おめでとう!そして、ありがとう大阪桐蔭高校~刺さるコンテンツ(18)

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 すっかり遅くなってしまいましたが、本日は先の第100回全国高校野球選手権大会で見事に史上初の2度目の春夏連覇を成し遂げた、我らが大阪桐蔭高校についてお話させていただきたいと思います(*^^*)。

 

 

1.心揺れた第100回大会決勝戦

 去る8月22日に行われた秋田県金足農業高校との決勝戦。結果は13-2で大阪桐蔭の圧勝でしたが、今までの8回の決勝戦の中で、一番複雑な思いの決勝でございました( ゚Д゚)。

 やっぱり私も心のどこかで、田舎の公立高校が優勝するカタルシス、そして東北勢が100年の時を超えて歓喜する姿を見たかったのかもしれません。大阪府民以外は皆さん同じ思いで、大阪府民でも結構な人数が金足農推しではなかったのかと思います。

 帰宅して、最初だけ録画を観ました。1回の裏、最初は何とか踏ん張ろうとしていた吉田君ですが、根尾君登場で例のパワプロ応援歌が響き始めた辺りから、一気に崩れていきましたよね(>_<)。

 今までずっと大阪桐蔭の試合を観ていますが、あの疲労困憊&満身創痍の金足農なら6~7割の力で臨んでも充分勝てる。それ位実力差があったかと思います。

 私ですら正直複雑な思いがあったので、他府県の皆さんは大阪桐蔭ばかり優勝独り占めしてふざけるな!!みたいな感情になってしまったことでしょう(>_<)。

 でも、試合終了後すぐに吉田君を称えるために彼に駆け寄った大阪桐蔭ナインはやっぱり最高でしたし、昨年の悪夢を乗り越えて今回の偉業を達成したキャプテンの中川君は(本当に青春を感じる歓喜の涙でしたね!)本当に良く頑張ってくれました( ;∀;)。

 言葉にできる程簡単な道のりでなかったことは、誰にも分かります。それでも彼は潰れることなく、見事に最高のリベンジをしてくれた。まだ18歳ですよ?ホント泣けます・・・。

 試合後に球場に掛かっていた美しい虹が、今大会の結末を祝福してくれているような気がいたしました(*^^*)。

 

2.西谷監督とPL学園

 西谷浩一監督。いわずとしれた大阪桐蔭高校の監督で、いまや大阪府どころか日本で一番の名将であるといっても過言ではないですよね(*^^*)。

 西谷監督は報徳学園出身ですが、新設校の大阪桐蔭の教員(社会科を担当されていますよね)となり、当時は最強だったPL学園を目標に大阪桐蔭を年々レベルアップしていきました。

 そもそもユニフォームがそっくりですし、大阪桐蔭高校野球部はPL学園野球部をベースにしているのは間違いないです。

 まずは複数投手制。KKコンビの時もPL学園はキヨさんが投手で登板したり、立浪キャプテンの春夏連覇の時も野村さん他3人の継投でした。

 その結果、選手が高校で潰れることなく、大阪桐蔭もかつてのPL学園と同じように多くのプロ野球選手を輩出していますよね(*^^*)。

 そして次は全国から選手を集めている点。まあこれには根強い批判がありますよね。

 PL学園の時も全国から選手を集めていて、それに反発されることも多かった。ウチの親戚の岡山県人の伯母さんも小学校の頃、KKコンビが取手二高校に負けた時、負けて良かったPLは嫌いや!と思いっきり言ってましたから(苦笑)。

 でもですね、かつてのPL学園や今の大阪桐蔭高校大阪府民以外に門戸を開かないと、他府県から進学したい、ハイレベルの大阪の名門校で力試しをしたいと思っている野球少年の夢を奪うことにはならないのでしょうか?

 そして大阪桐蔭の選手の中心はやはり大阪府民なんです。今回のU18選手権に大阪桐蔭からは最多の5選手が選出されましたが、その内2人(中川君と藤原君)は大阪府民でございます。

 最高のチームを作りたい。その西谷監督の情熱が、全国から有望な野球少年を集めているんです。

 しかしPL学園にも影はあった。西谷監督はPL学園をリスペクトしつつも休部に追い込まれた二の足を踏むまいと、PL学園を反面教師にしている部分もあります。

 まずは選手の心の教育。自身の報徳学園時代も3年生の時は不祥事により出場停止となった西谷監督。そのため、特にその面には気を使っておられます。

 レギュラー外の選手がやる気を失わないために、全部員と毎日野球ノートを交換している。これは中々できないことだと思います。「部員全員をレギュラーにすることはできない。でも部員全員の野球を上手くすることはできる」これが西谷監督の信条。素晴らしいじゃないですか!!

