皆様おはようございます!TOSHIXXXです。
最近ずっとこの話題が続いていますが、昨日も「心霊婚活」の執筆に打ち込んでおりました。昨日はこの作品で初めて自分自身で涙するシーンを書くことが出来て、手応えを感じています(*´ω`*)
個人的に小説執筆という作業は、登山に凄く似ていると思っています。マラソンと違って休んだり立ち止まることも出来るんですが、とにかく自分の力で登っていかない限り、頂上(つまりは脱稿ですよね)には辿り着けないんです。
ほとんどは山道同様、苦しく険しい道のりです。はっきり云って全く楽しい作業ではありません(苦笑)。ただ登山で不意に凄く美しい風景が観れる場所が出てくるのと同じように、執筆でも昨日のようにカタルシスを感じるシーンを自分の筆(指?)で生み出すことが出来る。この喜びは他のどんな趣味でも味わうことはできません。
その瞬間を味わいたくて、ひたすら書いているとも言えます。とにかく先はまだまだ長いですが、頂上目指して頑張ります( ^)o(^ )。
では今日もBUCK-TICK特集です。今回は私が初めていきなりCDで購入した「狂った太陽」(1991年2月21日発売)を取り上げたいと思います!!
1.「狂った太陽」とは
このアルバムは前作「悪の華」から約一年、通算6枚目のアルバムでした。
今までの情感あふれるダークさから今作では(今井さんがハマっていたため)テクノやインダストリアル要素を取り入れ、密室感溢れるかなり無機質な作品となりました( ゚Д゚)。
暗いけれど決してじとっとしていないという印象は、実はメジャーコードの曲が多いということも多分に影響していると思います。
後意外なところではまずタイトルからして放送禁止チックなこのアルバム、実は日本レコード大賞の優秀アルバム賞を受賞しているんです( ゚Д゚)。実はレコ大とBUCK-TICKには意外な縁があって、彼等はレコード大賞優秀新人賞も受賞しているんです。
他にどんな方がいるのかよく知らないんですが、受賞者で今も現役の人達の中では間違いなく最古参の部類に入ると思います!!凄いですね~、BUCK-TICK。
このアルバム賞を獲ったのは別にフロックでも何でもなく、事実各音楽誌からもこのアルバムは高い評価を受けました。私が購読していた雑誌にも「狂った太陽でようやく額に第三の目が開いたBUCK-TICK」なんて表現をされてましたから(笑)。
オリコンチャートこそ2位どまりでしたが業界内でのBUCK-TICKの評価を不動の物にした初期の傑作、それが「狂った太陽」です。
2.初めて購入したアルバム
このアルバムは私が人生で初めて購入したアルバムです( ^)o(^ )。「TABOO」や「惡の華」も今では勿論CD持ってますが、この当時はレンタルCD屋さんで借りた物をテープに録音して聴いておりました。
今の若い人からは考えられない話でしょうね~。ホントに便利ですよ、今は。ユーチューブとかで気になった曲をすぐ探せるし。
ただこの時にテープに自分のお気に入りの曲を色々ダビングして、友人同士で貸し借りしたのとかは楽しかったですね( ^)o(^ )。そのおかげで私よりBUCK-TICKのことが好きになった友人(今もですよ!)とかもいますし。音楽ってやっぱりいつの時代も不可欠な物なんだなとつくづく思います。
ではここからはいつものように、「狂った太陽」を全曲ミニ紹介したいと思います!!
