最後のビーイング系 倉木麻衣~刺さるコンテンツ(11)

 皆様こんばんは。TOSHIXXXです。

 本日は「渡月橋~君想ふ~」で再ブレイク、久々の紅白出場も決定した今話題の女性シンガー、倉木麻衣さんを取り上げたいと思います('◇')ゞ。

 

 

1.宇多田ヒカルさんとカブるも、本来は坂井泉水さんの後継者

 まずはこの話題ですよね。倉木麻衣さんがデビューしたのは1999年12月8日。シングル「Love,Day After Tommrow」で彼女はデビューしました。

 この曲は当時流行していたR&Bサウンドに乗せた軽快な一曲なんですが、前年にデビューした天才、宇多田ヒカルさんのパクリだと話題に。

 実際、ダウンタウンの浜ちゃんがTVでその話題を宇多田さん本人に振り、宇多田さんもそれに同意したことから大騒動に( ゚Д゚)。最終的には所属会社のビーイングの猛抗議もあって、お二人が謝罪する事態になってしまいました(>_<)。

 今(両方ともCD持ってるので)宇多田さんと倉木さんの1stアルバムを聴き比べると全然似てない。確かにサウンドはどちらもR&Bですが、これは当時のトレンドですからね~。

 これなら初期黒夢と初期ディルアングレイの方が、よっぽど似てますよ(笑)。基本宇多田さんは力強いハスキーボイスで、倉木さんはか細いウィスパーボイス。しいていえば確かにデビューシングルのMVはそっくりなんです。これだけは宇多田さん人気に続けとビーイング側が確信的に仕掛けたのではと思います。

 しかし元々倉木さんは先程から申し上げてるように、ビーイング系のアーティスト。90年代前半を席巻したビーイング系も期待の新人がヒットせず、段々と衰退期に入りつつありました。

 そんな中、透明感があり、どこか儚さのある倉木さんが久々のメガヒットを飛ばした。清純なイメージは、正に私にとっての永遠の歌姫、坂井泉水さんを彷彿とさせます(*^^*)。

 勿論この当時は坂井さんもZARDでまだまだヒットを連発していましたが、その後倉木さんはポスト宇多田ヒカルではなく、ポスト坂井泉水としての存在感を強くしていくのです。

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2.徐々に倉木ワールドを確立し始めた2ndアルバム

 思わぬパクリ騒動に巻き込まれたものの1stアルバムは400万枚のメガヒット、こうして倉木さんは一気に時代のスターダムへとのし上がります('◇')ゞ

 翌年発売された2ndアルバム「Perfect Crime」もミリオンセラー。このアルバムも基本的にはR&B路線の曲が過半数なんですが、現在の倉木さんにつながる(名探偵コナンの主題歌チックと言えば分かりやすいですかね)曲調の作品も収録されています。

 その中でご紹介しておきたいのが6th シングル「Reach for the sky」と12曲目に収録されている「いつかは あの空に」の2曲です。

 「Reach for the sky」はNHK朝ドラ「オードリー」主題歌。非常にハートウォーミングな一曲で、当時若手社会人特有の適応障害に苦しんでいた(今も決して社会に馴染めているとは言えませんが(笑))私を救ってくれた一曲でした。少しだけ歌詞を。

 ”ねえ はじめなきゃ 届かないよ 夢へと繋いで行けるように 悲しみの昨日に

 さよならを どんな時も どんな時も ここにいて”

 ”今心を解き放し 風そよぐ丘で 高く広がる空に 思いきりアハハと笑ってみようよ”

 正にZARD的世界観!!坂井泉水さんが作詞したと言われても全く違和感がないですよね( ゚Д゚)。今でも大好きな一曲です。

 そしてもう一方の「いつかは あの空に」は不思議な浮遊感の漂う一曲です。希望でもなければ切なさでもない。勿論悲しみでもない感慨、正に第三の感情とでも言いたくなる気持ちに包まれます。是非この曲は聴いてみてほしいですね(^^♪

 

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3.傑作3rd「FAIRY TALE」

 サウンドには定評のあるビーイング系ですからクオリティは最初から高かった。しかしどうもサウンド面では借り物のような感覚があった面は否めません。

 そんな中2002年に発売された3rdアルバム「FAIRY TALE」は遂に倉木麻衣の世界観が確立された、記念碑的な作品となったのです('◇')ゞ

 初のコンセプトアルバムで、テーマは「子供時代との決別」。当時立命館大学に通っていて20歳を迎える直前だった倉木さん。子供と大人が交じり合う最後の年代。この時にしか書けない歌詞が今でも私の胸に刺さります。

