「ひきこもり先生」第1話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 今日は近所に住む親族の飼い犬(ポメラニアン)を動物病院まで連れていきました。少し前から前足の肉球が腫れていて、癌ではないかと心配していたんですが、幸いそうではなく。

 ただ組織球腫という出来物で、肉球全体に広がるようだと手術の必要性が出るかも。とのことでした。動物も大切な家族。心配は残りますが、まずは最悪の事態は免れていることに感謝し、引き続きお世話をしていきたいと思っております。

 それでは今夜からスタートした新土曜ドラマ「ひきこもり先生」第1話の感想をアップしたいと思います!

 骨太の作品でした。主人公は11年にも渡るひきこもりから脱出した、焼鳥屋店主の佐藤二朗さん。

 しかしその焼き鳥屋さんは、店主とは一切コミュニケーションお断りといったお店でして(@_@;)。肝心の味も激マズで、基本的にはひきこもり問題に関心を持つ常連客に支えられている。そんな印象でございました。

 佐藤さんは友人に騙された借金トラブルから精神を病み、小さい娘さんを含む一家離散に追い込まれてしまった。

 これは私見なんですが、こういう方々を単純にひきこもりと呼んでいいのかと。そんな疑問は残ります。例えば一度も働いたことがない(働けない)いわゆるニート層の人達とは、社会復帰へのプロセスが全く異なると思うんですが・・・。

 閑話休題。そんな佐藤さんを自身が校長を務める中学校(佐藤さんの母校でもある設定でしたね)の臨時教員に迎えようと、高橋克典さんが動き出します。優秀なスクールカウンセラーである鈴木保奈美さんと共に、新人教師の佐久間由衣さんが担任を務める不登校児のクラス👉ステップルームの運営に当たってほしいと。

 当然、まだ心の傷が完全に癒えていない佐藤さんには荷の重い話で。最初は固辞していた佐藤さんも、ネグレクトされていた少女(鈴木梨央さん、天才子役の名に違わぬ熱演でしたね!!)との出会いにより、二学期から中学校に赴任する・・・。今回はそこで話が終わりました。

 音のない(少ない)、重苦しい世界。コミカルな高橋校長がいいアクセントにはなっていますが、それでも充分ハードなテーマ。教員は皆サラリーマン化し、高橋校長も教育委員会からの評価に一喜一憂する日々。「ドラゴン桜」みたいなヒーローなんて、このドラマには最後まで誰一人出てこないでしょう。でもあっという間の一時間でした。

 それは暗く冷え切った中でもわずかに燃える、魂のかがり火を感じたから。佐藤さんが自殺しようとした鈴木梨央さんを抱きしめて、「生きよう、生きよう、生きよう!」そう何度も語り掛けるシーンは本当に刺さりました!!

 綺麗な生まれ、そうでない生まれ、確かにそれはあるのでしょう。まあそこをクリアしても死ぬまで人生脱落ゲームは続いていきます。ワタクシもアタック25とかに出てるリア充な40代男女(皆様一流企業や公官庁の管理職で、幸せな家庭ももれなく築いている)を観ていると、自分の不甲斐なさに恥じ入るばかり。でも、立ち止まってはいられない。どんなに惨めで、自責の念に駆られていたとしても。

 劇中の佐藤さんも何だかんだ言いながらも、社会復帰し、焼き鳥屋を始めたからこそ教師の扉が開いた。それはいわゆる人生100年特番とかの(グラッドストン教授以下、ワタクシには恵まれた勝ち組の方々の戯言としか思えない)キラキラした人生第二章ではないのかもしれない。

 それでも扉の開いた先で待ってくれている人がいる。新しいエピソードが綴られていく。その流れに、きっと意味があるし、誰かが救われていくんでしょうね。来週からそんな元ひきこもり、佐藤二朗先生の物語を、しっかり見守っていきたいと思います( `ー´)ノ。

 それでは今夜はこの辺で。皆様、良い夢を☆彡

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