「世にも奇妙な物語 '19秋の特別編」を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 秋本番。またまたこの季節がやってきました!!それでは早速ですが先程視聴した「世にも奇妙な物語 '19秋の特別編」の感想をアップしたいと思います!

 

 

1.はじめに

 今回はハートウォーミング、いわゆるバラード系の話は一切なし。文字通り最初から最後まで恐怖と奇妙に満ちた世界のオンパレードでございました!!

 最近のスイーツ大河もとい、スイーツ奇妙と遂に決別し、久々に昔のヤバい奇妙が帰ってきてくれましたね( `ー´)ノ。この時を、ずっと待ってましたよ~♬

 今回の世にも奇妙な物語、私的にテーマを付けさせてもらえるなら「モダン・クラシック・奇妙」。全編完全オリジナル。小説や漫画の原作は一切なし。そのおかげか怖いだけでなく、今回は近年にないハイレベルな作品群でございました、VIVA!!

 それでは各話の感想に進みましょう☟

 

2.「鍋蓋」(主演:杉咲花

 今回の第1話は変化球。いつもの奇妙なら第3話辺りに来そうな、設定が奇妙な話。ただ今回のラインナップにふさわしく、充分ホラーでしたが・・・。

 いわゆるAmazonとかで買い物するとあるあるの、AIによるレコメンド機能。これが行き過ぎた場合を描いていましたね。しかしもうこれは充分に現実味のある話ですね( ゚Д゚)。最近は精度の高いマッチングアプリで、ゴールインするカップルも増えているらしいですし。人の一生そのものをAIが決めつつあるんですよね・・・。

 この作品、私的にはかなり見応えがありましたが、その大きな要因はやはり杉咲さんの演技力に尽きますね(*^^*)。嫉妬に狂ってクッションにナイフを突き刺しまくるシーン、最高でした!!これがもし元AKBや乃木坂の○○さんとかだったら、見るに堪えなかったでしょうからね。

 個人的には杉咲さんは、二階堂ふみさんレベルの若手女優さんに成長されている。そう確信いたしました。今後の活躍にも大いに期待したいですね(*^^*)。

 

3.「恋の記憶、止まらないで」(主演:斉藤由貴

 いやはや、参りました。これは反則ですよ・・・。怖すぎます(笑)。

 しかし良かったですね。個人的にはあの名作「墓友」と並ぶ超絶ホラー作品。

 最後に本当の作者の「私の曲、取らないでね」がもうホントにダメです(>_<)。こんなオッサンが観ても怖いよ~、怖いよ~。ああ先にお風呂入ってて良かった(笑)。

 まあ、斉藤さんも悪気があって「恋の記憶」をパクった訳ではないので、不条理ではあるんですがね。

 ただ私も表現者の端くれとして、どうすれば難を逃れることができたのか。考えてみたんですが、もうこれは本当のことを話すしかないんでしょうね。そしてカバー曲として大切に歌わせていただく。

 そうすれば(埋もれたままで嬉しい曲なんてありませんから)この曲に関わって命を落とした先人達も、何よりこの曲自身が浄化されてハッピーエンドになったのではないかな。そんな気がいたしました。

 

4.「コールドスリープ」(主演:ムロツヨシ

 事実は小説より奇なり。科学技術の発展が目覚ましいせいで、もうホントに未来がどうなるのか予測が難しい時代になってますよね。

 今回の冷凍保存による人間の延命治療。これもどこからが現実で、どこからがまだSFなのか。そんな気分になる作品でした。

 今回は本当にハイレベルな作品揃いでしたが、私的にはこの作品が№1。個人的には久々に奇妙史上に残る名作の誕生を目の当たりにできたと感じています(*^^*)。

 かなり現実味のある未来を描いた点も良かったですが、ムロさんの息子の生活水準が(諸事情はあったにせよ)確実に落ちてる。これって正に私達ロスジェネ世代に当て嵌まってて、リアルだなと(+_+)。正に令和の日本社会、そのものですよ。

 でもその中でちゃんと我々も家族や仲間との絆を築いて、それなりに幸せには暮らしているんですよね・・・。

 この作品は直球ど真ん中でしたが、オチが良かった。これに尽きます。親はいつも子供のことを思うもの。エンディングテーマでの息子さん家族の再会シーンも泣けましたが、何と云っても例え自分が犠牲になっても、最後に人間の尊厳を取り戻せたムロさんに痺れました!!

 

5.「ソロキャンプ」(主演:板尾創路

 今回は最後までゴリゴリのホラー路線。一切手加減なしでございましたね( ゚Д゚)。

 ただこれはね、順番が非常にうまかったなと。作品のレベル自体は他に比べてかなり落ちる気がするんですが。もう我々は今回、久々に恐怖のジェットコースターに乗ってしまってますから。実はそんなに大したことはなかったのに、あ~れ~と落ちていってしまった(苦笑)。

 ただ、テーマ的にはさすがは奇妙。時代に迎合しないニヒルさが全開でした。最近、ソロ活がもてはやされ過ぎてる気がするんですね。一人焼肉、一人カラオケ、そしてソロキャンプ。一人で気を遣わないのは本当にいいことなのか?そのせいで誰かを悲しませたり、傷つけたりしてないか?改めて私達は自分自身に問いかける必要があるのかもしれません。

 心ならずも私達が無視してしまった魂達に、復讐されるその前に。

 

6.「恵美論」(主演:白石聖

 やりました!!エキストラストーリーではありましたが、このブログでもイチオシの我らが白石聖さんが、奇妙初降臨(*^^*)。しかもいきなりの主役でございますよ!!イェイイェイイェイ~✌✌

 まあ今回は激ヤバ作品のオンパレードでしたからね。最後にこういったデザート系作品は必要だったかなと。他の視聴者の方はどう思ったか分かりませんが、私的にはオチも含めて楽しめました( ^)o(^ )。

 今、若手女優界では浜辺美波白石聖、生き残るのはどっちだ!?みたいな話題が出てきているようでして( ゚Д゚)。奇しくも浜辺さんは今年6月の雨の特別編で「大根侍」に出演してましたよね。まさか業界的にもそういう判断?

 個人的には性格含めて、全然お二方のキャラは被ってない気が・・・って恵美論観た後でワタシが白石聖論語り始めても皆さんお腹一杯でしょうから(笑)、その辺にしときます。ただ浜辺さんの時制服がセーラー服で、今回の白石さんはブレザーでしたね。この点に関しては大正解でございました(*^^*)。

 

 ・・・とそんなこんなで、今回は往年のファンも大満足の秋の特別編ではなかったでしょうか。来年の30周年に向かって、ホントにいい流れができましたね( ^)o(^ )。

 それでは今夜もこの辺で。皆様、素敵な悪夢を👿

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