「dele」第3話を観て

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 お盆になりましたね。全国の主要高速道路と新幹線は全て帰省ラッシュ。皆様も同じですかね?

 私はこの地で過ごします(笑)。大阪は6月までしょっちゅう帰ってましたから。FP2級の勉強をしながら、のんびり高校野球でも観て過ごそうと思っています。

 では先程録画で観た「dele」第3話の感想をアップしたいと思います!

 面白かった。個人的には過去2回より一段上の話だと思いました(*^^*)。

 まず、このドラマ全般に言えることなんですが、ストーリーがシンプルなのがいいですよね。頭に入ってきやすい(笑)。

 今回は冒頭で、温厚そうな初老の男性が菅田さんにバラの花束とデータを削除した後のコピーを、ある女性に渡してほしいとの依頼を受ける場面からスタート。写真館を営むその男性はその後、海に飛び込み自殺・・・そんな幕開けでございました( ゚Д゚)。

 ある女性とは余貴美子さん演じる同じ町の理髪店の女性店主。二人の関係を調べていくうちに衝撃の事実が!!何と理髪店の女性は元過激派テロリスト犯の恋人で、今も逃亡中の彼の資金援助をしている。そして写真館の店主は公安の協力者でずっと彼女を監視している・・・そんな真相でございました。

 ただその監視の日々は決して刺激的なものではなかった。普通のサラリーマン生活よりもずっと平穏で、ある意味退屈なものでした。時代が変わり、もう過激派の思想になんて誰も共鳴しない。その後起きたオウム真理教のテロ犯ですら全員処刑されて、今では欧州で猛威を振るうイスラム過激派のテロが警戒されているんですから。もう一昔どころか、3世代位前の感覚。

 協力費として振り込まれていた月3万円という微妙すぎる金額が、もうこの案件がただ過去の惰性で申し送りされていたことを裏付けていました(>_<)。

 しかしとうとう公安が監視を打ち切ったことで、生きる意味を失った写真館の店主は自死を決意した・・・。心が完全に折れてしまったんですね、泣けます( ;∀;)。

 しかし余さんとテロ犯はまだつながっていた。最後に、数十年前にテロを起こした公園で彼女が警察に通報。よぼよぼになった逃亡犯は逮捕、そして余さんも警察の人間に伴われ、姿を消します。

 その最後の場面で菅田さんが余さんに渡したSDカード(その中には監視していた情報が収録されていました)と5本のバラの花束。バラには本数にそれぞれ意味があるということですが、山田孝之さんがチョイスした本数は5本でその花言葉は「貴女に出会えたことの心からの喜び」。く~、菅田さんも言ってましたが、山田さん、クールで早口なキャラながら中々のロマンティストですよね(*^^*)。

 という訳で、上質の短編映画のようなクオリティだった第3話でしたが、今回は淘汰されていく旧きものに対するメッセージが込められていました。

 まず写真館はデジタル化の進展で、もはや続けていくのが困難な商売。そして余さんの理髪店もしかり。さりげなく盗聴されていた会話の中に”近所に1000円カットの店ができたからキツイな~”みたいな台詞が登場していました(>_<)。

 やはり我々は人工知能を軸とする次世代の生活に、対応できるようにしておかないといけない。さもなくば原因は異なれど絶望し、あの店主のように海に飛び込むことになるかもしれない・・・。そんな危機感を忘れずにいましょうね!!

 では今日はこの辺で。皆様、家族水入らずの時をお過ごしくださいね☀

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