 だからこそレギュラーになれなかった選手達も、応援やデータ分析に精を出し、それが大阪桐蔭高校の力になっていく。そしてほぼ全ての選手が有力大学へ進学していく。これでは部内暴力など起こりようがないですよね(*^^*)。

 そしてまあこれは私の個人的意見ですが、PL学園の甲子園決勝での勝負弱さもマネしないようにしているのかと(笑)。特に夏は優勝4回でしたが準優勝も3回。しかし大阪桐蔭高校は春夏の決勝戦が8戦全勝!!

 このおかげで大阪勢の優勝は夏は圧倒的1位(13回)を数えると同時に、春のセンバツも今年の春連覇で遂に11回となり単独首位に浮上したんです!!

 愛知県を抜いて、センバツでも大阪府が優勝回数首位に立つ。これは私の長年の願いでしたから。結果にも徹底的にこだわる。戦術面でもいつも唸らされる西谷監督に死角なし!!ですよね(*^^*)。

 

3.大阪府代表としての矜持

 大阪桐蔭高校が憎々しい程に強い理由。それはやはり全国一厳しいと言われる大阪府予選を勝ち上がっていることの自信。そして何よりその府予選で敗れ去っていった対戦校の分まで頑張ろうという気持ちがあるからですよね。

 大阪府予選。激戦なのに本当に扱いが酷なんです(>_<)。まずは全国で唯一シード制がないため、強豪校が早い段階で潰しあう。そして鳴り物の応援も禁止。

 他府県の予選風景を観て、こんなにも華やかなのか!!とビックリした記憶があります。特に千葉県予選の習志野高校なんか、もう甲子園レベルの美爆音ですよね(笑)。大阪の予選は決勝戦を含め、全国一地味だと思います。

 そして大阪府民の関心も低いです。テレビ中継も決勝戦だけですし。今住んでる和歌山県は全試合テレビ中継してますし、関東、特に神奈川県はテレビ神奈川の「高校野球ニュース」が毎年高視聴率だと。神奈川も大阪と同じ激戦ですが、これだけ注目されているとまあ予選の段階でも、ある程度の満足は得られますよね~。

 でも大阪なんか本当に甲子園に出れなければ、予選でいい所までいっても基本スルー。また甲子園で初戦負けしても「大阪の恥!!」とかいう人もいない代わりに、「今年の代表?どこだったか全く覚えてない。そもそもが興味ない」ということに・・・。特に大阪人は女性に、高校野球のことを全然知らない人が多いですよね~。

 だから大阪勢は甲子園で、爪痕を残さないといけないんです!!春は2校出れることも多いし、それが昂じて昨年の大阪勢対決みたいなことになったりもするんですが(あの大阪桐蔭×履正社の大阪決戦も死ぬまでに観ることが出来て、本当に良かったです!!)、夏はどれだけ地域全体が強くても1校しか出られないですからね・・・。

 早くも来月から秋の府予選が始まります。大阪桐蔭が春のセンバツ3連覇に突き進むか、履正社を初めとするライバル校が待ったを掛けるのか。今から待ちきれないですね(*^^*)。

 

4.我らが大阪桐蔭高校にこの曲を!!

 常に相手を敬う謙虚さ。正に王者の品格漂う大阪桐蔭高校野球部。しかしそのあまりの強さに年々アンチが増えているのも事実で・・・。

 そこで最後に大阪桐蔭高校野球部に捧げたい一曲を。欅坂46の最新曲「アンビバレント」からこの一節をご紹介いたします。

 

 好きだと言うなら否定しない 

 嫌いと言われたって構わない

 誰かの感情気にしてもしょうがない

 他人に何を思われても 

 何を言われても聞く耳持たない

 干渉なんかされたくない 興味がない

 Blah  Blah Blah Blan  

 孤独なまま生きていきたい

 Blah  Blah Blah Blan  

 だけど一人じゃ生きられない

 

 秋元康さんと西谷監督は同じ絶対勝者としてシンパシーを感じることはあるのでは?後は体型的にも(笑)。

 何はともあれ私はいつでも常勝軍団、大阪桐蔭高校を応援してます(*^^*)。改めて今回は大偉業の達成、おめでとうございました!!VIVA!!

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