2020年 月9ドラマ大総括

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 激動の2020年も遂に最終日。正直、今年ほど年末年始感がない年は、生まれて初めてかもしれません(>_<)。

 色々と大変な毎日が続きますが、コロナ禍は今が大底なのではないか。個人的にはそんな気がしております。

 来年も2019年以前の生活に、突然戻ることはないでしょう。ただ今年が下り坂だとするなら、来年は確実に上り坂。そう考えると光も見えてくるはずなので、今は静かに新年を迎えたいですね( ^)o(^ )。

 それでは毎年年末の恒例企画、今年の月9ドラマを一気に振り返りたいと思います!!

 

 

1.「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(主演:沢村一樹

 絶対零度シリーズ第4弾。

 ミハンシステムはまだまだ表に出せない代物ながらも、予測逮捕も我々視聴者にも段々と馴染み深いものとなり。今回は水野美紀さんが新たにミハンチームに加わり、沢村さんの妻子殺害事件の真相も遂に明らかになるなど、攻めた内容となっておりました。

 この作品までが、いわゆるコロナ禍にドラマ制作が影響を受けるギリギリ手前。今思えば、新型コロナウィルス感染症が日本列島を襲うまでは、本当にAI(人工知能)ブームで、色んな危機(シンギュラリティ)も含めて騒がれていましたね( ゚Д゚)。

 それがどれ程幸せな日々だったのかと。私達が暇つぶしで勝手に人工知能の危機を作り出していた。平和故の、狂騒。もしかしたら、全てが単なる絵空事だったのかもしれないですね。

 予測逮捕も自動運転も、このコロナ禍でアマビエブームが起こったり、(かつては失笑されかねなかった)寺社仏閣の祈祷に皆がコロナ収束を願う事態では、到底ありえないのかなと(>_<)。

 まだ今年初めの作品なんですが、個人的には本当に遠い記憶・・・。もう続編もないかもしれませんね。

 

2.「SUITS2」(主演:織田裕二

 4月に始まり、終了したのが何と10月!元々全15話体制でしたので、ロングスパンが見込まれていましたが、ここまで長くやるとは・・・。ロケ中断も含め、最もコロナ禍の影響を受けた作品となってしまいました(>_<)。

 元々前回のシーズン1も、あまりにアメリカ版の台詞をそのまま和訳してる!!そんな批判が多かったんですが、まあアメリカの法律事務所の雰囲気も味わえていいよね。そんなフォローもできたんですが、今回ばかりは何とも・・・。

 現在、アメリカのコロナ死者は30万人を優に超え、人種差別問題も大きな暴動に発展。呑気に高額賠償求めて、どうでもいい訴訟をやっている暇はない訳で。

 アメドラとしてのリアリティも消え、元々日本のドラマとしてのリアリティは皆無。平均視聴率が1桁に沈んだのも無理はなかったかも(>_<)。

 毎回ゲストも豪華で、決して内容もそんなに手抜きだとは思えなかった。ただ、あまりにも放送時期が悪かったです( ;∀;)。個人的には制作陣に、勇気ある撤退をしてもらいたかった。つまりは6月時点での打ち切り。何故そうすべきだったのか。その答えは次節に・・・。

 

3.「監察医 朝顔2」(主演:上野樹里

 現在、平均視聴率は2桁をキープ。来年冬クールまでぶっ通しでの放送。

 今年の月9としては唯一気を吐いている感はありますが、本当に(運が悪かったということは認めます)フジテレビの戦略ミスが色濃く出ている作品だと。全体的な感想は来年に回すとして、今回はその理由をいくつか列挙していきたいと思います。

 まず、11月に放送開始なのに舞台は夏。まあ元々前回同様夏クールに放送する(しかし2年連続というのも早過ぎる。個人的にはそう感じていましたが)予定でしたから仕方ないんですが、やっぱりこの真冬に観ていると物凄~く、違和感があります(>_<)。

