました。

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3.日本中を席巻した大ブレイク ~夏~

  ZARDを真にZARDたらしめた。その楽曲といえばやはり私は6thシングル「負けないで」ではないかと思うんです。

 それまでのシングルとアルバム「Hold me」まではマニアックさが目立ち、坂井さんも無理に都会のいい女を演じていた(させられていた?)気がするんです。歌詞も大人の恋愛模様がほとんどでしたし。

  でも「負けないで」団塊ジュニア世代の若者の応援歌をストレートに作ろうとしたんですよね。案としては「頑張れよ」「愛してる」とかもあったらしいんですが「負けないで」という言葉が絶妙だったと、当時のプロデューサーの寺尾広さんが語っておられました。

 イメージとしても無理して高級イタリアンでランチして、夜は濃いメイクして3高(死語ですね)男子を狙ってコンパ三昧だった女性が、本来の素朴な自分に戻ったと言いますか。

 メイクも薄くし、自炊したお弁当を公園で食べる生活。もう疲れたよ~、本当の自分はこうなんだと開き直る。するとそんな時に心から信じられる運命の相手と出会った。よくそんなエピソードって聞きますよね。

 正に「負けないで」は坂井さんにとってそんなイメージだったのでは。正直最初はビックリしましたから。え、ZARDってこんな乙女路線のアーティストだったっけ!?って。でもこっちが本当の坂井さんだった。だからこの曲はZARD最大のヒットを記録し、音楽史にも残る不朽の名曲になったんですよね(*^^*)。

 番組では坂井さん直筆メモが何度も紹介されていますが、中に「今はそばにいないけれど それでも心はいつも近くにいるよ」という文面がありました。これは皆様お気づきの通り、「負けないで」の歌詞の中にも転用されています。

”どんなに離れてても 心はそばにいるわ”ですよね。(今となれば本当に色んなことを考えてしまう言葉なんですが・・・) 

 この言葉こそ、等身大の坂井さんを現しているんじゃないかなと。自身の生きる力も正直そんなに強くないから「お前らも私みたいに頑張れ、それくらいできるだろ!!」とは言わない。でも芯は強くて、日々迷う私達の背中をそっと押してくれている。

 やっぱり坂井さんって、努力の方だった。そんな気がいたします。勿論上記のような高飛車な方達ではないですが、例えば宇多田ヒカルさんや椎名林檎さんみたいな天才肌の方なら「負けないで」のような曲は作らないし、そもそもそういう発想が浮かんでこないのではないかと。そう思うんですよね。(勿論お二人の楽曲も大好きですけどね)

 いい意味で庶民的。飾らない魅力。初夏の風に揺られる新緑のような爽やかさに溢れている。そこが私達の共感を呼び、ミリオン連発につながったのはないでしょうか。        後半に入るまでの30分は「揺れる想い」の完全プロモ放送も含め、本当にZARD全盛期を感じる時間でしたね(*^^*)。(番組で紹介されていた「負けないで」の英語バージョン、是非リリースしてほしいです!!)

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4.ZARDに救われた人々・休養後の日々 ~秋~

  後半はZARDの楽曲、坂井さんの歌詞に救われた沢山の方が登場します。皆さん思い入れとのめり込み方が凄くて、私などまだまだライトなファンだったんだなと痛感いたしました(>_<)。

 そんな方達の中で一番印象に残ったのはWエンジンのチャンカワイさん。唯一の芸能人ということもありましたが、昔の自分を支えてくれたのが「My Baby Grand~ぬくもりが欲しくて~」だったと。そこが本当に興味深かったんです。

 この曲は1997年12月発売でオリコン3位。もう売り上げは落ち着いてきていた頃で、そんなにZARDの歴史の中では有名なシングルではない気がするんです。そんな一曲がチャンさんの背中を押していた。その事実にZARDのアーティストパワーはやっぱり尋常ではなかったんだなと。やっぱり坂井さんって凄い!!

 でも"宇宙の底に 二人生きてる"この部分の歌詞を自分なりに解釈していたチャンさんも、やはりただものではないなと。今の自分の悩みなんて宇宙から見たら小っちゃい。だから頑張ろうよ。

 それ位なら私でも思いつくんですが、その次の「勇気をつける種がね、やっと雑踏に混じってわかったんです」というコメントに完全ノックアウトされました。

   何と云う凄い感性!!

   正に 詩的という言葉がピッタリです。さすが一流の芸人さん。やっぱり非凡ですよね~、そして何よりチャンさんを覚醒させた坂井さんこそ、本当に半端ない( ^)o(^ )。改めてZARDのアーティストパワーを感じたエピソードでございました。

 その後は2001年の1年間の休養、2004年の初ライブツアーのエピソードも登場しますが、前半に比べると少しずつ悲劇の影が見えてくる。そんな後半の最初の30分でございました。

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5.喪失・歌姫は二度と還らない ~冬~

  ラストはもう語るまでもなく。もし坂井さんの人生が大河ドラマなら、それこそ「義経」や「真田丸」と同じ。やっぱり悲劇で幕を閉じる物語と言うのは、ただただ辛いですよね・・・。

 子宮頸がんを告知された時の坂井さんのメモが残っていまして。それは少年の独白という形式を取っているんですが、坂井さんの無念や恐怖の思いが痛い程伝わってきて、観ていて本当に辛かったです。

 しかしそんな中、それでも自分を奮い立たせるために書かれた?最後の文言に私は非常に感銘を受けました。                        

  「長い人生にはどうしても避けられない道がある そんな時は黙って歩くんだョ」

 実は私も今、どうにもならない苦悩と袋小路の最中にいまして。この言葉、何だか優しい姉が弟に語り掛けているように思えたんです。実際の私は長男なんですけどね。私も黙って歩いていきます。いつかまた、必ず光が差すと信じて。

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6.最後に

  ラストは再び「負けないで」。あの日から12年。今も多くのファンが坂井さんのことを偲んでいるに違いないのですが、私はやはり青春時代にZARDの楽曲を聴け、坂井泉水さんという不世出の歌姫と同じ時を過ごせて、本当に幸せだった。

 いつか坂井さんに伝えたいです。貴女のお陰で僕もここまで来れました。本当にありがとうございましたって。そのためにはこれからもうひと踏ん張りしていかないといけないんですけどね。

 今年も、久々の大阪の地で見つけた花々を坂井さんに贈りたいと思います。歌姫坂井泉水よ、永遠なれ。

 皆様、長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

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