「獣になれない私たち」第9話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 今日のNHKニュースで、ベトナム人技能実習生の自殺の特集が組まれていました。最低賃金を遥かに下回る報酬、過酷な労働、職場での理不尽な暴力。

 帰国することもままならず、自死を決意した青年。最後に両親に宛てた遺書で「苦しい。意味のない人生をこれ以上過ごすことに耐えられない。ごめんなさい」そのような内容のことが書かれていたと言います。

 ベトナム人の彼には私達日本人はどう映っていたのでしょう。私達労働者は。自分達とはかけ離れた幸福を享受している特権階級と映ったのか。それとも・・・。

 それでは先程観た「獣になれない私たち」第9話の感想をアップしたいと思います!

 ようやくお仕事編が炸裂。この第9話の出来を見る限り、如何に野木さんがここに辿り着くまでヘロヘロになっていたか。そのことがよく分かります( ゚Д゚)。

 裏を返せばそれだけこの第9話の内容は胸に刺さる物であったということ・・・。神回だったと思います。

 冒頭の話に戻りますが、日本人もベトナム人も同じ。我々黄色人種の働き方って、やっぱり奴隷的。クソです。そのことを今回で改めて痛感いたしました。

 ガッキーと九十九社長との最後のせめぎあい。相変わらずSEXネタばっかりぶっこんで正直野木さんには、いい加減にしてよ性欲オ〇さん(苦笑)というツッコミもしたくなるんですが、あの二人のやり取りには、現代の行き過ぎた資本主義の姿が投影されている気がいたしました。

 黒木華さんは社長の無茶ぶりについていけずに失踪した。そして遂にパワハラ社長に牙を剥いたガッキーも返り討ちにされ、退職勧告をされてしまった。

 ”代わりなんかいくらでもいる。俺さえおれば会社なんていくらでも回る。所詮従業員なんて駒や”これが九十九社長の本音。もとい労働者に対する資本家の本音。会社内の絶対的エースだと密かに自負していたガッキーは、ようやく自分も必要不可欠な存在で無かったことに気付いてしまいます( ;∀;)。

 だから組織や会社に自分の存在意義を求めてはいけないんです!結局はソフトにしてもハードにしてもいずれは捨てられるんだから。代わりなんて幾らでもいるんです。それ故に、本当の自分にとってのライフワークを見つけないといけないし、資本家の暴走を止めるためにベーシックインカムは導入しないといけないわけですよね(+_+)。

 失意のガッキーは、同じく粉飾決算と決別した松田さんと遂に結ばれました。何か傷の舐め合いみたいなのが個人的にはどうかと思いますが。それにしても野木さん、貴女の人生は後腐れがなさそうなSEXがお手軽、身近にあっていいですね~。そこは正直羨ましいなと(笑)。

 まあリタイヤ寸前になりながら辛うじてゴール。来週はそんな感じの最終回になりそうですが、ガッキーの雄姿を最後まで見届けましょう( `ー´)ノ

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