 そして先日の2時間スペシャルでも感じましたが、内容が前回と比べて非常に薄くなってきている気が( ;∀;)。

 元々事件解決の尺を短くして、その余白で家族の物語を丹念に描いていく。そこにワタクシはこのドラマの新しさを感じていたんですが、それが今回は完全に時間の引き延ばし、間延びに使われてしまっている。

 先日も風間さんの同僚とのホームパーティーにあんなに無駄に尺を使って、肝心の殺人事件の真相は下手すりゃ(ながら見してたら)見逃すレベル(苦笑)。そりゃないですよ~。

 今回特に気になっているのが、全体的に作りが雑になってきている点。やはり2クールにもまたがる長丁場を一人の脚本家(ワタクシは全く存じ上げない方ですが)に任せてしまうのもどうかなのかと。

 後はどうしても月9らしからぬ、あの所帯じみた世界観も苦手でして・・・本当に。いやらしい話ですが、監察医と刑事の共稼ぎ夫婦で、父親もベテラン刑事。親子夫婦そろって花の公務員なんですから💰あるでしょう。持ち家なんだし。普通(コロナでなければ)ガンガン外食にも行くでしょう!

 CMよりも風間さん、ヘルパーさん雇えるのでは( ゚Д゚)。山口智子さんの優雅な感じ、あれこそが正解だと思いますよ(笑)。

 何かそういうリアリティのなさも気になります。たたき上げの60代刑事の時任さんが、何故あんなに家事ヤロウなのかも、本当に謎過ぎ(苦笑)。まあそう言いながらも、勿論最後まで視聴しますけどね~。

 

4.月9再生を信じたい!!

 コロナ禍で月9は一人負け。上記の記述を読み返すまでもなく。それがワタクシの2020年月9総括でございます。

 どの主要枠も、少なからず影響は受けたと思います。でも日曜劇場は「半澤直樹2」で、国難に立ち向かう庶民の覚悟と政治への怒りを見事に表現し、テレ朝木9も手堅いドラマ制作で巣ごもりしてる中高年のハートをがっちりキープ。

 そして日テレ水10ドラマは(残念ながら脱落してしまいましたが)コロナ禍でないと絶対に誕生しえない「♯リモラブ」みたいな作品を生み出した。やはり日テレドラマは冒険的でございます。

 そんな他局に比べ、月9は元々手抜き感があった原作アリの第2シーズンものを、15回~20回に渡って放送。結局このプランを何ら変更することなく、そのまま敢行。

 その結果が僅か2回で長い中断に陥った「SUITS2」や、真冬に観る「監察医 朝顔2」のようなイタイ現象を呼ぶことになってしまいました(>_<)。

 やる気、コンテンツ制作へのスピリットが全く感じられない。本当はこんな時期だからこそ、ドラマの魅力を全開にしていかないといけないのに。

 ワタクシは今年ばかりは本気で思ってしまいました。「これ以上、惰性でダラダラ続けるなら、もう月9は打ち切りにしてほしい」と。

 そうは言いながらも、やっぱりフジテレビが大好きな自分がいるんですが( ;∀;)。今年、コロナショックで過去最低に株価が落ちたので、遂に(100株だけですけど)フジHDの株、買っちゃいました。今はもう、株主目線です(笑)。

 そして「鬼滅の刃」アニメ放送の高視聴率で、久しぶりにフジテレビに明るい話題が出来たこと。(作品自体にも今はどっぷりハマっていますが)最近はアニメも他局に比べて散々な状況だったのでそれも本当に嬉しかった。

 来年春はまた1クール制に戻って、11年ぶりに竹野内豊さんが主演する「イチケイのカラス」の放送が決定。かつてのキムタクの「HERO」を彷彿とさせる法廷ドラマ。久々に「らしい」作品になりそう。「春の月9」の再来を期待したいです。勿論、これからも月9が続く限り、ワタクシは全話視聴でございます!!

 

 それでは今日はこの辺で。本日大晦日は、ワタクシの誕生日でもあるんですが、そろそろアラフォーではなく、アラフィフの足音が・・・。

 最後になりましたが、本年も読者の皆様には、お付き合いいただき、本当にありがとうございました(*^^*)。まあ、来年も頑張ります(笑)。それでは良いお年を☀

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