「この世界の片隅に」第7話を観て

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 昨夜NHKのスイッチインタビューでメディアクリエイターの落合陽一さんと嵐の二宮さんの対談が放送されていましたが、さすがは今が旬のお二人、見応えたっぷりの内容でございました!!

 その中で落合さんが世界が平和にならない理由はと問われて一言、資源が足りないからじゃないですか。と回答されていました。

 僭越ながら私も同じ気持ちを持っていたので、正にその通りと観ながら膝を打ってしまった訳ですが、この世から戦争を無くすには資源と人口のバランスを解消するしかない。衣食住満ち足りれば争う気も起らない。その思いを新たにいたしました( ゚Д゚)。

 ただ落合さんは遠くない未来に必ずテクノロジーがその問題を解決してくれる。そう力強く語っていたので、私達もその言葉を信じて頑張っていきたいですね('◇')ゞ

 では先程観た「この世界の片隅に」第7話の感想をアップしたいと思います!

 ああ・・・すずさん。なんてことに(>_<)( ゚Д゚)( ;∀;)

 前回のラストで、焼夷弾が炸裂することは分かっていましたが、その爆発がHARUMIちゃんの命を奪っただけでなく、すずさんこと松本さんの右手を奪ってしまった・・・。

 本当にむごい。でもあの姿は本当に私達に何故戦争をしてはいけないのか、その答えを明確に教えてくれると思うんです。よくある終戦記念ドラマは、結局主人公が五体満足で終戦を迎える。そういう展開がほとんどですから。それだと正直、ハリウッドと同じ娯楽になってしまうんです。軽くなってしまう。

 戦争が無ければ、すずさんの右手が無くなるなんてことは絶対にないんです。大好きな絵筆をいつも握っていた右手。現代なら超高性能の義手も開発されてきていますが、当時にそんなものはなく、戦時下でもありますからね・・・。

 今回は尾野真千子さんの演技に心底痺れました。最初に松本さんが意識を取り戻した時に何でアンタだけ生き残ったんや、人殺し。この強烈な台詞、でもこれは同じ状況に置かれた人間ならきっと口にするに違いない、真実の言葉だと思いました。

 しかし勿論それは100%の本心であったはずもなく、尾野さんは松本さんの身の回りの世話をし、髪を梳きながらここがアンタの居場所や。だから実家には戻るなと言ってくれました。そしてその瞬間に空が光り・・・遂に広島に原爆が投下されてしまいました。

 すずさんの実家は広島市。すずさんの右手が無くなったことに涙した、心優しい家族の消息は果してどうなっているのでしょうか( ゚Д゚)。

 正直、もう少しダラダラ引っ張らずに早くこの場面に入ってほしかった。そんな思いはありますが、最初から最後まで全く目を離すことが出来ない、圧巻の第7話でございました( ゚Д゚)。

 さて、現実には今も世界中で、すずさんのような犠牲者が出ています。例えば内戦が止むことのないシリア。しかしもしかすると私達は、肌の色が違う女性が片手を失って包帯を巻いている姿を見ても、今回のすずさん程には胸を締め付けられることはないのかもしれません。特に自分達より肌の色が濃い人達であれば。これは悲しい民俗の性ですよね・・・。

 それが先の大戦では、シリアの人達が私達の祖父母世代で、私達が米国をはじめとする白人だった。テクノロジーの発達も大切ですが、肌や目の色が違っても同じ感情を持つ人間なんだ。

 人類には心がある。だから悲しみや痛みは共有するべきだし、決して自分達の民族だけが良ければそれでいいと思っていてはいけないんだ。今私達にできることは、そんな小さな意識改革ではないかと思います。

 では今夜はこの辺で。皆様、良い夢を☆彡

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