「帰ってきた家売るオンナ」を観て

 皆様こんばんは、TOSHIXXXです。

 今週は仕事もトラブルが多く、宿舎でもモデムが動かなくなったり蟻が玄関に巣を作りその駆除をしたりと中々疲れました( ;∀;)なんか楽しみにしてた春ドラマも全部勢いがなくなってきたし・・・。そんな中、今夜は日テレで北川景子さん主演の「家売るオンナ」のスペシャル版が先ほどまで放送されてました。いや~、この停滞した今週の空気を清浄にしてくれる面白さでした!!今夜は早速そのドラマの感想をアップしたいと思います!!

 

 1.はじめに

    この作品は昨年の夏クール(2016.7~9月)に放送された日テレ水10ドラマです。脚本は現代のドラマ界最強の女性脚本家の大石静さん。見事に視聴率で昨年夏クール制覇を果たした話題作です。

 ガッキーの秋ドラの「逃げ恥」に話題をさらわれましたが、このドラマも北川景子さんが遂につかんだ代名詞ドラマと言われましたね!(^^)!

 私はこのドラマに劇ハマリで何度も録画を観ました。今も全話HDDに残っています。(ちなみに今回の春ドラマは1作品も録画を残していません)今の春ドラマは正直早く終わってほしいという感じなんですけど、このドラマは本当に終わってほしくなかった・・・。そんな数少ない作品です。

 

 2.神ってるキャスティング

 このドラマ、北川景子さん以外はそんなに豪華なキャストではありません。「貴族探偵」と一度比べてみてください(笑)。正直このメンバーでよく夏クールを制することができたなという感じです。でも主役の北川さん演じる三軒家真智が最高にはまっていました。クールな変人だけど根底に愛がある。初回は??でしたが、どんどん回を追うごとにぴったり役に馴染んでいきました。

 他にも仲村トオルさん、工藤阿須賀さん、イモトアヤコさんなど他のドラマではあまりお目にかかれないメンバーでしたが、このドラマに関してはそれぞれ他の俳優さんが演じることが考えられない位、見事にはまっていました。このキャスティングがドラマの大きな魅力の一つで、今回も懐かしの面々の登場に思わずニンマリしてしまいました!(^^)!

 

 3.格の違いを見せつける大石さん~今回も凄かった!!

 ホントに打ち切りになる前に、月9も大石さんに頭下げて一本書いてもらった方がいいですよ(笑)。今回も他の大多数の平凡な脚本家との差を嫌というほど見せつけてくれました、オリジナル作品でこのクオリティは正に神業!!

 今回は2時間ということもあって、鶴瓶さん、要潤さん、芦名星さんの家探しのエピソードが並行して進んでいきます。多分今の脚本家はこの中の1つのエピソードすら書けない人がほとんどだと思います( ゚Д゚)そして最後にそのエピソードが鶴瓶さんがアパートのオーナーになったことでピタッと綺麗につながります。それぞれ1話ずつでも充分なクオリティのエピソードを贅沢にぶっこんでくる。私には到底書けません(苦笑)

 思えば昨年の放送でも、1話に付き常にWエピソード(最後にそれがつながる)で大石さんは勝負してました。本当に引き出しが多く、アイデアが泉のように湧き出てくるんですね~。彼女は天才です!!

 同じ水10で今放送中の「母になる」の水橋さんも台詞や世界観とかは本当に素晴らしいし、私は好きなんですけど、いかんせんこのエピソード力というか1話辺りの話の濃さが全然「家売るオンナ」とは違いますね。例えば1の濃さのエピソードがあれば、「家売るオンナ」はそれを2回分使って1話作ってるのに対し、「母になる」はそれを薄めて2話分作っている感じがします。勿論どちらもうまいんですけど、1話辺りに込められた熱量の差が視聴率の差にもつながっている気がします。

 演出も東芝日曜劇場のように過剰ではないけどコミカル。でも今の月9のようにお茶らけている訳ではなく、シリアスな部分もある。本当にバランスのいい、奇跡のようなドラマだと思います。やはりドラマは脚本>キャスティングですよね!(^^)!

 

 あっという間の2時間でした。さすがにこれだけのクオリティのドラマ、パート2は難しいと思います。でも後もう一回くらいはスペシャル版でサンチーこと三軒家真智の家を売りまくる雄姿を観てみたいです!!では皆様明日からは休日、今夜も良い夢を☆彡

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