「お金の真理」を読んで~刺さるコンテンツ(31)

 皆様、こんにちは。TOSHIXXXです。

 早いもので明日が閉会式の、北京オリンピック。開会式こそそのクオリティに圧倒されましたが、後は嫌な気分になる出来事のオンパレードで、これなら昨年の東京オリンピックの方が、全然マシだったと感じる次第であります( ゚Д゚)。

 我らが日本勢も中々金メダルが取れませんが、ジャンプの小林選手、スノボの平野選手、そしてスピードスケートの高木選手は世界一の評価に違わぬパフォーマンスで見事に頂点に。

 そして何より明日の最終日、カーリング女子のロコ・ソラーレが見事に決勝進出!!

 奇跡の準決勝進出とリベンジ劇は、正に王監督が率いた第1回WBCに酷似。決勝の相手も日本をアシストしてくれた強豪スウェーデンではなく、前回3位決定戦で勝利した英国というところも、何かやってくれるんじゃないか。そんな期待を持たせてくれますよね(*^^*)。

 とにもかくも、決勝戦は日曜午前中の開始ということで、凄い視聴率になりそうですが、我々も「お市様」こと解説の市川美余さんと共に全力応援いたしましょう!!ガンバレニッポン、是非とも北京の地で有終の美を!!

 それでは今日は久しぶりに最近読んだ本のご紹介を。今回はかつて一世を風靡した若手事業家、与沢翼さんの書いた「お金の真理」(宝島社刊)でございます。

 昨年末に文庫化され、早速ワタクシも購入したんですが、本当にこれは凄い!!内容の濃さと密度に圧倒されました。

 正に七転び八起きの人生で、今は投資家として成功し、シンガポール在住ということは知っていたんですが、元々は与沢さんにいい印象はなくて。正直あのホリエモンよりも胡散臭い方だと思っていたんですが、どうしてどうして。この本を読んで、180度印象が変わりました(*^^*)。

 終始紳士的な文体に、いかにして資産を築いていくかについて、自身の失敗談も包み隠さず、これでもかと懇切丁寧に書いてくれている。この内容で860円は本当にあり得ない!!良書のコスパって、本当に世界一だと思いますよね~。

 まあ詳しい内容については是非ご購入いただいて確認してほしいんですが、一言で云えば、年収ではなく可処分所得を意識しろ、お金には旅をさせろ(投資しろ)、人を安易に信用するな・・・。そんなところになるんですかね。

 まあこう書いてしまうと、いかにもありきたりになってしまうんですが(笑)、与沢さん独自の視点が数多く散りばめられていることは間違いなくて。特に内部留保を貯め込んで批判されている日本企業について、彼はかなり評価しています。

 あの松下幸之助の「ダム経営」の理論とも合致する今の日本企業は、最後には生き残るのだと。いや~、これはいわゆる経済評論家等の労働者にもっと還元しろの主張とは一線を画していて興味深い。流石は元カリスマ経営者ですよね~。

 他にも投資は他人まかせ(投資信託)ではなく、自分でポートフォリオを組むべきであるということや、普段は質素倹約に努めて大切な人の為には惜しげもなくおカネを使うべき。この主張には激しく同意!!

 後は「タワマン(特に賃貸)」「LINEつながり」「港区女子」には百害あって一利なしという主張にも(苦笑)。

 惜しむらくは寄附とかの社会貢献についての言及がない(もしかしてされてないのかも!?)ことですが、最後に「この本を読むだけでは何の意味もない。後は貴方の行動あるのみ」と最後に背中をしっかり押してくれることも好感度大。

 かなり癖は強そうですが、与沢翼という人物は本物だな。そう確信出来ました。

 きっと100人が読めば100通りの解釈ができそうな一冊。特にまだ30代未満の方にはとてもおススメだと感じました。是非ご自身の蔵書に加えてみてくださいね(*^^*)。

 それでは今日はこの辺で。皆様、良い休日を☀

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