3.「狂った太陽」全曲ミニ紹介
1.スピード
3rdシングル。Mステで初めて彼等の姿を観たのもこの時です( ^)o(^ )。その時の櫻井さんが実に妖艶で、この頃から櫻井敦司=不死の大魔王説が生まれました(笑)。
2.MACHINE
こちらもシングルにしてもいい位のキャッチ―な一曲。ただこの曲のアレンジは非常に粗いです。音に迫力はあるんですがね。当時は勿体ないな~と思ってたんですが今は、わざとそういうアレンジにしようと今井さんがアイデアを出したのかなと推測しています。
3.MY FUNNY VALENTINE
"死にゆく愛しのVALENTINE MY FUNNY VALENTINE” のサビが印象的なダークで妖しい一曲。しかしこのアルバムでアレンジが格段に良くなり、音も太くなったことで前作「悪の華」の「幻の都」や「SABBAT」などの同系統の曲が本当に子供のお遊びに思えてしまいます。レベルの高い、技ありの一曲です。
4.変身【REBORN】
怪奇映画のような歌詞なんですが、するりと聴けます。やっぱりそれは櫻井さんのボーカルがソフトだからだと思います。これがディルアングレイとかだったら、とんでもなくグロい歌になってると思うので(笑)。
5.エンジェルフィッシュ
こちらも妖艶で大好きな一曲なんですが、高校の時にギターを弾いてたクラスメイトに「この歌は絶対にパクりだ。具体的には明治製菓の”チョッコレート♪”に出だしが酷似している!」と主張され、それ以来そういうイメージでしかこの曲を聴けなくなってしまいました(笑)。
6.JUPITER
5thシングル。ギターの星野英彦さんが初めて生み出した、神曲バラードと称される一曲です。今ではリメイクアルバム「殺シの調べ」バージョンが演奏されることが多いんですが、私はこのオリジナル、ついでに云えば間奏にストリングスが入るシングルバージョンが一番のお気に入りです( ^)o(^ )。
7.さくら
櫻井さんが死別した母親のことを歌った一曲。ファンの間でも隠れた名曲として知られていて高校時代、5とは違うベーシストの友人が聴いて号泣したと語っていました( ゚Д゚)。
ただ私的にはそれほどでもなく・・・。人の好みってホントに千差万別ですよね。
8.Brain,Whisper,Head,Hate is noise
こちらは今井さん作詞曲。安定の意味不明さです(笑)。今回はこんな感じです。
”あなたの宇宙(そら)の中 絶頂へ統一さ 目覚める破壊の季節”
もはや前衛芸術の域ですね~。ただこの今井さん作詞曲は今後もほぼ一曲はアルバムに入っていて、いいアクセントになっています。
9.M・A・D
4thシングル。”僕は狂っていた ひざを抱えながら 傷をなめていた 汁を垂らしながら”今井さんとは違うスタイルの、櫻井さんの激ヤバ歌詞がいきなり炸裂します。今作はエロス要素は完全に無くなり、こう云った怪奇系の歌詞が多かった気がします。でもシングルなので、実は結構POPな作りになっております( ^)o(^ )。
10.地下室のメロディー
寒さと闇。地下室という言葉にこのアルバムの無機質なダークさが集約されています。暗いですが疾走感溢れる一曲です。
11.太陽二殺サレタ
今作を貫くダークさはエロスでもなければ死への憧れでもない。完全に精神を病んだ狂気なんだ。そう確信させるラストの一曲です。ミディアム調なんですが勿論バラードでは無く、彼ら以外ではまず表現できないだろうという怪奇情緒に満ちた一曲です。
”太陽に殺サレタ サヨナラを言う前に・・・”というサビが最後は延々と続きます。
アルバムではこのままフェードアウトするんですが、ライブでは最後に大いに盛り上がって狂気の最高潮!といった終わり方を見せます。
中でもライブDVD「CLIMAX TOGETHER」に収録されているバージョンは一見の価値あり!!”太陽 僕を溶かして”と大絶叫した後、燃え尽きたように長髪が揺れる若かりし頃の櫻井さんが息を呑む程美しかったです( ゚Д゚)
いかがだったでしょうか。このアルバムなら私と同年代のロック好きのオッサンオバ〇ンなら(失礼!!)結構ハマってた人もいるのではないでしょうか?
特価ではさすがに無理ですが、このアルバムはブックオフ等でも比較的手に入りやすいので是非探してみてくださいね( ^)o(^ )。
ではいつの間にか秋真っ盛りですが、今週も頑張りましょう☀