刺さるコンテンツとは?(1)~竹原ピストルに撃ち抜かれて

 皆様、おはようございます!TOSHIXXXです。

 昨日仕事帰りにファミマでライブチケットの入金をしてきました(*^^)A-PinkというK-POPのグループなんですが皆様ご存知ですかね?私は時々一人でライブ鑑賞に出かけるのですが友人が一度自分も連れて行ってほしいとのことで、そこでどちらも好きなこのグループのライブ参戦となりました。A‐pinkは初めてで、7月22日の神戸国際ホールでのライブになります。ライブ観戦の予定が入ると少し先の楽しみが出来て頑張ろうと思えますよね♪

 さて、そんなK-POPアイドルとは全く関係ないんですが先日NHKのSONGSで竹原ピストルさんの特集をやってて衝撃を受けました( ゚Д゚)凄すぎる!!ピストルなだけに撃ち抜かれて、なんじゃこりゃあ!!と殉職してしまいそうになる(笑)程でした。

 今年の紅白には間違いなく出場しそうな勢いですね~、本木雅弘さんや松本人志さん等業界人の評価も高い(番組では吉岡里帆さんがプッシュしてました!)40歳。かなりのキャリアを持つ彼。とにかく歌詞がいいと思いました。そこで今回は突然ですが刺さるコンテンツを考えてみる第1回として、竹原ピストルさんの代表曲「よーそこの若いの」の歌詞を紐解いて行きたいと思います(^^♪

 

 1.「刺さるコンテンツ」とは?

 まず最初に「刺さるコンテンツ」とは何かということをご説明しておきましょう。この言葉は私がリスペクトしている作詞家の秋元康さんが常々語っているキーワードです。要はコンテンツが溢れかえっている今の世の中、ただ認知されているだけではヒットには結び付かない。ユーザーの心にぐさりと刺さらない限りその作品は購入されないというものでした。

 これについては私にも思い当たるエピソードがあります。皆様ご承知かと思いますが私はサイレントサイリンというハンドルネームで、クックパッドにレシピを公開しているのですがその中に「ハンバーグ・オブ・イタリアン」というレシピがあるんです。

 このレシピがある時ハンバーグのカテゴリに推薦されてアクセスが突然1日700件とかになり、あっと言う間に通算アクセス1万件になったのに、マイフォルダに登録してくれた方はたった2人だったということがありました(>_<)。これこそがまさに認知だけでは全然ヒットに結び付かないという好例(?)ですね・・・。

 

2.「刺さる歌詞」「刺さらない歌詞」

 ではここから竹原ピストルさんの「よー、そこの若いの」の歌詞の非凡さを紐解いていきたいと思います。


竹原ピストル /よー、そこの若いの (Short Ver.)

  そこで、誠に失礼ながら対照的に最近テレビで見て一番ひどい歌詞だと思ったジェネレーションズの「太陽も月も」の歌詞も比較材料として取り上げたいと思います。


GENERATIONS from EXILE TRIBE / 太陽も月も

 勿論最初にお断りしておきますが、私はジェネレーションズのパフォーマンスはホントに凄いと思っています。歌はうまいし、ダンスはキレキレ、特に間奏部分のダンスパートは鳥肌モノでした!!ですのでそんな実力派の彼等が、こんなレベルの低い歌詞を歌わざるを得ないのが気の毒だな・・・と思った次第なのです(>_<)

 

 3.平凡じゃダメ、ダメ!!2つの歌詞を徹底比較

① ”とかく忘れてしまいがちだけど とかく錯覚してしまいがちだけれど 例えば桜やらひまわりやらが特別あからさまなだけで 季節を報せない花なんてないのさ” (よーそこの若いの)

② "恋愛の性質って表裏一体 got it  この頃そんなこと思うんだ はしゃいでみたり 黙り込んだり どっちにせよ僕なんだ(太陽も月も)

 

 これは出だしの部分ですがもうこの時点で差がはっきり出ています(@_@;)レアルマドリードJ3のクラブ、TOEIC900点レベルと500点レベル、それ位の差があります。①も②も普遍的なことを述べています。しかし①は見事な比喩にしていますよね(2番では桜やひまわりが芸能人やスポーツ選手に置き換わり、より分かりやすくなっていますが)、それに対して②は誰もが感じる当たり前のことを、ごく当たり前の表現で記しているだけ。はっきり言って何なの?君高校生?初めて作詞したの!?というレベルですよね(@_@;)

 

③ ー、そこの若いの 俺の言うことを聞いてくれ 俺も含め、誰の言うことも聞くなよ”(よー そこの若いの)

 ”もし君が今日だけは僕を愛せないのなら オレンジが西に沈むまで wait for me朝が来て明日の僕ならば愛せるだろう? love me love me tomorrow 太陽も月もいつでも空に抱かれている 同じように君を抱きしめたい”(太陽も月も)

 

 ここがサビになりますが③はもう説明不要ですよね。逆説が効いてます。非凡!!これこそが刺さる歌詞、若者はこれからも自分の夢を追っていこうと勇気を貰えますよね(^^♪それに引き換え、④は・・・。オレンジって(苦笑)。太陽と月が空に抱かれているという発想しか出てこないところに感性の乏しさを感じます。これじゃあジェネレーションズの誰かに作詞させてあげた方が、よっぽどいいものができる気がしますね( ;∀;)

 

 竹原ピストルさんは番組で他にも色々歌っていましたしたが「東京一年生」と「カウント10」も素晴らしい歌詞で感動しました( ;∀;)ここまでかなり苦労されたようですが、磨き上げてきた確かな才能はもう誰にも真似ができないと思います!!まあ私の小説や料理は残念ながらまだ「太陽も月も」レベルであることは自覚しておりますので(苦笑)竹原ピストルさんの真摯に表現に向き合う姿勢をお手本に、今の仕事と並行してこれからも頑張っていきたいと思います。竹原さんのライブ、私も参戦したいですね~ではまたまたです!!

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