皆様おはようございます!TOSHIXXXです。
昨日、闘将星野仙一さんの突然の訃報が発表されました。星野さんと云えば最下位が指定席だったダメ虎こと阪神タイガースを、Aクラスが当たり前の強豪へ引き上げてくれた大恩人。心よりご冥福をお祈りいたします。
そして、金本監督も語っていましたが、もう星野監督以来12年もリーグ優勝から遠ざかっているタイガース。もう一度星野さんの闘魂を思い出して、今年こそペナント奪還を果してほしいと願っております。
では本日はこのブログの企画でもお馴染み「刺さるコンテンツ」のきっかけともなった一冊を。今も私の愛蔵書TOP5に入ると言っても過言ではない「AKB48 の戦略!秋元康の仕事術」(株式会社 アスコム刊)を取り上げたいと思います!!
1.はじめに
この本はニ部構成となっております。稀代のヒットメーカー秋元康さんと日本を代表するコメンテーター、田原総一朗さんとの対談。そして秋元さんと初代AKB総監督、たかみなさんこと高橋みなみさんとの対談。
たかみなさんについては私は特にAKBのファンではないので割愛させていただいて、田原さんとの対談についてここでは取り上げていきます。
これから表現者になることを目指す方は必読の一冊。参考になるだけでなく勇気を貰えること確実でございます(*^^*)。では早速ご紹介していきましょう!!
2.チャンスには順番がある
これは44Pに掲載されています。AKBのメンバーに秋元さんはこう語りかけ、決して(選抜メンバーでなくても)腐ることなく努力を続けるようにとアドバイスしています。
そしてこの項の中で、秋元さんは更に語っています。「止まっている時計は、日に二度正確な時刻を示す」と。
確かに12時丁度で止まったままの時計でも、午前0時と午後12時だけは正しい時刻を示しますよね。これはどういうことかと云うと、同じ方向性で努力していれば少なくとも人生で二回はチャンスがあるんじゃないかということです。
ただし秋元さんはこうも言います。それを色んな事をやり始めると時計の針があちこち動いて結局正しい時刻を一回も示さなくなると。
要は歌なら歌、女優なら女優。最初にそう決めれば少なくとも結果が出るまでは方向転換せずにその道で努力していきなさい。そういうことなんですね(*^^*)。
3.刺さるコンテンツでなければダメなんだ
出ましたね!刺さるコンテンツ。これは50Pに出てきます。全ての表現者、クリエイターが頭に刻んでおかなければならない、秋元さんの金言中の金言だと思います。
今はIT化により容易にコンテンツを楽しめるようになりました。例えば音楽では昔は少なくともレンタルしないと音源を聴くことは(ラジオやテレビもありましたが)困難でしたが、現在ではYouTubeで無料で聴ける。お金を出してコンテンツを購入させるのは昔より困難になってきてる、そういうことです。
IT化のもう一つの側面として、表現手段が一般層にも開放された、これも大きいと秋元さんは語ります。今ではソフトを使えば簡単に作曲が出来る。小説とかでもネット上で公開も可能になった。要はライバルも増えているということですよね。
単なる認知だけではユーザーは決してコンテンツを購入しない。これが現在作家、ミュージシャン、何でもいいんですが芸術家が私の子供の頃より遥かに生計を立てにくくなっている大きな原因だと思われます(>_<)。
4.今の時代は、ヒットしたものだけが加速度を増していく
これは69Pに載ってます。メガヒット時代と呼ばれて久しい現代。古くは「タイタニック」や小室ファミリーの音源の時代からこんな言葉が出てきました。
最近では「君の名は。」や「アナと雪の女王」、AKB48や乃木坂46、企業ではITビッグ4。確かにどのジャンルでも一人勝ち、勝者総取りという傾向が目立ちます。
故に、私は思うんです。例えば作家志望であれば村上春樹さんではなく「ハリーポッター」シリーズのJKローリングさんを目指すべきだと。村上さんみたいな数十年に渡り、ヒット作を量産する専業作家になるのは現代ではどう考えても難しい。
それよりも「ハリーポッター」みたいな世界に刺さりまくるコンテンツを一作世に出すことを考えた方がいい。今の一発はデカいです。色んなコンテンツにも展開され、長きに渡り印税等の収入が入る。これから芸術家として生きていくにはいかにそんな花火を一発上げてしまうか。そこに掛かっている。
要はフリーで芸術家を目指すのではなく、本業(サラリーマン等)をしつつ趣味でコンテンツを作り続ける。それが一発(超メガヒットでなければなりませんが)当たれば晴れて専業芸術家へ・・・。まあ遊んで暮らせるとも(勿論創作は続ければいいんですが)言いますが(笑)。
映画監督ならスピルバーグではなく、ジョージルーカスを目指せ!!そういうことですよね。
そういうわけで私も落選、スルー続きにも挫けることなく、文学史上最高の一発屋、JKローリングさんを目指して、これからも新作小説の執筆にいそしむわけなのです(*^^*)。
主な感想、ご紹介は以上になります。勿論田原さんとの対談は他にも多岐にわたり読み応え抜群ですし、たかみなさんとの対談もAKBファンなら必読だと思います。後はヤフオク等で探して購入してください(*^^*)。
では今日はこの辺で。皆様、引き続き素敵な休日をお過ごしくださいね☀