「カフカの東京絶望日記」最終回を観て~総括

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 それでは今日は夜明け前に早起きして録画を観た(笑)「カフカの東京絶望日記」最終回の感想と総括をアップしたいと思います!

 

 

1.自分以外への変身は全て醜悪!?

 文句なしの出来でした。神回というのとは(元々ストーリーがほぼないに等しいので)ちょっと違いますが、ピークをきちんと最後に合わせてきた。そんな印象の最終回だったと思います。

 フランツ・カフカの代表作と云えば、「変身」。説明不要の(内容は難解ですが・・・)このド名作にちなんで最終回のテーマは変身。催眠療法によってまさかのポジティブシンキングを身に付け、キャラが豹変したカフカ氏。違和感満載でしたね( ゚Д゚)。

 今回は色々と示唆に富んだエピソードだったと思うんです。

 ネガティブよりポジティブの方がいい。仕事も出来るし、モテるし、何より人生得してる気がする。いいね!が沢山もらえることこそが正義。

 私もカフカに負けず劣らずのコミュ障ネガティブ人間ですから、その気持ちは痛い程分かるし、劇中でも言ってた自己啓発本のブームも、劣等感を持った人々の心理に上手く付け込んでいる。でもこの最終回ではそんな風潮を明確に否定してました。

 結局、自分以外の何かになろうとすることは愚かで、人生の意義を放棄することなんだと。整形しようがキャラ変しようが、自分以外の何かになること。それは結局、虫のように醜悪な姿になることでしかない。そう感じました。

 ネガティブでモテずに生きにくさを抱えるカフカ。イケメンなのに損してる訳ですが、そんなカフカを親友のマックスブロード(まさかの登場でしたね!!)を始め、周りの皆は愛してくれている。

 最後に催眠が溶けて絶望したカフカに皆が「お帰りなさい」の一言。ああこれでいいんだ。そう思えるラストでしたね(*^^*)。

 後はカフカは父親に対するコンプレックスで、変身願望があった。その気持ちもよく分かります。その点も私と丸被りでしたから(笑)。

 でも口には出さないけど、父親って、ちゃんと息子のことを見てくれているもんです。

 私の父は今年の春に永眠しましたが、生前は決して仲のいい親子とは言えず。正直私は父が苦手でした( ゚Д゚)。

 しかし父の葬儀の後に母から、コミュ障で公私共に失敗続きでも(父は何一つ失敗しなかった人でした)、社会人として何とか踏ん張っている私を父は誰より認めてくれていた。そんな話を聞きまして・・・。本当に救われる思いがしたんです。

 だからカフカのお父さんもきっと認めてくれている。愛故の厳しさ、だったんじゃないかな。私も、この最終回でしばらくは強く生きていけそうです(*^^*)。

 

2.早過ぎた名作?~続けることに意義がある

 私的にはとても面白かった今作。しかし世間的には(制作陣が期待していた程には)バズることがなかった。そんな印象でございます(+_+)。

 来春、未公開エピソードを含めた劇場版を公開するということですが、幾らこの作品を推してももう伸びしろはない。私はそう思います。

 むしろ主演の鈴木拡樹さんが今の知る人ぞ知る俳優から、誰もが知る俳優さんに確変した時に、このドラマは輝く。伝説のドラマになる気がするんです( ゚Д゚)。

 ですから個人的には鈴木さんの本格ブレイクを待ちながら、また来年以降にゆるゆると続編をやってくれたらな~そんな期待をしています。

 整形も元に戻し、奥山かずささんからまさかの奈緒さんに逆回転。そんなシュールな展開も期待してますが(笑)。とにかく他のドラマで(時代劇とかで)鈴木さんの更なるブレイクを祈念しております!!

 それでは今朝もこの辺で。後一日、皆様しっかり頑張りましょう✋

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