 このアルバムは本当に全曲捨て曲なしの傑作なんですが、その中でも一番お勧めしたいのが一番最後の「fantasy」という曲です。

 アコースティックギターが心地よいんですが、ZARDの「二人の夏」に匹敵する切なさ、これだけで一作小説が書けてしまう程の名曲です!!ただ二人の夏は結婚すらもあった大人の恋の終焉を描いているのに対し、こちらの曲は初恋の思い出のような印象を受けます。宮崎作品の世界観と言いますかね。

 ラストの一節は今の(妙齢の女性になった)倉木さんには多分書けないのではと(当然なんですがね)感じますね。ではそこだけご紹介しておきましょう。

”約束でもなく 手を振り返す 「また逢える」という喜びで 今日を終われる君がいる それだけで fantasy”

 こちらもちょっとZARDっぽいんですが、よくよく読み込むと坂井泉水さんでは絶対に書けない、倉木さん独自の視点、感性が凝縮されています!!

 この曲でラストを終える我々に向けたメッセージとも受け取れますね。この曲も是非聴いてほしい一曲です(^^♪

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4.まさかの淑女になって倉木さん再ブレイク!!「渡月橋~君想ふ~」

 こんなタイトルにしましたが、決して倉木さんはシーンから消えていた訳ではないんです。シングルの41作連続オリコントップ10入りという記録が示す通り、彼女は根強いファンに支えられていたのです('◇')ゞ

 そういえば今年K-POPのA PINKを一緒に観に行った会社の同僚(同僚というか、ほぼ友人ですが)S氏も倉木さんのライブには足を運んだと言ってましたしね( ゚Д゚)。

 しかし今年12年ぶりの紅白出場が決定したことから分かるように、やはり今年の倉木さんは「渡月橋~君想ふ~」で再びシーンの最前線に帰って来たのではないでしょうか(^^♪

 久々に倉木さんのCDを購入してDVDも観ましたが素晴らしいですね( ;∀;)。さすがは立命女子、京都を深く愛していることが伝わる名曲です!!

 昨年の宇多田さんの新作「ファントム」も物凄い傑作でしたが、完全に二人の世界は別のものになりました( ゚Д゚)。今の若い方にかつてのパクリ疑惑の話をしたらびっくりするでしょうね。

 その大ヒットした「渡月橋 ~君想ふ~」を引っ提げて今倉木さんはバンバンテレビに出演してますが、現在35歳とは思えない美しさと若々しさ!!

 正直3rd「FAIRY TALE」のジャケットを見た時に倉木さん本当に可愛いな。でもこれが多分ピークなんだろうなと失礼なことを思ってたんですが、とんでもないことで今の方が逆にイケてるのではという気がしますね( ゚Д゚)。

 NHKのSONGSの山村紅葉さんとの対談も最高でしたし、昨日のMステも本当に素敵だった。後は紅白のステージでどんな倉木さんが観られるのか楽しみですね(^^♪

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5.最後に~倉木さんはいつまで独身で?

 最後は少々余計なお世話ではありますが、こんなに身も心も素敵(カンボジア寺子屋を建てたり社会貢献活動にも熱心ですよね!!)で美しい倉木さんなんですが何故か独身なんですよね( ゚Д゚)。

 昔、恋するハニカミ!という芸能人同士の疑似デート番組で倉木さんがイケメン俳優の溝端淳平氏にグイグイ迫ってて若干引いた(笑)記憶があるんですが、今はいい仲の男性はいるんですかね(*^^*)。

 ファンの方からすると倉木さんにはいつまでも独身の・・・僕らの麻衣ちゃんで!!と言いたいところなんでしょうが、倉木さんももう35歳。

 ビーイング系の大先輩の坂井泉水さんが生涯未婚のまま、あんな悲しい最期を迎えたことを私達は知ってますから、後継者の倉木さんには是非幸せになってほしいんです。そして是非素敵なお子さんに恵まれ、優秀な遺伝子を残していただきたいな・・・なんてことを思うんですよね。

 君想ふ。そんな倉木麻衣さんに是非是非大きな幸せをつかんでいただきたいな。そんなことを願った後で、今回はこの記事を締めさせていただきます('◇')ゞ

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