皆様おはようございます!TOSHIXXXです。
今日から3連休、台風も先週のようにモロに直撃とはならず、明日から天気が持ち直す所が多いようですね(*^^*)。
ただ私は結膜炎が治らず(少しずつはマシになってきていますが)、眼科通いからの連休スタート。トホホでございます(+_+)。
では昨夜テレ東系で放送された「日経ドラマスペシャル 琥珀の夢」の感想をアップしたいと思います!
1.はじめに
このドラマの原作は伊集院静さん原作「琥珀の夢 小説 鳥井信治郎」。「やってみなはれ」でお馴染みのサントリー創業者の鳥井さんをモデルにした鳴江萬治郎を内野聖陽さんが演じています(*^^*)。
鳥井さんと云えば大山崎のウィスキー。大山崎は私の実家と通っていた大学の中間地点にあったので時々足を運びました。京都とは云え涼しくて風光明媚な土地ですよね~。
米問屋の次男坊として生まれた内野さんがワイン造りで財を成し、日本では製造不可能だと言われていた国産ウィスキー作りに挑戦。戦中と戦後の混乱をくぐりぬけて見事に世界に通用する「雷神ウィスキー」が誕生し、物語は幕を下ろします。
モノづくり大国日本の神髄ここにあり。情熱的な萬次郎のキャラクターが内野さんにピッタリフィットしていて、見応えのある2時間30分でございました(*^^)v。
2.結局は自分自身を信じるしかない
物事を成し遂げること、人生を全うすること。それには自分以外の誰かの存在が不可欠であり、人は一人では生きていくことが出来ない。
それは勿論良く分かっているんですが、ただ人を当てにしていては勿論いけない訳で。そのことをこのドラマは一番伝えたかったのではないかと感じました。
内野さん演じる萬治郎の夢。そして彼自身の魅力に惹かれて、多くの人間が彼を支えます。
丁稚奉公時代の同僚に不渡り手形をつかまされた内野さんを救うべく資金繰りに奔走、自由奔放な弟を優しく見守った兄の生瀬さん。父の背中を追い駆けながら、自身も雷神ウィスキーの瓶の製作に心血を注いだ長男の大東駿介さん。そして当時としては先進的なモダンな女性で、彼の夢を共に追い駆けた最愛の妻の檀れいさん。
彼等には全員先立たれてしまいます。しかも全員が戦前~戦中に。特に期待していた息子さんに先立たれるのは、関西人にはお馴染みの阪急グループの生みの親、小林一三さんと重なるところがありますね( ;∀;)。
しかし内野さんは家族を失ってもめげることなく、敗戦後の混乱さえも乗り越えて雷神ウィスキーを世に出した。その強さに敬服すると同時に、やっぱり自分というものをしっかり持っていたからこそ、国産ウィスキー開発という困難なミッションを達成できたのだと感じました(*^^*)。
3.実はテレ東の感覚も古い?
凄いな!!最初は観終えて感動してたんです。でもよくよく考えてみるとこれってイギリスにあるウィスキーを日本でも作りましたよって話で、いわゆる欧米コンプレックスを克服した猿真似ニッポンの奇跡。結局はその一部では無かったのかな。そんな気がしたんです(>_<)。
う~ん、そう考えると先鋭的なイメージを持たれているテレ東も、実はTBSなみに保守的な価値観でドラマを作っているのかもしれません。
もはや日本は欧米コンプレックスなんて持っていないし、むしろクールジャパンをいかに世界に浸透させていくか。ウィスキーやピザで本場に負けないものを作る、じゃなくて世界が同じものを作ろうと試行錯誤を始めている和食、寿司、日本酒、和牛なんかをフィーチャーすべきではないかと。
今は日本初のモノが世界に受け入れられている。これからのドラマはもっと後の時代、例えばカップラーメンやウォークマンなんかの開発ドラマを放送すべきではないのかな。これが日経スペシャルじゃなくて朝ドラだったらいいんだけど。少しそんな余計なことを感じてしまいました( ゚Д゚)。
とはいえ、全体的に骨太で楽しめた良作「琥珀の夢」でございました('◇')ゞ。最後に特別出演の倉科カナさん、本当に本編に絡まない、別にいなくてもドラマは成立する役どころが衝撃でございました( ゚Д゚)。特別出演の神髄ここにあり、それを感じました(笑)。
では今日はこの辺で。皆様、素敵な連休をお過ごしくださいね🚙