奇跡のバンド BUCK-TICK~刺さるコンテンツ(8-2)

 皆様おはようございます!TOSHIXXXです。

 欅坂46の久々のニューシングル「風に吹かれても」の発売が10月25日に決定しましたね( ^)o(^ )。先日彼女達の冠番組「欅って書けない?」で選抜発表も行われましたが、今回もホントに嬉しい21人全員選抜でございました( ;∀;)

 今までフロント(1列目)経験が無かった土生さん、石森さん、尾関さんが初フロントになり、これでめでたく21人全員がフロントを経験することとなりました( ^)o(^ )。

 え?この大競争時代に何ぬるいことやってんだですって?いいんです、この共産主義、あるいは江戸時代のような固定化&平等なところが欅坂の魅力なんです!!

 以前にもちらっとお話しした、心のバランスを崩して休養していた(まあアルバムが出たこともあるでしょうが)今泉さんの復帰を待つために夏はシングルを出さなかったんでしょうし、今回は彼女に負担が掛からないよう3列目まで彼女を下げていることにも運営さんの気遣いを感じます。

 欅坂46には総選挙なんていらない。競争なんていらない。歌は多少ダークでも、こういう優しさに溢れた雰囲気が最高なんです、魅力なんです!!

 まあこれ以上語ると欅坂46の記事になってしまうので(笑)この辺でやめときます。今日もBUCK-TICKです。今回はシングル&アルバム共にオリコン1位を獲得した最大のヒット作「悪の華」(1990年1月24日シングル、2月1日アルバム発売)を取り上げたいと思います( ^)o(^ )。

 

 

1.惡の華とは

 惡の華。この言葉は結構頻繁に使われます。古くはフランスの象徴派の詩人ボードレールの有名な詩集のタイトル。最近だとこのタイトルのアニメで人気作があるらしいですね( ゚Д゚)。

 しかし私にとっての悪の華といえばやはりこの作品。生まれて初めて聴いたBUCK-TICKの音源でもありました。

 前作「TABOO」発売後、ギターの今井さんの幻覚剤LSD使用発覚による約半年の活動休止がありましたが、それを乗り越え華々しく復活したのがシングル、アルバム同タイトルの「悪の華」だったのです!!

 

2.ここまでがあまり評価が高くなかった

 シングルもアルバムもオリコン1位。おまけに復活ライブの会場は東京ドーム。この時がBUCK-TICKの絶頂期でした。しかし、肝心のアルバムのクオリティは・・・。聴いたのは後ですが実際には先に出てた「TABOO」の方がよっぽど強烈でした。私も「惡の華」聴いて思いましたもん。音小っさ。後はボーカルの声、全然聞こえへんって(笑)。

 この次の「狂った太陽」から格段に音楽性が深まり、BUCK-TICKは現在につながる玄人好みのバンドに変貌していく訳なんですが、今度は人気が(非常に緩やかではありましたが)下降していきました(>_<)。

 ただ「狂った太陽」で悪の華の時のような売れ方をしてたら、果たしてこれだけ長く続けられてたかな~と思うんです。燃え尽きちゃうでしょ、普通。

 ルナシーなんかは正にその典型ですよね。傑作アルバム「MOTHER」がバカ売れして、評価とブレイクが同時期になってしまったため、結局その後活動は長くは続きませんでした。一応再結成ブームに乗って今復活してますけど(笑)。

 BUCK-TICK自体はそんなに売り上げとかを気にするバンドではありません。でもブレイクと評価がマッチしていなかった、言うなればワールドカップに出れなかったからこそ今も現役を続けるレジェンドカズさんみたいに、そこで昇華できなかったからこそ彼等はずっと活動を続けているんじゃないかなあと思ってしまいますね。まあこれは完全な推測ですけど。

 では今回も「悪の華」を全曲ミニ紹介していきましょう( ^)o(^ )

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3.「惡の華」全曲ミニ紹介

1.NATIONAL MEDIA BOYS

 高らかなファンファーレのような一曲目。作詞は今井さん。出だしは”超人は千年まで夢をみる 赤すぎる不眠症の月の下で”とまたしても意味不明です(笑)。

 この曲は今でも時々歌っていて最近では二年前に観に行った「或いはアナーキー」ツアーのアンコールでも披露されていました( ^)o(^ )。

 

2.幻の都

 中東の夜を思わせる一曲。今作ではそんな感じの曲がしばしば登場します。

 

3.LOVE ME

 音は軽いけれど基本ダークな歌が多い今作の中で異彩を放つ、超明るいPOPソング。この後発売されたリメイクベストアルバム「殺̪シの調べ」ではミディアム調になってましたが、ファンの中ではこの疾走感あふれるオリジナル版を推す声が圧倒的に多いです( ^)o(^ )

 

4.PLEASURE LAND

 星野英彦さん作曲のスローソング。眠ったまま空を漂うような浮遊感に囚われる一曲です。

 

5.MISTY BLUE

 妖しい男女の調べ。しかし前作の淫らで迫力ある「SEX FOR YOU」や「TABOO」とは比べようのないスカスカ感。残念です( ;∀;)

 

6.DIZZY MOON

 ヤガミトールさん作詞の一曲。正に「TABOO」に収録されていた6曲目と重なりますが、こちらも恐ろしく音が軽くなり、迫力が無くなってしまっています( ゚Д゚)。前はロンドンレコーディングで気合入りまくりで、「惡の華」の時はあんまり製作時間が取れなかったんですかね・・・。

 

7.SABBAT

 こちらも夜の中東を感じる、狂気に満ちた一曲です。

 

8.THE WORLD IS YOURS

 このアルバムの中では一番好きな曲です。次の「悪の華」につながる前の、何とも言えない胸の高まりを上手く表現できていると思います。落下する直前まで登っていくフリーフォール、あるいは第二次大戦前のベルエポックのつかの間の栄華といった感じですかね。

 

9.惡の華

 表題曲。”遊びはここで 終わりにしようぜ”の出だしでお馴染みの一曲。こちらの歌も時々モノマネやネタでよく芸人さんが歌っていますね( ^)o(^ )。

 

10.KISS ME GOOD-BYE

 ラストを飾る物悲しいバラード。ただどうも狙いすぎているというか、確かに切なさも感じるんですけど、何か彼等のモノにできていないなというもどかしさを感じてしまいます(>_<)。言うなれば彼等らしくない、借り物のような一曲。バラードやミディアム調の曲も次作の「狂った太陽」で確変しますが、またそれは後の機会に・・・。

 

 以上です。何か生まれて初めて聴いたBUCK-TICKのアルバムと言っておきながら、評価が低いですね(苦笑)。

 ただこのアルバムは昨年リマスター版が出て、かなり音の迫力は増した模様なんです。聴いた方はまた感想を教えてください( ^)o(^ )。では今日も一日頑張りましょう☀

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